社長ブログ2014.11.09
ラリー日本参戦 福岡-京都
今年でラリー日本参戦は二回目となる。
昨年は台湾で参加したが、国内では新しく車を購入しての初参加となった。
車はポルシェ911Sナロー、1969年式2000ccをこの日の為に調達した。
福岡から出発し京都までを4日間通して行われるイベントである。
初日は福岡の太宰府天満宮を出発点とし、広島まで約400キロの道のりを友人と2人交代で運転した。
コースは主催者が地域の魅力を感じてもらうべく、あえて高速道路よりも一般道を多く走るような設定になっている。
北九州から山口県までの里山の風景は、洗練された田舎の魅力を感じた。
野焼きした煙があちこちで立ち上がり、これが里山の風景と絶妙なコントラストになっている。
これは天然村付近でも見る事の出来ない、自然と人々が協調して創り出した素晴らしい田舎の風景だった。
2日目は広島から島根の出雲大社を経由して、鳥取県に入ったが気温が低い地域でスキー場があちこちに点在していた。
この時点で800キロを超えていたが、ポルシェは順調に走り続けていた。
しかし、3日目の神戸に向かう途中でアクシデントが突然起きたのだ。
山陽高速道路を走っていたら、突然アクセルが効かなくなり減速しはじめた。
まるで、ガス欠を起こしたような現象だった。
路肩に車を寄せて再びエンジンをかけるも全く駄目で、一台取り残された格好になってしまった。
早速、ラリーの洗礼を浴びてしまいクラッシックカーならではの苦い体験をしている。
ラリーのロードサービスに連絡したが、あちこちで故障や事故で対応しきれないと言う。
雨の影響もあるようだが、ここは焦っても仕方がないと諦め専属のメカニックに連絡して状況を説明した。
メカニックは先の休憩地点まで進んでいたので、戻ってきてもらい高速道路上で修理にあたってもらった。
原因は電気系統の部品が駄目になってしまったとの事。
この時点で途中リタイアが決定的となった。
まずは、神戸のホテルまでロードサービスで運び、そこで部品を調達して現地でメカニックによる修理を試みるつもりである。
だか、ここで修理困難な場合はゴールすること叶わず、棄権をしなくてはならなくなる。
今このブログをロードサービスで神戸まで向かう車中で書いているが、果たしてどんな結果が待ち受けてるかわからないが、クラッシックの社交の場で知り合いになった先輩方の話を聞く限りでは、この世界はまだまだ奥が深いようである。
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