社長ブログ2015.11.08
訪日ブーム
上野アメ横は活況を呈していた。
何十年ぶりに訪れたきっかけは、以前友人から紹介された韓国のエンジニアA氏が日本に来る事になりリクエストに応えた格好になった。
本当に久しぶりだったので、雰囲気は変わってなかったが、改めて気付いたことや、新しい発見があった。
まず魚屋の店員がアメリカ人で、満面の笑みを浮かべ流暢な日本語で親しげに語りかけてきたので思わずのけぞってしまい、そのノリについて行けなかった。
ケバブの店も幾つかあり、売り手も外国人なら買い手も外国人という、昔とは違う景色は結構新鮮に感じた。
A氏もこの賑わいに混ざりながらもキョロキョロと色んな店を探索していた。
特に侍傘なるものが目を引いて買っていた。
刀の柄を傘の取っ手に使ったもので、私のお腹を突き刺す真似をして遊んでいた。ブランドの靴やバックもあちこちで安く売っているので、イミテーションかと聞かれるくらい国の文化の違いを感じた。
また、干し貝柱があちこちの店先に並んでいたが、あんなに高価なものとは知らなかった。
ひと袋で3000円位するのでびっくりした。
A氏は2袋買うと一つ開けて歩きながら食べていた。
すると、築地銀ダコの店に入り、たこ焼きとクロたい焼きをすごい勢いで食べていた。
品質も韓国とは一味違うようである。
御徒町から秋葉原に歩く途中でB級グルメで優良店が集まったエリアがあった。
すると、それを見たA氏は急ぎ足で勝浦担々麺のブースに向かっていた。
まぁ、よく間食する男だと思った私は一切間食が嫌いなので、半ば呆れて見ていた。
甘いものが好きだと聞いていたので、この際もっと食わせてやろうと意地悪な魂胆が芽生えてしまった。
これも私の悪い癖である。
どら焼きの店を見つけるとわざと食べるか聞いてみた。
すると並び始めてショーケースをじっと見つめていたので笑ってしまった。
こうなったらと思い、カレーの店や弁当の店に連れて行き、これもあれも美味いから食ってみるかと追い打ちをかけた。
すると薄笑いを浮かべ、もうここはいいから秋葉原に行きたいと言う。
彼はライフルや拳銃の玩具のコレクションが趣味らしい。
歩きながらメイドカフェの女の子を見るや驚きの表情、おまけにカードがギッシリと詰まった店ではじっくり見る場面もあり、こいつはオタクかも知れないとその時思った。
私も初めて見る光景に引いてしまった。
オタクの村とはよく言ったもので、秋葉原の一部のエリアはオタクでごった返していた。
見る男性みんながオタクと化していた。
ずいぶん歩いたのでA氏もだんだん無口になってきた。
冗談で築地市場でも見学して、少し鮨でもつまんで帰りますかと聞いたら、ニッコリ笑って行きましょうと返された。
どこまで食うやつかと思うも、すしざんまいに入り注文する際に生魚は食べられない事が発覚。仕方がないので、炙りものや天ぷらを注文した。
店を出て直ぐの場所でマグロの焼き串が売っていたのを見ると早速並び始めていた。
ここは外国人がいっぱいで人気のスポットらしい。
最近の訪日ブームを間近でみることで、改めて日本の文化に触れる外国人を感じる事が出来た。
外国人がよく行く、浅草や銀座、上野から秋葉原のエリアはそれを受け入れる側の店の日本人スタッフもさばき方が手慣れている印象があった。
これから益々増える感がある訪日ブームはどこまで広がるか楽しみだ。
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