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社長ブログ2015.10.04

新潟視察

新潟に入るのは何十年振りになるだろうか。
関越自動車道から湯沢に入ると景色の変わり様に驚いた。

都心並の高層ビルがそびえ立ち、至る所にリゾートホテルやマンションが立ち並んでいた。
スキー人口は減っていると聞いていたが、このエリアは別格なのかも知れない。
山々がすごい数の箱物で埋め尽くされていた。

その様は自然の地に突如出現した不気味なエリアに映った。

今回の目的は鰻の養殖システムを視察するため、あるメーカー企業に訪問した。
当社のアクアポニックスで育成する鰻を確かめるため、現実現場を見にやってきた。

目的地まで車で約3時間の道のり、社員Oと同行しながら車中で面白い話になった。

当社の女性社員4人がここ1年間で結婚した。
Oは彼女たちを観察していると、新婚とは思えない暮らし振りをしているという。
ご主人とはほどほどの距離感が心地よいとか、一緒に過ごす時間があまりない日を過ごしているとか、男性社員を誘ってカラオケや飲みに行き旦那は家で待っているとか、新婚の雰囲気が微塵も感じらない事に、驚きを超えて大声で笑ってしまった。
車中では、その話題で持ちきりとなり、ついには問題解決モードまでに発展し、まるで夫婦間に危機が迫っているかのごとく、解決策を模索するまでになっていた。

塩沢インターで降りてから十日町までの道中に南魚沼町にある棚田風景を見る事が出来た。
そこは、まさにブランド米の価値に値するものだった。
山間の棚田には自然界からの山水が稲の栄養素となり、黄金色に輝く稲に穂がたわわに実って
いるのがはっきりとわかる。
素晴らしい景色と出会うことが出来て嬉しかった。

現地に着くと廃校を利用したオフィスに通された。
この付近は豪雪地域のため、建物の基礎が高く玄関を階段で登る家も点在していた。
これからの季節は全く違った景色になると共に、スキーのお客さんが増える事で地域にも活気が出てくるのだろう。

担当者の方に案内されて研究所に向かった。
そこは、製造業として洗練された空間があった。
そして、鰻がたくさん育っていた。
およそ1トンの水槽に500匹が成長している計算になる。

この仕組を天然村のアクアポニックスと融合する事で、野菜と鰻が同時に収穫出来るようになる。
そして、これを実際の事業に従事する地域の組織や、ベンチャーを創出し共に地域の産業に育成して地域再活性化を実現する。
このモデルを全国の地方へ波及させることで地方創生を果していくのがヴィジョンである。

今回の新潟視察をきっかけに連携する方々と共に改善を繰り返し、着実に積み重ねる事で成し遂げて行きたいと考えている。

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