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社長ブログ2012.09.18

見極め

見極めをもらった。
随分と懐かしい言葉である。
18で車の免許を取得した際に教習所でこの見極めをもらって以来の響きであった。
暑さの続いた約二ヵ月、ようやく大型二輪の見極めをもらって教習所を卒業できたのだ。

見極める検定試験当日の受験者は大型二輪で私を含む3名であった。
走行順位は私が二番目で、一番がいかにもライダー風な30後半の男性で、
三番目が体力、技術に自信がなさそうな60前半の男性だった。
やはり検定当日は緊張する。
今日が最後にしたいと言う思いと、落ちたくない気持ちが錯綜する。
本番に強いタイプと弱いタイプがあると思うが、私はどちらかと言えば本番で失敗して
やり直しする経験はほとんど無かった。
数日前からイメージする念の入れようで、走行するコースをイメージしながら見極めを
もらっている自分をイメージをしていた。

しかし、当日の一番手のライダー風の男が最初のクランクでパイロンを倒して失格になった。
彼ほどの男が日常では絶対にしない失敗をしでかしたのだ。
恐らく緊張で体が硬くなったのだろう。
普段通りの力どころか、教習中では一度も失敗の無い経験を本番でしてしまう。

私の脳裏にもそのイメージが突然と入り込んでしまったかのようだった。
実際に私が最初のクランクではいつもの自分とは違っていた。
一瞬ヤバイと思ったが、気を取り直し瞬間的に巻き返したので無事通過出来た。
三番目の男性も見ていて明らかに最初のクランクで失敗するかに見えたが何とかクリアした。
やはり、一番手の男性の失敗が脳裏によぎってしまうのだろう。
結果から見ると、本番に強い三番手、本番に弱い一番手とタイプに分かれた。

翌日にハーレーの納車があった。
私は喜び勇んでバイクにまたがった。
その瞬間、右足ふくらはぎに激痛が走った。
マフラーに足が触れて火傷を負ってしまったのだ。
私は短パンだったのだ。
痛くて納車の喜びが何処かに飛んでしまった。
おまけに、車体が長いので車庫に入れるのも一苦労、扱い慣れてないので車体を倒しそうになる始末。
トロッコが坂道から転がり落ちるような、ほうほうのていの有様だった。

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