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社長ブログ2023.02.12

覚識

それは一瞬の出来事だった。
友人から絵を描いてみたらどうかと言われて衝撃を受けた。

これまでは、絵を買ったりアーティストを支援する事はあったが、まさか自身で絵を描くとの発想はゼロだったからだ。

小中学生の時も図工や美術は1か2でまったく才能がない自覚があったので、それも57歳になって挑戦するとは思いもしなかった。

このタイミングで主体的に動こうと思った事に流れを感じている。
早速、友人から紹介してもらった教室に無料体験レッスンの申込みをした。

その友人と食事をしている時にトイレのサインに目が止まった。
もう少し色をつけた方がいいのでは、ロゴの形も変えた方がいいとか、これまでまったく見過ごしていたことに覚識を持った。

覚識とは造語で、自覚や認識では物足りない要素を補う言葉で、いかに自分の狭い視野で見ていたのか、いや見えなかったものが見えたのか、それを覚識という言葉がピッタリした瞬間だった。

人は興味のあるものは視野に入るが、その幅が狭いと世界観が違ってくるように、覚識を持つことで可能性から発想するようになるようだ。

それからと言うもの、見る景色が違って見えて新たな創作意欲が湧いている。

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