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社長ブログ2012.12.17

変わりたくない

会社の忘年会での事だった。
幹事が考案したゲームに参加している最中は全く気付かなかった。
このゲームは5〜6名で手作りの大きなトランプを自分の頭の上に掲げてポーカーをやる
というもので、自分のカードは見えない中、他のメンバーのカードを見比べて判断する。
自分のカードを変更したければ一度だけ交換できるというもの。

私は一回目のカードを変える気持ちにはならずに勝負にでたが、あえなく敗北を喫した。
次の出番でも周りのカードにそれほど強いのがなかったために、自分のカードの方が強い
だろうという想いがあった。
ここでも変更せずに勝負にでたが、あえなく敗北するありさま。
一方で13年度の新卒者(内定者)も参加していたのだが、彼女が二回ともグランプリに輝いた。
その時は引きが強い子だなと思っていたのだが、よく観察してみると彼女はカードを変更
しているのだ。
要するに、私の場合は現状のカードが強い、もしくは自分の考えが正しいと思い込んで、
自分は変えない変わりたくないと無意識で思っていた。
ところが彼女は違って、変化を自ら起こして能動的に動いたということが言える。

私は無意識で自分を変えたくないと思っていることにショックを受けた。
1回目のカードがどんなものか解らないのに、いいものと信じ込んで動かない自分だった。
動いた結果、今よりも悪くなるかも知れないし、良くなるかも知れないが、確率は1/2なのだ。
普通のポーカーは自分の手札が全部見えたうえで交換するが、
今回のゲームでは自分の手札は見えない。
参加者同士で変えない方がいいとか、変えた方がいいとかの言葉を投げ合って心理戦に
なるのだが、結局のところ変えない選択をする人の方が大勢を占めていた感じがする。
内定者の彼女はそこに躊躇がないのだろう。
少なくとも、無意識に変わりたくないという想いは存在していないと思う。
私は自分では変わりたくないという自覚がなかった。
まずはそこからスタートしようと思った。
変わりたくない場面を観察し、自覚を高めることからチャレンジしてみようと思う。

そうすれば意識的に変われる自分が創り出せるような気がしている。

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