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社長ブログ2017.01.15

社員の結婚式

そこは30年ぶりに訪れた場所だった。
私が初めて友人の結婚式に出席した人生初の式場である。

イコムの女性社員Sが入社2年目の早さで愛でたく結婚した。
お相手は地域の金融機関で年齢も同じ、若いカップルとその友人がもたらす若さのエネルギーを感じさせる披露宴だった。
友人関係を含めると120名ほどのたくさんの人達が祝福してくれていた。

ここ2、3年で女性社員の結婚式に出席する機会が度々あった。
婚姻後まもなくして、ご主人の転勤でマレーシアに行ってしまったり、九州の宮崎へと離れて行ったことから、私は女性社員の結婚に対して少し複雑な気持ちを持っていた。
また、出産のために産休に入っている女性社員も2人いる。

今回の披露宴で主賓の挨拶をさせていただいたが、正直な私の気持ちを含めた内容の話しをした。
Sから話しを聞いていたことは、主婦の役割を夫にやってもらうことを想定していて、それとなく夫にも話しをしていると言うことだった。
また、結婚に至った経緯も事前に聞いていたことが、果たしてどこまで事実なのかを新郎から直接聞きたかった。

私は挨拶の途中で新郎にヒアリングした。
ある日、何となくブライダルフェアがやっているので、車を見るような軽い感じで行って見たら、何とその場で挙式が決まったとSから聞きましたがそれは本当ですか?
すると、新郎は苦々しく決断せずに居られない雰囲気にのまれてしまいました。と正直に答えてくれた。
やはり、Sが描いていた策略にまんまとハマった格好になったわけだ。
さすがにそこはスピーチにはしなかったが、新郎の苦々しい顔が印象的だった。

また、主婦の役割を担う話しを振ってみたが、それはゼロではないです。と言うにとどまった。
それはそうだろうと後から思った。
仮にも私が主婦の役割を果たしますなど宣言したら、ご両親もそうだが勤務先の方々にも面目丸つぶれになるだろう。

披露宴で気になったのは、写真をやたらとたくさん撮るシーンがあったことだ。
新郎新婦と一緒に写ろうと次から次へとスマホを持ってやってくる。
新郎が汗をにじませながら作り笑いをしている姿に違和感を持った。

恒例の両親への手紙はメインイベントで、新婦が涙を見せるシーンはやはり感動的だった。
新婦の父親は涙を見せることはなかったが、私が逆の立場だったらどうなってしまうかと想像するに、それは娘に初めて涙を見せる場面になり、号泣して周りなど気にせず子供のように声を上げてしまうだろう。

今年も新たに挙式の知らせが届くかも知れない。
次は誰だろう。
M16の情報筋からある人物の名前が上がっている。

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