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社長ブログ2012.03.02

京都のお茶屋

打ち合わせの最中だった。先方の方がひらめいた様な表情で語り出した。
それに私達は非常に興味を示した。
早速現地に行ってみようと段取りをその場でして外出した。
期待通りに早い!! 行動力と発想は予想を上回っていた。

今回の京都入りは私とクリエイターの2人で新規事業の打ち合わせにやってきた。
クリエイターのA氏の紹介で地元に顔の効く人物達とのブレストをセットしてもらっていた。
A氏は若いが非常にセンスのよい仕事をする。頭も良いしスピードもある。
そんな人物の紹介なので、いい仕事ができるのではないかと非常にワクワクしていた。

向かった先は祇園のお茶屋だった。
立地は申し分なく、世界中から実力者が集まる京都の文化に触れる最高の舞台だった。
かつては新選組や坂本龍馬らの歴史的人物達が遊んだお茶屋。
ここは舞妓さんや芸妓さんが、旦那衆を楽しませる高級な遊び場として知られている。
私の友人がかつて芸者遊びをしていたらしいので、根掘り葉掘り聞いてみた。
舞妓さんは若くに芸を習い座敷に出て旦那衆の相手をするのだが、要するに自分を売り込んで旦那さんに面倒をみてもらう事がよしとする世界のようだ。
友人も以前は儀式をして舞妓さんを迎えたらしい。
結婚の様な儀式らしいのだが、そうなると着物の襟が黒くなるそうだ。
旦那に身を任せた証だと言う。
しかし、そうなると大変なお金がかかるらしい。
四季の着物やら行事やらを全て旦那の財布から賄うのだ。
おまけに生活費や家賃までとなると相当な旦那じゃないともたない。
友人は約1年でお手上げだったようだ。ごめなさい、私が甘かったと…
よくもやったものである。
しかし、こういった凄い文化が今でも続いていて財界や政界の大物が遊んでいるのだ。
私を含めて価値の感じない人には到底理解出来ない世界である。
一度位は座敷でどんちゃん騒ぎも悪くないが。

世界に通用する京都の職人芸。
世界各国の実力者が京都に憧れる。
東京にはない凄みを感じた。

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