社長ブログ2023.04.30
ごちゃ混ぜ
バンドネオンとバイオリン、そしてピアノの生演奏の中で社交の場の物語が始まった。
アルゼンチンタンゴには欠かせないバンドネオンは、アコーディオンに似たような形であるが、音色が全く違って怒りや悲しみの感情をストレートに表現できる楽器である。
生演奏をバックに気持ち良さそうに踊っている女性がいる。
男性のリードが全てに影響を受ける女性にとって、上級者の男性と踊りたいのが彼女たちの心境だという解釈がある。
今回は思い切って上級者の女性を積極的に誘ってみるつもりでいた。
2年目の新参者がベテランの女性を誘うのに躊躇う気持ちが先行して、前回は誘う勇気が出ずに尻込みしてしまった。
何度となくアクションを試みようとしたが、上級者の男性に先を越されて見送るシーンが続いていた。
タイミングを逃しているのは、自信の無さのを表しているようだ。
実際には経験値が高い女性の方が踊りやすく、逆に経験値が低い女性とは踊りにくいものである。
しかし、解釈がマインドを創り出して、自分には不釣り合いだと、ごちゃ混ぜにしているのが現実なのだ。
上級者のHさんと踊ってみると、彼女が最後に楽しかったと言ってくれて嬉しかった。
そんなに難しいステップを駆使しなくとも、音楽に合わせたリズムであれば、基礎的なステップでも充分に通用するとわかった。
実際にある事と、解釈がごちゃ混ぜになっているケースは日常茶飯時のようだ。
ご相談・ご質問等ございましたら、
お気軽にお問い合わせください。