社長ブログ2014.10.19
よく食べる男
すっぽん料理の締めに納豆うどんを食べた。
すっぽんの出汁に納豆を混ぜる、珍しい料理は初めてのチャレンジだったが、やや辛口の汁と納豆が絶妙にマッチしていて美味しかった。
浅草観音裏にある「魚がし」は老舗でフグがメインの店だ。
その後、バーで軽く飲もうと思いきや、一緒にいたK氏はいきなり言い放った。
餃子が食べたいと。
魚がしの店主にこの辺りで美味い餃子を食べさせる店を訪ねると、道を挟んだすぐ近くの中華店を紹介してくれた。
もう一人のM氏は食事を意図的に制限している最中だったが、店に入り三人で餃子3皿に腸詰をつまみに加えて、レモンサワーを注文した。
すっぽんの店主が紹介するだけの餃子であって、一つが小粒ながら薄皮でパリッと美味かった。
するとK氏は餃子4皿を追加注文した。
それもペロッと平らげた上にチャーハンを注文したのだ。
私はあまりの食欲に驚愕してしまった。
すっぽん鍋を食した後にアフターで中華店へ、締めが餃子にチャーハンなんて、聞いた事がない。
一方で、M氏は終始抑え気味に徹していた。
本来はK氏と互角、いやそれ以上の大食漢である。
しかし、背に腹は変えられず、既に糖尿病が要因して、目にきているのだ。
散々やりたい放題やってきたツケが回ってきたのだ。
彼の本来の実力ならば、あの中華店を出てから焼肉を食べるくらいは朝飯前だっただろう。
あれから一月後に三人でランチをした。
神保町にある中華料理店「新世界菜館」が舞台となった。
ここの餃子は一つが大きく、もっちり感ある皮にジューシーな肉汁に定評がある。
これを6個に、中華丼大盛りは私とM氏が注文し、K氏は上海焼きそばの大盛りを注文した。
私とK氏が大盛りを注文したので、M氏は抑え切る事叶わず、しかも早々と完食。
一方で、私はかなりの量にほとほと参っていた。
結局、3分の1を残してギブアップしてしまった。
すると、K氏はすかさず私の方へ目を向けると、私が残した中華丼を食べたいと申し出ると、あっという間に完食してしまった。
K氏は飯を食べている時、普段仕事で見せる事のない表情を現す。
子供が腹が減って美味しい晩御飯にありつけた時のような、純粋無垢な満面な笑顔でムシャムシャ食べる姿は、見ていて気持ちがいい。
でも、飯がたくさん食べられる事は決してマイナス要因だけではないだろう。
M氏のような病の方は別にしても、その分、運動でカバーするなど、バランスを取れば年を重ねるごとに食欲が減退することを考えれば、K氏のような満面な笑みを浮かべながら食べる食事は一緒にいても清々しい感じを受ける。
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