社長ブログ2017.09.10
魚は水が見えない
水の中にいる魚は水が見えない。
本人自身(自分・自己)が誰よりもよく見えていない。
つまり、他人はよく見えるが自分は見えないという例えになる。
それをゴルフで垣間見ることになった。
6番ホールを終えた時には意を決していた。
まったく思った方向に飛ばないばかりか、ボールをコントロール出来る感じがしなかった。
30年近くプレーしているが、スコアはいつも100をうろちょろ、月に1回やるかやらないペースなので、スコアもそれなりなのは当然かも知れない。
とはいえ、一緒にラウンドするメンバーの上達ぶりを見るにつけ触発される。
どこがどう駄目なのか、頭では理解していても本質は自分ではまったく掴めていないのだ。
その場で電話したのはライザップだった。
一緒にラウンドしている仲間から非常に評判がいいと聞いた。
ライザップゴルフの担当者と繋がりレッスンの申込について聞いてみた。
すると、今月は予約がいっぱいで来月にならないと空きがないという。
ダイエットと同様、目標にコミットとして、ダイアリーとスケジュールを管理、マネージメントする手法は変わらないようだ。
要するに劇的に上達する方法などなく、日々のコツコツしたトレーニングが成果となるのは間違いないようだ。
ライザップが課題に基づいたメニューを組み、実際はゴルフ練習場でスイングをチェックしたり、自宅で素振りを何回するといったフィードバックをスマホでやり取りするようだ。
人は誰かに指示されたり、命令を受けて受動的に決められたらメニューを淡々にこなす方が、慣れているし楽なのかも知れない。
ゴルフのスイングを一つとっても、軌道すら見えないないし、身体の動きすらよく把握しきれないでいる。
従って、第三者に従属的になった方が己を知れて、それに沿ったプランを提供してくれるので、上達も早くなるだろう。
頑なに自己流を貫いても、そもそも自己流がどうなっているかも、はなはだ怪しい限りである。
ライザップは、ダイエットや肉体改造など、結果がわかりやすいので、もはやアクション管理を売りにしたブランディングが浸透しているのだろう。
そこには、人の心理をうまく取り入れた仕組みになっているのがわかる。
学習塾にもその傾向が現れている。
従来の授業形態とは異なり、自習形式で個々が学習塾で自習をしにくるようで、それを管理するだけのシンプルな仕組みになっている。
これも易きに流れないための歯止めとして指示されているようだ。
今回のテーマは、プロセスを管理してもらうより、自分を知るために観察をするプロセスの機会にあるので、自分のスイングや身体の使い方がどうなっているかを自覚し、それをどのように修正するのがベストなのか、まず己を知る作業が今の課題で優先順位は高い。
魚は水が見えない。
このテーマはゴルフに限らず、仕事やプライベートの様々な場面で永遠に続くテーマなのかもしれない。
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