社長ブログ2017.07.23
GSIX
銀座最大の商業施設として、鳴り物入りでオープンして3カ月になるギンザシックスを訪れた。
入り口から広がる吹き抜けは最上階へとつらぬいていた。
ゴージャスな印象だが、表参道ヒルズのそれとは異なり経路がやや複雑だった。
全体で6フロアからなるが広さは断然GSIXが上回っていた。
30代から40代前半のセンスのいい大人の女性をターゲットに絞っただけあって、すれ違う度によろしからぬ欲を捨てるのに苦労していた。
それは流行を知った、ここでしか手に入らない最高のクオリティを求め、颯爽と歩く姿に自然と目が止まるのは致し方ないだろう。
一方で、相変わらず目につく中国人はここでも目立っていた。
あるショップで見た光景が彼らを象徴していた。
おもむろにバックから取り出したのは札束だった。
二束から数十枚数えながらお会計する姿は、ドヤ顔そのもので存在感を示すには十分過ぎていた。
それはまるで平成のバブル期に歌舞伎町で飲み屋をはしごする地上げ屋の姿のようだった。
そろそろ、中国人も次のステージに行ってもらいたいものだ。
最上階にある蔦屋書店は圧巻で、アートにあふれた空間はまさに異次元、これほどの広さとクオリティを備えた空間は、そこにいるだけでルーブル美術館を凌ぐかの印象を受けた。
同じフロアには多様性に富んだレストランが広がっていた。
特に目を引いたのが、カウンタースタイルで軒を連ねるのれん街、銀座大食堂だ。
大ホールには、日本各地から集まった選りすぐりの銘店、独創的な創作料理は日本の食、文化、エンタテインメントが一堂に会していた。
そこには、談笑する人々で賑わっていた。
何と豊かなんだろうと思った。
これだけのクオリティを揃えた食の空間が世界であるだろうか。
本当に日本は豊かな時代なんだとつくづく感じた。
銀座から有楽町、そして丸の内までの地下を含めたレストランの密度は間違いなく世界一だろう。
明日から毎日一件づつ食べ歩いても生きている間には到達しそうにない。
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