社長ブログ2011.03.29
卒業式
私は4人子供がいる。次男がこの度、小学校を卒業したのだ。その際、卒業式に出席したのだが、今回が初めてだった。自分の時はどんな卒業式だったのかさっぱり当時を思い出せないでいた。
9時に受付が始まり式は体育館で行われるのだが、赤坂という場所もあり地下になっているのだ。体育館の床から上を見上げると窓から光が差し込まれている。1階部分にあたり、ちょうどいい具合の明るさが保たれている。待っている間にゴーという地鳴りのような音がしたので、また地震が来るのかと身構えたが違っていた。何とその音の主は地下鉄であった。赤坂ー乃木坂間の千代田線が真下に通っている。振動こそないが音はかなり響くので数十メートル程度下に位置するかのようである。全国の小学校の中でも体育館の下から地下鉄の音が聞こえる学校なんて類が無いのではなかろうか。
式が始まり卒業生が入場してきた。総勢78名である。2クラスしかないのだが遠方から来るお子さんも少なくないと言う。次男はこの中でも問題児で先生から半年間に何回連絡があったかわからない程、手を焼かせてしまった。要するに先生の言う事を聞かないで落ち着きがないのだ。人の言う事を聞かないのは誰かに似たのかも知れないが、学力では都内でも屈指であるこの学校では一種浮いている存在のようだった。そんな彼も無事卒業式を迎える事が出来て、先生方も正直ホットしたのが本音だろう。
式の最後に担任と副校長に挨拶に伺った際、親の責任が大きいからしっかり目をかけて上げて下さいと念を押された。子育ては実に簡単である。という人に是非お目にかかりたい。心と心の交流が自然に出来る父親から教えて貰ったところで簡単に真似る事は出来ないだろうが、自分なりの型で出来るようになりたいものだ。式の中で校長先生が話をされた。
「人間万事塞翁が馬」
という何度か耳にしたことのある中国古典からの引用だったが、改めて身にしみた。何が起きても冷静に受け止める。出来事から有頂天になったり、悲観したりする事なく、淡々に生きれるようになりたいものだ。
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