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社長ブログ2021.06.06

融資

不動産担保ローンの広告が目立ってきた。
山手線の電子広告を見ていると、各社が競うように融資のプロモーションをしている。

このタイミングで仕掛けているのは、政府系金融機関の融資や、保証協会付きの民間金融機関の融資など、与信が厳しくなっているせいではないか。

コロナ関連の緊急的な融資が一巡して、これまでは無担保無保証人の融資条件だったと同時に、据え置き期間の満了を見据えた戦略だろう。

この流れを見るといよいよ不動産も潮目が変わってくるのではないだろうか。
基本的には、不動産担保ローン専門会社の不動産担保掛け目は厳しく、与信よりも担保を重視するのは、返済が難しい場合でも不動産を売却して回収出来る見込度が高いからである。

彼らが動き始めてからまもなくは影響はないが、しばらくすると、売りが売りを呼んで不良債権が積み上がることになる。
まさに、96年のバブル崩壊時の住専問題の再来が蘇る。

今年の秋から来春に向けて要注意である。

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