社長ブログ2012.02.17
ものづくりの街
秋葉原から御徒町方面に歩いていたら、何人かの人達が入って行くので気になった。
看板もないので何かと思い引き返して入ってみた。
そこはJR高架下に創った「ものづくりの街」だった。
ものづくりをテーマにしたショッピングモールのようなものである。
普通のモールとの大きな違いはここでしか買えない職人芸の品々がある事だ。
特定少数に向けた手間のかけた製品は魅力的である。
伝統工芸、革製品、生活雑貨、家具、バック等、50店舗ほどが集まっている。
私が中に入った店は手作りの革製品を手がけていた。
オーダーメイドで財布を製作してくれると聞いて驚いた。
革の種類から形作りやステッチの色まで選べる。
正にあつらえる製品作り、御用達である。
お客の好みを聞き取りながら、私には気が付かないアイデアを提案をしてくれてアッと思わせてくれたり、何とも言えない満足感が得られる。
これが御用達であると感じた。
10年近く使っている財布を一つしか持っていない私にとっては一発回答だった。
ブランド商品と比べると半値近く手作りの品々が安く買えるのでとても魅力的に映った。
この施設を手がけたのがJRの関連不動産会社だ。
エキュートで知られる駅なかショップを手始めに、商業店舗を得意とする会社だ。
今回の企画で高架下がオシャレなものづくりの街として生まれ変わった。
従来の店舗として貸し出すには立地的な条件が弱い為、本当に価値のあるプロモーションだと思う。
おまけにプレス効果もあって集客力もあるので、テナントにしてみれば立地を十分にカバーしていると言える。
私が購入した店の主人も言っていたが、家賃は少々高いが話題性があるし仕掛け方もセンスがあるので集客には困らないと言っていた。
要するに不特定多数を相手にする商売には難条件でも、特定少数ならば好条件に変わる訳だ。
正にこれからの時代のスタイルを見た感じがした。
面白いもので一ヶ月後に仕上がってくる財布が今から楽しみになっている。
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