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社長ブログ2015.09.13

罰金の仕組み

錦糸町駅から徒歩5分ほどの場所に警視庁の交通違反赤切符専用窓口がある。

先月、大井競馬場駅近くの警視庁交通費係にて70キロオーバーで赤切符を切られた。
それを持って指定された日時に訪れた。

この日から免許停止だと覚悟していたが、意外にも罰金を確定する略式裁判をする日だったのだ。
行政処分はまた別日程での手続きがある事をその日に知った。

この罰金を確定させるまで様々なプロセスがあるので半ば呆れてしまった。
最初にオービスの写真を再確認された。
「これは間違いなくあなたですね」
はい、私でございます。間違いありません。
この前も確認して、こちらに伺ったわけですから今更私ではないと言い張るわけにもいきませんよね。
私は皮肉を込めながら薄笑いを投げかけた。

すると、目の焦点が合っていない担当官は調書の一部を取り上げて、これはおかしいのでもう一度確認したいと言った。
これに記載のある、無意識にスピードを出したとあるが、これだと裁判官に印象が悪い。
何故なら、速度表示を見落としているのが明らかなので、無意識というのはよくないから訂正しましょうと言ってきた。

ご丁寧に訂正してくれるらしいと思った。
しかし、よくよく考えてみると無意識だった場合には判決が出しにくいのではないかと思った。
あくまでも、法定速度を認識している上で、急いでいたので速度超過をしてしまった。という自覚のもとで略式裁判をしたいらしい。
私は時間が長引く方が嫌だったので、すんなり彼のシナリオに同意した。

これで終わると思っていたら、次に裁判担当職員の面談があると言う。
実際の裁判と違い、略式なので裁判官に会うわけでなく、担当者と事実関係を確認した上で罰金の金額を言い渡して納付する算段らしい。

担当者と面会すると70キロ超過なので、最高額の10万円になるだろうと言われた。

これまで要した時間は3時間、待っている時間が大半で何の為にこんな儀式のような事をやっているのだろうか怒りが湧いてきた。

最初から罰金は10万円になるからいついつまでに払えとか、行政処分と同時にやれば済む事なのに、わざわざ面倒なプロセスの仕組みになっている。

例えオービスで顔が隠れていたとしても身体の一部が写っていれば、現代の技術からすれば容易に本人だと認識出来ると、担当者は豪語していたのだ。

まるで遠山の金さんの如く、桜吹雪を披露すれば全て解決、言い逃れは出来ないはずである。
もはや、税の無駄遣いとしか言いようがない。

結局、免停の期間が何日になるのかは解らず仕舞い。
御達しがある迄は運転出来るが、所詮は先延ばしに過ぎず、早くお裁きをして貰いたいものだ。

こちらは実質2ヶ月は覚悟している。
せっかくの秋のシーズン、バイク乗りは棒にふることになりそうだ。

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