社長ブログ2016.12.18
強い信念
LINEを見ると娘からだった。
モデルのオーディションの最終選考に残ったとの知らせで、明日の夕方にプロダクションのオフィスへ一緒に行って欲しいとのこと。
彼女は16歳になるが、引っ込み思案な性格でモデルには向かいと思っていた。
しかし、昨年からオーディションにトライするが落選するも、諦めないで再挑戦している。
夢を諦めない強い意志は非凡なものを持っているのかも知れない。
表参道から骨董通りを歩くと六本木通りの手前にプロダクションのオフィスがある。
前回のオーディションは面接官9人の前で大緊張したそうだ。
質問にもハッキリと答えられなかったので、本人は落選を覚悟していたそうだ。
確かにそれは私にもわかる。
ただでさえ自己表現が苦手な上、オーディションの本番でしかも9人の審査員を目の前にしたら、コチコチに固まって黙ってしまっても不思議ではない。
私は合格した要因を知りたかった。
競争率27倍に勝ち残った真実が何かを。
オフィスに通されて2人の若い男性スタッフと対面した。
私はなぜ彼女が残ったのか質問した。
すると、ズバリ顔だと言い放った。
今時の顔でモデルの素養はあると見立てたようだ。
私はすかさず質問した。引っ込み思案で自己表現な下手な娘がいくら今時の顔で可愛いとは言っても、それは決定的な要因ではないかと。
すると、自分を変えたいという強い意志があれば、全く心配いらないです、むしろ雑誌の写真やステージに立つ中で、見られたり撮られたりする過程で、克服した例はたくさんあると言う。
プロダクションの視点は完成した人より、磨き上げて作品にする方に注力している。
もちろん彼らの目に止まる何かがないと駄目だが、目利きでそこを武器に伸ばして短所を克服するイメージである。
私は彼らに同調し熱く語りかけた。
全くその通りで家の中ではまったく違う彼女がいて、充分過ぎる位の自己表現をしている。
つまり、他人に対して力を発揮出来ないだけで、何かのきっかけで人見知りや他人に対しての恐怖心の壁は突破できるのではないか。
何よりモデルになりたい強い信念がありますから。
何とかプロダクションの力で彼女の潜在力を発揮して欲しいと。
私が言うまでもなく、彼らは可能性から発想していた。
最終選考は本人と親の同意を兼ねたもので、プロダクションとの契約は織り込み済みだったのだ。
早速、来週からプロフィール写真の撮影をスタートすることになった。
あんなに引っ込み思案な彼女がここまで来るとは思わなかった。
何度挑戦して失敗しても夢を諦めない、自分は出来るという信念がここまで成長させたのだろう。
しかし、ここからが本丸のスタートで、実際に仕事のオファーがきて上手く回る循環が作れるか、また新たな壁を乗り越える時期が来るだろう。
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