社長ブログ2013.07.28
用事を足さないサングラス
48回目の誕生日が過ぎて、逆算すると25年〜30年位の残された時間をどう有意義に
過ごすか、とても考えさせられる機会でもあった。
会社を始めて今年で20年が経つ。
誕生日の朝、オフィスで皆が私の為に合唱してくれた。「ハッピバースデイトゥーユー♪」
朝から拍手のハイテンションで祝ってくれて、大変嬉しかったが大いに照れてしまった。
このような生の祝いは会社では初めてだったので深く感激した。
プライベートでも大勢から祝福を受けるのは、かなり久しい出来事だった。
だが、プレゼントを開けてみるとサングラスだった。
私は一瞬戸惑った。
近眼の私には用事が足せないのである。
しかし、ここにビジネスのヒントが隠されていると思った。
要するにプロダクトアウトの発想なのだ。
供給側から考えた商品の選択をしているので見落としてしまう。
マーケットアウトの発想だと需要側(お客様側・この場合は私)に沿った
商品を提供することになる。
必然的に私が普段メガネをしているので、レンズを変えないと見えないのは皆知っている。
しかしながら、思考がプロダクトアウトなので、こんな風なことが起こる。
普段仕事をしていて私も含め、意外と見落としている部分がここに表れているように思う。
お客様を普段から観察している、そしてお客様のことを十分に理解したうえで、私たちが
お役に立てることを提供していく。
イコムではこれを「御用達」と呼んでいる。
お客様の言うことは聞かない。
お客様が自身でも気付いていない役立つものを提供しご満足いただく。
イコムミッション「時代にフィットした不動産活用を終わりなき改善の精神で挑戦する」
これに直結することになる。
しかし、油断をしていると、事前調査の段階でプロダクトアウトに陥ってしまう。
新しい商品をマーケットインとして捉え、開発している状態が常に社内に充満している。
私にはこんな景色が3年後に見える。
今回の誕生日プレゼントの「用事を足さないサングラス」で可能が見えた。
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