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社長ブログ2023.05.07

東京都美術館でマティスの絵を鑑賞した。
ゴールデンウィーク真っ只中にもかかわらず、多くの人が集まっていた。
線の描き方、コントラストの強弱など、美術教室で学んでいることを観察していたが、線だけで描いた表現力のある作品を見た時には、そんなものをはるかに超えた天賦の才を感じた。

美術館を出て素晴らしい天気の中を歩いて帰っていた。
日差しが強く少し汗ばむ陽気だった。
日比谷公園に差し掛かると、フードフェスが開催していたので大混雑に紛れて入ってみた。
歩くのもやっとの人混みの中で、焼牡蠣の屋台が人気らしく大行列になっていた。
暑さが増してきたが、大行列の最後尾に並んで待つ事約30分、ようやく牡蠣を手にして飲み干してしまったビールを捨て、ハイボールと共にいただいた。
見た目から嫌な感じがしたが、あれだけ並んで待った甲斐がこれほどないとは、ただただ虚しさだけがあった。

気分を変えてA5牛ハラミ串の屋台へ移動してみたが、これもハズレで焼き鳥、いくら丼、ケバブと全て期待を裏切るものとなった。

何故、このクオリティでこんなにも大混雑するのだろうか?
疑問に思って友人に話すと、お祭り気分の雰囲気を体験したいのではないかと分析していた。
そして、若い人や子供連れの家族ならいざ知らず、この歳になってフードフェスはないだろうと言われて納得した。
もう2度と来ることはないだろうと心に決めた。

稀代の芸術家の美のひらめきとは、遠くかけ離れた世界が幻のように思えた。

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