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社長ブログ2023.01.29

美味い店

赤坂の料理屋に30名ほどが集まって新年会をやった。

関西出身の人や全国赴任した方々の話を聞くうちに、郷土料理の美味い店の話になった。

名古屋ならあそこの鰻屋が美味い、福岡の鮨屋はあそこで、大阪の鉄板焼きはここで、札幌の鍋はここがいいなど、もろもろオススメの店が出揃っていた。

早川さんは何が食べたいかと聞かれたので、名古屋キッチンリボンのシャトーを鉄板焼きで食べるのもいいし、札幌の鮨一幸でいっぱいやるのもいいが、1番大好きなカレーがいいと言った。
そこで、岡山のナッパが格段に美味しいと話してみたら、皆んな食いついてきた。

もともと大阪でやっていたスパイス系カレー店を地元の岡山へ移り営業している。
そこは町外れの住宅地の奥地で丘の上の誰も人通りのない場所にあった。
その日はあいにくの雨だったので、余裕で入れるかと思ったら何と行列が出来ているので驚愕した思い出がある。

2時間近く待った後に食したカレーに涙したことを鮮明に記憶している。
飛行機とレンタカーで来た甲斐があると実感した。

厨房は店主1人で切り盛りしていて、カレーに命をかけてきた風格を感じる。
試行錯誤しながら今に行き着いたようで、一杯しか食べれたかった事が残念でたまらなかった。

やはり、店主自ら試行錯誤して考案したメニューを心を込めて調理したものは、他に変えが効かないようだ。

最後の晩餐はきっぱりとナッパのカレーだと断言できる。
そんな話を仲間にしてみたが、実際に行くのは誰1人としていないだろう。

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