社長ブログ2019.02.24
表現
気骨のある人物だった。
ストレージ協会の理事会に凄腕ファンドマネジャーを招いて話を聞く機会があった。
O氏は、ニューヨーク在住の日本人で、数々の企業の指南役も務めている。
多面的な数値をグラフ化して、世界経済の現状についての解説があった。
最も印象的だったのが、経営者が退職しているグラフだった。
米国大企業の社長は、決算期になって業績が悪いと株主から大バッシングを受け、精神的な負担がかなり大きくなるとのこと。
それを見越して退職する例が少なくないようだ。
97年のアジア通貨危機、07年のリーマンショックの前年にそのピークが表れている。
つまり、彼らトップマネジメント層は、このまま行ったら大変な業績悪化が見込まれる前兆を察知し、事が起こる前に手仕舞いして辞めているのだ。
この数値が今年ピークに差し掛かり、97年、07年の前年に見られる数値を超えている。
従って、今年か来年までには、大きな波が襲ってくる前兆と捉える事が出来るのだ。
O氏は様々な数値を分析しているが、今年か来年にはかつてない大恐慌が来ると読んでいる。
ニューヨークも富裕層向けレジデンスが10億単位で下落しているようで、いよいよ行き過ぎた振り子が戻るターンに入った様子が伺える。
理事会後の懇親会では、O氏の人柄がより深く知ることが出来た。
気骨のある言葉はプライベートでも変わらなかった。
女性問題も様々な観点から表現をする方で、仕事もプライベートも表現をいかに広く出来るか、そこに男としての価値を見出すと言っておられた。
その点、あまり詳しく書けないのが現状である。
これも表現の広さが出せていない、未熟さとの葛藤がある。
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