社長ブログ2014.08.10
ツーリング
その日は、中途半端な気持ちで海老名SAに向かっていた。
一旦、現地集合してから天候の状況を見て決行するか判断する事になっていた。
二年ぶりのツーリングである。
現地に早朝6:30に集合してから富士山周辺を走るプランだった。
台風の影響で悪天候が予想されていたので、私は雨中でバイクを乗る気になれず、気持ちは全くのっていなかった。
むしろ、行かない選択もありと思っていた。
しかし、二年ぶりに再会するM氏もいるし、親しい友人も一緒なので、とにかく海老名まで行って、引き返してもいい感じで向かったのだった。
本来はツーリング向けにGSX1300隼を乗るつもりだったが、今回は引き返すつもりだったので実用性の低いカスタマイズしたハーレーを選択した。
タイヤがかなり太いため、峠道には不向きで街乗りにはマイペースに快適な走りを楽しめるバイクにしたのだ。
しかし、奇跡的に雨が少し降る程度で、結果的には快適なツーリングを楽しむ環境になったのだ。私のバイクの選択以外は…
海老名に到着すると、ツーリングの企画や、ルールの策定を担ってくれたリーダー役のM氏がいらした。
ライダースーツ姿が似合っていて、二年ぶりの再会に思わず笑顔がこぼれた。
一方で私は半袖にジーパン姿と、全くもってライダーらしからぬ出で立ちである。
友人2人も私同様で、他の人が見たらライダーはM氏ただ一人になるだろう。
海老名での話はM氏が企画したプランを決行する事になった。
M氏のやる気が自動的にプランを実行するようになったのだ。
私もこうなったら、やるしかないと決め込んで気持ちを完全に切り替えた。
どんなに雨が降ろうと風が強くなろうと、全走行距離300キロの道のりは気合いだけで乗り切るしかない、ハーレーで来てしまったからにはそれしかない。
しかし、奇跡が起こったのだ。
午前中はともかく、午後は確実に雨中走行になるのは確実、カッパを用意していない私はびしょ濡れ覚悟だった。
ところが、富士山周辺を走っている時から風を切る心地良さで感激し、おまけにここ連日の猛暑から一転して肌寒い位の気候だったので、ツーリングには絶好の環境だった。
結局、帰りの海老名に到着する19時まで、少し降った程度だった。
強烈な晴れ男F氏のおかげである。
彼曰く、何か遠出する時に雨が降った覚えがないという、抜群な晴れ男なのだ。
しかし、往きは良かったが、帰り道になると疲労が徐々に出始めて、休憩も頻繁にとるようになった。
途中、眠さが襲ってきたり、峠のカーブでは太いタイヤだとこの上ない曲がりにくいので、物凄く力が入り、おまけに路面が濡れていて滑りやすく、何度も滑りながら反対車線を超えそうになったりと、心身ともに疲労困ぱいの状況が続いた。
休憩地点は主にコンビニで、他のみんなはタバコを一服する。
それと、意外な発見があった。
みんなコンビニで色んなものを買うのだ。
例えば、タバコ、ガム、缶コーヒーや各種エナジードリンク、フリスク、爽快シートなる身体を拭くとスッキリするお手拭きみたいなやつなどなど、まぁ、よく買うなぁと観察していた。
コンビニも儲かるはずである。無くても困らないが、あったら確かに便利な品なのだろう。
私の場合は100円コーヒーかヨーグルトしか買わないので少し驚きだった。
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