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社長ブログ2015.10.18

近いところに成功なし

昨年来にマレーシアを訪れた。
投資の案件で現地法人が約束を履行しないばかりか、預けていた資産を使い込んでしまったようで、今後の対応を確かめることが目的だった。

クアラルンプールに到着するとヘイズの影響で灰色の空が広がっていた。
数週間前まではもっとひどかったらしく、環境を破壊しながら進める都市化もここまでくると地球規模で危機を感じてしまう。

翌日には先方からの状況説明があり彼らのオフィスに向かった。
私の他にも10名ほどの日本人がいらしていた。
通訳を介した説明があったが、彼らの様子を観察しているとそのギャップを埋め難く、額面通り受け取る訳には行かなかった。

その日は時間の関係で途中で終わってしまい、2日後に質疑応答を含めた場がセットされた。

話しを煮詰めていくと彼らの法人は清算する手続きに入っているとのこと。
つまり、店じまいすると言っているのだ。
従って、全てはパーになる。
しかし、彼らはそのままおじゃんにする気はなく代替案を出してきた。

私はその案はまったく期待していない。
投資の損失ならいざ知らず、預けていた資産を使い込んでパーになりました。
次はこの案で何とかしますからと説明されても納得出来るものではない。

翻って考えれば、投資効率がよくリスクの少ないものなど存在するはずもなく、国がバックアップしているから安心して投資を促すようなふれこみも、そもそも鵜呑みにする方が悪いのだ。

要するに近いところに結果を求めたツケということになる。
ビジネスも投資も近いところには大きな運も成功もないのを知っていながら、その罠にハマってしまった自分を恥じている。

特に顕著なのが私どもの扱う不動産だ。
近いところで商売すると必ず失敗する。
近くのリターンよりも遠くのリターンを得る方が絶対に永続的に成功するのだ。

今回セットしていただいた現地の日本人の方にせっかくの機会ということで、近くのランカウイ島に案内してもらった。

高温多湿な環境ながらも、ジャングルの中にあるホテルへ案内された時にはそのスケールの大きさに感激した。
もはや、大自然の中にあるオアシスと言った感じで、ハワイやサンフランシスコで見るようなビーチからのアングルとは一線を画している。

このホテルはジャングルをむやみに破壊することなく、森と共生するように作られているので、部屋にいながらも野生の動物たちがわんさかと鑑賞でき、空気はミネラルをたっぷりと含み、他の地域では決して味わう事がない大自然の恩恵を享受できる。

ジャングルに囲まれた空間で耳を澄ますとあちこちから、野鳥や虫の声が聞こえてきて、彼らは時間帯によって登場するメンバーが変わってくる。

そして、ビーチに出ればエメラルドグリーンの海が広がっている。

次回はゆっくりとランカウイ島を訪れたいと思った。

この島、この空間でさえ、近いところに成功はないはずで、長期的な自然と調和した環境作りや、それを演出する建築物はジャングル一色だった頃には遠かったはずである。

この度のマレーシアでは様々な視点から、近いところには大きな運も成功もない事を実感した。

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