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社長ブログ2017.10.01

隠れ家と人物

隠れ家にM氏を訪れた。

久しくお会いしていなかった。
大病を経て引退したと聞いていたが、最近は仕事でお世話になっているので、挨拶を兼ねて訪れた。

不動産と建築の会社経営をバトンタッチしてから、アドバイザーとして相談事を引き受けながら、のんびり隠居生活を楽しんでいるようだった。
M氏の元には色々な人々が集まってくるようだ。
人間力がそうさせているのだろう。

それを象徴する話を聞く事が出来た。
信頼のおける大事な要素は約束を守ることだが、M氏の場合は自ら発言した内容に責任を取っている。
己が相手に吐いた言葉は、必ず実行して約束を果たすそうである。
非常に重みのある発言だった。
従って、人としての幅もあり、話をしていて安定感があるので、自然と多くの人が頼りにして隠れ家へやってくるのだろう。
自らの体験を踏まえ、不動産取引で困っている方々へのアドバイザリーとして、お礼に大根やお芋を持ってくると苦笑いしていた。

当社の役員Gもその一人で、未経験の領域にチャレンジしている最中、M氏のアドバイスによるところの成果がはっきりと見てとれる。

そんなM氏がイコム本社にお越しいただいた。
その際、面識のある社員Yとも会えて、社内にいる姿を見て印象的な話しを聞かせてくれた。

昔からその傾向は見られたが、よりそれが強まっているようだね。

象徴的な2人、YとGの個性は対照的でここまで極端に異なるタイプが、それぞれ加速しているようだ。

Yがアロハシャツに麦わら帽子で仕事をしている姿によりらしさを感じたらしく、おまけに仕事モード感の薄い雰囲気、終始笑顔でまるでカールのおじさんキャラのごとく、さらに磨きがかかっている様子、一方でGはスーツ姿で眉間にシワの寄った仕事モード感バリバリ、常に悲壮感が漂う雰囲気で、それはまるで刑事が犯人を逮捕しようと、昼夜を問わず張り込みや聞き込みを淡々とこなして、徐々に追い詰め逮捕してしまうようである。

この対照的な2人をonとoffのない会社のキャッチに例えて、Gはずっとon、Yはずっとoffだと表現していた。
つまり、仕事とプライベートを区別しないことが、onとoffのない会社なのだが、どうやら2人は偏りすぎている感があるようだ。

M氏はタバコを吸いながらポツリと言った。

あんたも大変だね。

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