社長ブログ2023.02.19
見ざる、言わざる、聞かざる
それはお会計を済ませた後にわかった。
鮭のランチを注文したつもりだったが、単品の別の鮭料理が出ていたことにハッキリとした認識がなかった。
確かに注文した時には、「鮭」とだけ言って注文したこちらのミスだと思ったが、倍の料金になっていて確実に被害者の意識になっていたようだ。
翌日に新橋駅からタクシーに乗り込み、六本木へと伝えた。
ところが、神谷町経由で六本木へ向かっていて、かなり遠回りしていることに腹立たしい思いをした。
なぜ、2日続けてこのような事が起こるのだろうかと考えてみた。
レストランの注文でも、ドライバーへ行き先を伝えるにも、きちんと話をしていない事に気づいた。
ちゃんとに、ランチの鮭をください、六本木ミッドタウンまでお願いします、ときちんと話す事で双方の行き違いを解消することになる。
美術教室に通ってみると、いかにきちんと見ていないか思い知った。
デッサンをしてもそうだが、普段街を歩いていても、これまで見過ごしていた事に気づいた。
横断歩道の信号に赤と緑の人の絵があるが、帽子をかぶっていた事に気づいた。
一次が万事、見えている世界より見過ごしている世界の方が大きいようである。
人の話を聞いていないのは、よく言われているし自覚があると思っている。
タンゴでも音楽のリズムに合わせてステップするが、即興の場合には次にどんなステップをしようかと考えてしまい、音楽を聞いていない場合が少なくない。
このように、見ざる、言わざる、聞かざる、でよくぞここまで生きてこられたかと、不思議に思うと同時に伸びしろを感じている。
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