社長ブログ2014.04.27
車の注文
携帯電話に着信記録があった。
登録されていないので誰かと思ってかけてみたら、テスラ社の業務担当者が出た。
今年の初めに話題の電気自動車を注文していたのだ。
従来の自動車をディーラーで買う手法とは全く異なり、まず紙の契約関係書類がないのだ。
全てWebでのコミニケーションで完結する。
テスラ社のサイトにマイページがあり、そこから車種、色、シート、各オプションを決定するのだ。
私の場合、あまり感心がないか無意識にオプションを何も注文していなかった。
電話の要件はオプションを何も選択していなかったので、本当にいいのでしょうか?と言った感じの内容だった。
私のようなオプションを一つも選択してない人はいないらしく、心配になって連絡してくれたようだ。
私は一瞬驚いて、最低限のオプションを付けないと車の価値が整わないと受け取った。
車の事が詳しくないので、直接説明を聞いた方が良いと思い後日、テスラ社に伺う事になった。
テスラ社に行くと展示車を見学する人、試乗車に乗りに来ている人達で賑わっていた。
私は二階に通されて、Webを前にして担当者から説明を聞きながら、オプションをどうするのか選択する機会を得た。
すると、これがないとこれだけ不便になるとか、これだけは付けないと後になって不充する感じのフィーリングを感じたので、これもあれもと選択すると、仕上がりのお会計があっという間に大台を大幅に超えてしまっていた。
なんだよ、そんな事だったら最初から標準装備になってた方がいいじゃんかと思ったが、あとの祭りである。
普通のディーラーと決定的に違うのはこの辺りである。
テスラ社の担当者はお客の懐事情をあまり気にしない。
あれやこれやで、お代は締めてこの位になります的なコミニケーションが無いのだ。
Webの画面から自動的に計算された合計を確認して、OKのボタンを押すだけのプロセスなので、実に呆気なく事が進む感じなのだ。
私はちょっと待って下さいと言って、OKの画面から前に戻りオプションの選択を更に吟味した。
無駄なものを削るのはないかチェックするためだ。
これは要らないか、いや必要だろう、担当者を横にして迷っていた。
中にはドアミラーが手動になり、今の車よりも不便になってしまったりする。
結局、車の価値バランスを考えて必要なものを残しての判断をした。
Webからの契約手続きの良い点はマイページから主体的に選択出来る一方で、今回のような確認作業を怠ると、顧客の満足度を損なう事にもなると思った。
当初の私の選択では確実に後悔する事になっていただけに、アナログ作業と平行して必要性を感じた。
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