社長ブログ2017.01.08
新年の下町と山の手
墓参りの途中、歩きながらふと思った。
見慣れた街のはずが、情緒ある雰囲気を改めて感じていた。
最近は妙に下町が気に入っている。
北千住は生まれた土地で幼いころから馴染みのある街だが、下町といった意識はまったくなかった。
人情味や活気を肌で感じるのは、下町の独特の文化みたいなもので、自然と近所の人達と親しくなれる。
一方で、山の手は住宅地や商業地にしても何か見えない線があって、一通りの挨拶をしたり世間話しはするけど人情味を感じた事はない。
人々が集まる意味では活気は感じるが、下町の活気は一体となったものに対して、山の手は個がそれぞれ別々になっているように感じる。
特に顕著なのが、商店街にそれを見て取れる。
北千住の東側は再開発がされていないため、駅から続く商店街が昔のままで50年以上やっている店が少なくない。
八百屋、肉屋、総菜屋、中華店、洋食屋、などなど個店が並び、花屋さんから文房具店まで生活するのに事欠かないばかりか、大きなスーパーがなくても不便を感じない。
豆腐一つ買うにも専門の豆腐屋さんがあるので、一つ一つ買い物をするのに個店の主人と喋りながら歩いて回るので、必然的に商店街と住民の一体感が生まれるのだ。
最近は駅ナカの商業施設が充実しているので、そこでコンパクトな惣菜をいくつか買って自宅で直ぐに食べれるから、すごく便利になっているし私も成城石井の惣菜はお気に入りの品がいくつかある。
山の手はこんな感じなので、個人がそれぞれチョイスした品をレジに並んで精算する仕組みが効率的になっている。
北千住の商店街を歩いていると、洋食店や中華店を見る度に入ってみたいと思わせる雰囲気を感じる。熟練のシェフが代々受け継いだ秘伝のタレやスープが歴史を感じる趣のある店内で、より一層味が引き立つのは、下町の最大の魅力かもしれない。
創業60年の焼肉屋に初めて行ってきた。
メニューもタレもどこにもない、凄い店だった。
六本木のグランドハイアットで朝早い時間にテスラを充電する機会があった。
車の充電が終わる30分、二階のレストランに入り朝食をした。
7時くらいだったが、周りは外国人しかいなかった。
とてもリラックスできる雰囲気の中、ヨーグルトと中華粥を注文した。
こんな感じで、新年を下町と山の手で共に暮らしてみると、それぞれの特徴が魅力的で暮らしをそれぞれ体験することに意義があるように思う。
まさにhabitationスタイルで、イコムのタグラインの一つである、複数の拠点を行き来するライフスタイルになる。
私自身もこれを実践しているので、普通の日常になっているが、下町は生まれ故郷でもあり、
もっと深掘りしても良さそうな気がしている。
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