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社長ブログカテゴリー記事の一覧です

豊かさ

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友人とカフェで何げない話しをしている最中に車の話しになった。私は元々車にさほどの興味も無いので友人が購入検討している話しを黙って聞いていた。
この友人は私とは正反対の性格で最も親密に付き合っている親友だ。
私に無いものを持っているので彼から得た貴重な体験は私の財産になっている。
彼はいわゆる浪費家なのだ。消費する事に人一倍の楽しみを見出し、今この瞬間をどう楽しむかを心得ている消費の達人なのだ。但し、それだけ消費が出来る分の稼ぐ力も当然備わっている。実力の伴なった素晴らしい男である。
ただ、稼いだ金を全て使ってしまうだけなのだが。
カフェでの話が盛り上がり実際に車をディーラに見に行こうという事になった。
私はショールームに入った瞬間に目に止まった車があった。車の名前を知らない私は友人に聞くとマセラッティだという。まっ赤なスタイリッシュな車を見て気にいってしまった。
しかし、こんな車を運転出来るのだろうかと友人に話しをしたら慣れたら大丈夫だという。
彼は私に言った。車に興味のない君が目に止まるぐらい珍しい事はないのだから、買えばいいじゃん。その一言で全てが決まった。いわゆる衝動買いというやつだ。
ふとどこかで聞いた言葉を思い出した。豊かさとは「自分がやりたい時にやりたい事をやれる能力があること」この言葉も後押しして購入した。親友の彼もこれを実践している一人だ。
間違いなく彼が居なかったら購入する事は無かったし、一人でディーラに行くこともなかったであろう。本当に彼には感謝したい。彼と出会う以前は、無駄を嫌い消費も出来るだけ抑える生活をしていた自分だったが、今はやりたい時にやりたい事が少し出来るようになった。
楽しみを見出す事は豊かになり運も味方をしてくれそうである。しかし、過多の消費は例外なので友人は少し気になる。

鰻屋

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会社に戻る途中で通りかかった小さな鰻屋が目に留まり、通り過ぎたのを引き返して駐車場にとめ店内に入った。わざわざ引き返してまで入りたくなる感じがしたのだ。
店は7~8名程しか入れない小さな店だった。2時近くになっていたので店内は私一人だった。
お昼のラストオーダーが2時半だったので何とか間に合った。
メニューを見て鰻丼がランチ限定20食で980円だったので注文した。
主人は見たところ30代後半で奥さんと2人でやってるようだ。待っている間、近所の人らしき婦人がお持ち帰り用の鰻を取りに来た。きっと馴染みのお客に違いないだろう。
ここは注文を受けてから水槽の中の鰻を取り出してさばいてから調理するのだ。
蒸してから焼き上げるまでの時間でおよそ35分かかった。鮮度抜群なので当然美味かった。
いや、それだけではなかった。皮の感じとタレはかつて味わった経験がない位に素晴しく美味かった。ただ、ランチの為に普通の鰻重の半分だったので物足りなかったが格別に美味かった。
やはり引き返すだけの事はあった。美味しい店は雰囲気を出しているのだろうか。私が感じた何かはそれに似ているのだろう。駅から近い訳でもなく住宅街の中で若い夫婦が鰻屋でやって行くとなると、それなりの腕がないと難しいだろう。馴染み客が殆どだろうと思って主人に聞いて見るとそうでもないらしい。ネットで見た新規のお客が結構いるらしい。要するに口コミで広まっているのだ。ネット時代になり感動したお客が自らの体験をつぶやく。本物の商品は自然と広がって行く時代になったようだ。しかし、あまり沢山のお客が来てもこの店の大きさでは入れない。その辺が商売の難しいところだ。

香港

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今回の香港行きの目的は現地法人を設立して香港上海銀行、通称HSBCでの口座開設だった。
個人口座は昨年に手続きを済ませたが、法人口座を開設する事で元での預金が出来るようになるので今回も足を運んだのだ。
何となく将来を見越す中で、円だけの預金よりも中国の通貨である元がある方が正直心強いと思った。現在では現地法人に限り元の預金が受け付けられるそうだ。
HSBC本店に赴き手続きを行っている際に思った事は、ガラス張りの各ブースが設けられていて
部屋からは香港の街が一望出来て実に豪華なオフィスであった。仕事の出来そうな女性スタッフが顧客とやり取りをしている。手続きも簡単で20分位でその日から利用出来るインターネットバンキング、キャッシュカードが手渡された。さすが金融先進国といった感じだった。
後は日本から送金すればインターネットで全ての手続きが自分で自由に出来る。
その後、現地の方の案内で食事に出かけた。案内役であるY氏は日本人だが現地に暮らしている。Y氏は実に色んな事を知っている。食事をしながら経済や歴史の話しを伺う機会があり、実に優しい人だった。ただ、お酒が好きなようで時折飲みすぎるようだ。先日もワインを飲み過ぎて救急車で病院に運ばれたらしい。
食事は特に美味しいと思った所はなかった。滞在した3日間Y氏がお勧めのお店に何カ所か行ったが、日本で食べる方が圧倒的に美味いと思った。
鍋料理や飲茶、海鮮料理にしても日本のきめ細かい味付けや食材の方が上だった。
ただ、お粥は美味かった。淡白過ぎずコクの効いた味付けは素晴らしかった。
次回は電車で中国深圳に入り中国視察と本場の中国料理を食べてみたい。

