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社長ブログ2015.08.02

社交ダンス

何年かぶりにメイクをしてステージに立った。

まさにぶっつけ本番の社交ダンスの発表会だった。
1週間ほど前に練習不足を理由に辞退を申し上げた。
皆さんの足手まといになるというか、もはや私が出演する事で発表会そのものが成り立つはずがないと思ったからだ。

メンバーの方々に連絡をしたが、Yさんからどんな状態でも大丈夫、出演することに意義があると言うメッセージをもらった。
非常に心強いメッセージに私は動かされてしまった。

やぶれかぶれで出演することを決めたが、時間を大幅にカットしてもらった。

当日会場に着いて驚愕してしまった。

何とメンバーの全員が別人のような出で立ちで、本番前のレッスンをしているのだ。
普段は化粧もせず、Tシャツにトレーニングパンツの彼女たちしか見てなかったのが、その日はバッチリメイクをし、きらびやかな衣装を身にまとっているではないか。

おまけに完全にダンサーの雰囲気で皆んなのまとまり感が抜群で、その美しさと本番に望む準備が素晴らしくて感激した。
感情が高まってくるのが自分でも感じとれた。

一生懸命に普段の練習を積み重ねてきた素晴らしいチームの姿だった。

時間がないのを理由に中途半端に練習もしない自分が恥ずかしかった。

私もこの雰囲気と彼女たちのノリに自然と気持ちが高揚していた。
メイクの効果もあり完全に隣の2丁目の住人と化していた。

プロデューサーや撮影、照明の裏方さんもスタンバイしていよいよ本場に近づいてきた。

3連休の最終日ともあって、続々と訪れる観客はあっという間に満席になっていた。

私の出番はほんの少しの時間とはいえ、緊張感が漂ってきた。
きちんとやるのではなく、役者に成りきって在り方で勝負だと決めた。

自信に満ち溢れた演技は観客を魅了する。
多少のミスはプロの審査員でもないので、目立ったりはしないだろう。
むしろ振付けを気にし過ぎるあまり、演じることが弱くなれば全体を見ている観客からするとかえって変に目立ったりする。

しかし、いざ自分の出番がきた時にはどうだったか。
演出している最中は無我夢中でやっているのでわからなかった。

後でビデオを見てわかった。

動きが固くて、まるでロボットがダンスしているようではないか。
おまけに2丁目のオカマが突然ステージに現れたと思ったらロボットみたいなお粗末なダンスを披露しているかのようである。

これが何とYouTubeにアップされてしまったのだ。

今のところ身内以外に知れ渡る手段はないと思うが、何としても知れ渡ることを止めたい。

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