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社長ブログ2013.03.18

学校の授業

毎月第一、第三水曜日に学校へ通い始めて2年が経った。
18時30分から21時まで世界経済の流れを学び、日本の新聞には
記事にされていない情報に触れることで、大局的に未来を予測し、
今後の経営に役立てる講義を受けている。
受講生は大半が50代後半の経営者で、独特のゆったりしたような雰囲気の中で学んでいる。

「藤原学校」藤原直哉先生の授業は独特の切り口で、危機を分析して未来を予測したり、
統計を用いて、現状の実態マーケットと、政府情報とのギャップを浮き彫りにすることで、真実からの
アプローチが可能となる一方でタイミングを測れるいい機会なのだ。
しかし、危機や恐怖を覚える受講生から見ると、悲観的な記事を抜粋し、危機感を助長する傾向は否めない。
ある年配経営者の受講生が先生にこんな事を言っていた。
「せっかく株が上がり始めて世間が盛りあがっているのに、先生がそんな否定的なことばかり言うのは
よろしくない」
私が見るにこの方は、やっと光が見えてこの先株が上がれば、わが社もきっと浮上できるとの切ない想いがあるのだろう。

先生は今度の相場は完全な売り抜け相場で、企業の実態に伴わない上昇ぶりで、
外人が買っているとは言うが、目の黒い外人が外国にファンドを創設し、外から介入しているに過ぎない。
その証拠になる資料も見せてくれた。要するに日本政府が演出した相場ということだ。
年配の経営者は黙ってしまい、以来姿が見えなくなってしまった。

私自身はこう考えている。
先生の否定的シナリオと、そこから生まれるチャンス、変化のタイミングを見計らってから、
勝負に出る局面とのバランスが必要だと思っている。

先日「80対20の法則」という本を読んだ。
ある業界全体の利益の80%は20%の企業が上げている。
顧客が享受する価値の80%は企業活動の20%から生まれる。自分の会社でその20%とは何か。
その20%にもっと力を注ぐことが出来ない理由は何か。

学校の授業でも同じことが言えそうだ。

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