社長ブログ2013.12.15
究極の食事
これほどの価値を感じた店が他にあっただろうか。
料理は抜群の美味さで、間違いなくこれまで行った店の中で三本の指に入る。
素材で勝負する店は、鮮度が一番なので、料理人の技術だけではどうにもならない
ものがある。
しかし、丹念に仕事をする料理とは正にこの事だと認識させられたのだ。
素材に手を加え熟成させる。
この手間をかけると、鮮度がいい素材よりも美味しくなる。
寿司のネタでもそうだが、何日か寝かせた方が旨味が出るのと同じだ。
調味料の醤油などは手作りで、三年熟成させたものを使っている。
これだけで、酒のあてに出来る位だ。
胡麻も燻製にしている。
ほとんどの口に入るものを燻製にしているのだ。
赤坂の裏路地から更に奥に入った地下にある。
典型的な隠れ家レストランである。
その名も「燻」
燻製にこだわった由来からである。
洋食をイメージした通り、カウンターバーの設えになっていた。
カウンターからは多数の洋酒が並んでいた。
メニューは無い。
飲みものも含めて全てお任せなのだ。
ここの素晴らしいところの一つに、食べものに合ったお酒がセットで出てくる事だ。
シャンパンから赤、白ワイン、日本酒、古酒、ウイスキー、カクテル、焼酎など、
世界各地を回って現地で試飲したものを取り入れている。
そんなわけで、お酒が飲めないと価値が半減してしまう。
前菜の次にきたのは何と鮨だった。
握りが出るとは驚きで、次々に出てくる料理が和と洋を熟成させた、度肝を抜く美味さをこれでもかと、言わんばかりに出てくる。
おまけに、抜群の相性の白ワインや古酒だったりと、絶妙な組み合わせで楽しませてくれる。
これが、他の店には無い発想で、店主の卓越したプロデュースである。
店主は全てオリジナルで、どこかで修行した経験は無く、独自の発想と開発で培った技術だというのに驚愕した。
確かに既成概念ない発想の調理であり、野菜、魚や肉、スープ、刺身、締めのオムライス、
デザートのショコラ、どれを取っても他では食せない、芸術的な域までの食を味わえる。
お会計は一人3万円超するが、それでもコスパは高く感じられる店であった。
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