社長ブログ2015.11.15
行政処分
品川から京急で鮫洲駅で降りた。
鮫洲試験場へ電車できたのは今回が初めてだった。
6月28日にオービスに映ってから約130日後にして免許証を渡して行政処分を受ける事になった。
90日以上の処分者を対象に公聴会という場を設けて、対象者20名ほどが一つの部屋で皆んなの前で処分に至った経緯と内容を確認し、意義があれば申し立て出来るというプロセスが法律で定めているらしい。
部屋に入り周りを見渡すと全員男性で20歳から70歳くらいまでが20名ほど集まっていた。
ここにいる全員が90日以上の免許停止処分を受ける連中という事になる。
私は12点がオービス、路上で2点の計14点だと認識していた。
他の連中は何点でどんな違反をしてここに来たか聞ける機会なので、退屈せずに過ごせるので安心した。
私は2番目に呼ばれ前に出て質問官とやり取りが始まった。
あなたは何でスピードをこんなに出したのですか?と聞いてきた。
私は今さらそんなことを聞かれても困りますという心持ちだったが、わざと困惑した表情を浮かべながらも、朝早くて車が空いていたのでつい速度を出したようです、と答えた。
すると先方は、速度制限は何キロだと認識してましたか?
私は100キロだと思っていました、オービスが光ったのは見えましたか?私は見えませんでした、とこんな具合にもう既に警察に何度も答えた質問内容だったので、淡々と無表情で答えた。
最後に何か意見や質問はありますか、と聞かれたのだが、今さら何を意見しようと事態が好転するわけもない事くらい知っているので、早く終わって帰りたいと思っていた私は何もありませんと答えて終了し、3分位の問答だった。
その後の問答を聞いていて印象的だったのが、若手はもう二度といたしません、申し訳ありませんでした、といった表面上は極めて反省した態度で臨んでいたのに対して、年配の方になると、こんな事になるとは思わなかった、見えなかった、私は悪くないから点数を軽くしてくれと正当化する傾向があった。
だからと言って、若手は二度としませんなどと言っているが、私はまたすると確信している。
もうしませんと言い張るほど、またやってしまうだろう。
そんな事は言わなくてもいいからだ。
一方で、年配の輩は往生際が悪いかと言えばそんな事はなく、潔くないだけで正当化して自分は悪くない、警官が悪いと他人原因論になっているだけだろう。
中には数ヶ月の間に何回も捕まる運の悪い人もいた。
しかし、全体の7割近くは私と同じで前歴はなく、一発のスピード違反で赤切符になっていた。
前歴があると90日を超えて免許取消処分になるからだ。
そして、この点数の仕組みが凄く複雑になっているのだ。
今回初めて知った事がある。
私の場合、14点なのでこの後1年間で1点を超えると免許取消になると思っていた。
しかし、よくよく聞いてみると違うのだ。
過去3年間行政処分の前歴がない場合、振り出しに戻り0からのスタートになる。
債権債務の相殺で一からやり直しが出来るようになるのだ。
しかし、3点を超えると90日の免許停止、9点を超えると免許取消になるように行政処分までの期間が短縮される。
つまり、行政処分の130日までの間に携帯電話違反一つで免許取消になっていた状況から、9点の持ち点を得た事になるのだ。おまけに1年間違反がなければチャラになる。
15点満点の降り出しからのスタートになる。
本当に運が良かったと思っている。
そして、行政処分の期間短縮となる制度があって、講習を丸2日間受講して試験に合格すると停止期間が半分の45日になる。
私は丸2日間も時間をかけたくないし、波動の悪い人々に囲まれて長時間過ごすくらいなら運転しない方がまだマシである。
短縮講習はやらずに2月7日までおとなしくしている選択をした。
今回は免許取消寸前、相撲で例えるならカド番大関が千秋楽7勝7敗で迎えた場面、徳俵に足がかかった状態から、うっちゃりで勝ち越した感じだ。
今回も本当にツイていた。運が強い。
天にありがとう。
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