鴨シャブ

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近所の家族と食事をする事になって鴨しゃぶを食べに行く事になった。
鴨をしゃぶしゃぶして食べる。私のイメージでは鴨肉は比較的硬い印象が強いので、肉質よりも出汁で麺を食べる方が美味いのではないかと思っていた。
その日はテーブル席が予約で埋まっていた。仕方なくカウンター席で5人一列になって食べた。
本店の名古屋と赤坂の二店舗で営業しているのだが評判通り満席になっていた。
スタッフがしゃぶしゃぶをしてくれるので、私は黙って手元に鴨がくるのを待っていた。
胡麻だれに、丸い小粒状になった山椒を混ぜて食べると美味いと言うので試してみた。
確かにピリッときて山椒の風味と鴨が合うのだが、私は鰻を食べるときも山椒は使わないので、そのままタレで口にした方が好みに合うのだ。
確かに鴨肉はしゃぶしゃぶにするだけあり、メチャクチャ柔らかく美味かった。こんなにも柔らかい鴨は初めて食した。本当に美味かったな~
最後はその出し汁でいただくラーメンである。極細面を椀子そばの様に食べるのだ。
小さくまとめた極細面が次から次へと出てくる。ストップの声をかけないとずっと出てきてしまうらしい。友人はこれで23玉食べたと言うからビックリだ。
私は五玉でギブアップしてしまった。
横一列の為か、会話もそこそこに黙々と食べている様子を思い出すだけで面白い。

熟練工の死

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土曜日の夕方、車を運転中に携帯が鳴った。見ると千葉に赴任中の社員からだった。
電話に出ると大工の棟梁が亡くなったと言う。享年71歳である。
年末30日に天然村にて建築中の設備の打ち合わせをし、終わった後に熱かんで一杯飲んだのに…
突然の訃報に言葉を失った。
熟練工の棟梁は200年の古材を上手に使いこなす腕利きだった。
昨年から癌だとは聞いていたが、元気に仕事をしていたので悪性化しているとは思わなかった。
亡くなる直前まで現場にいらしたのでまさかの出来事である。
病院に入院しながら闘病生活を送るよりも良かったのかも知れないが…
天然村事業にも共感して頂き、初めて会ったのが一昨年前だった。今回の事業に一緒に取組んでいる農人舎の上野さんの紹介で、天然村のメインの建物は棟梁が絶対にお勧めだと言う事で縁が出来たのだった。実際に上野さんの自宅も棟梁に建ててもらっている。
しかし、今回の仕事は残すところわずかであり棟梁も本当に頑張ってくれたと思う。
苦しそうな姿を見せる事なく最後の最後まで自分を貫いた生き様だった。
天然村に語り継がれるだろう名大工に感謝する。本当にありがとう。
そして、これからも棟梁の名作品を最大限に活かし天然村事業である、お試し田舎暮らしを皆で発展させて行く。

ニセコ

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正月休みに北海道ニセコへスキー旅行に行ってきた。
本当にスキーに集中するプランだったので北海道を楽しむ事はせず、氷点下8℃の中をニセコでスキーに専念した旅であった。
今年は例年に比べ極端に積雪が少ないそうで何十年ぶりかの状況だと言う。
地球規模の温暖化によるものだろう。そんな中でも見渡す限り外国人ばかりに驚いた。
雪質が良いのは世界的に有名なのは知っていたがこんなにも多勢いるとは正直驚いた。
現実に積雪は少ないがパウダースノーは健在で実際に滑ると、こんなにも気持ち良く滑れるのは初めての体験で感動した。アイスバーンの所は全くなく雪を噛み締めながらと言った感じなのだ。しかし、頂上付近になると氷点下10℃近くなり,吹雪いている為にリフトに乗っていると顔が痛くて、寒くてたまらないのだ。本当に極寒状態の中だが滑る感覚を楽しむ為にみんな我慢するのだ。滑り終わると温泉が待っている。天然温泉の露天風呂で雪のシャワーを浴びながら湯に浸かっていると実に気持ちが良い。あの寒さも吹き飛んでしまうくらいに体の芯から温まる。
夜になり食事に出かけると店の中は全員外国人で順番待ちの状態だった。北海道の特産物を中心に料理を出す店は大盛況で特に地酒を好んで注文している。
地元の人に聞いてみた。外国人はオーストリアが多く土地を購入して大きな大きな別荘を建てているのだ。彼らの別荘はケタ違いにデカいのだ。日本のそれとは何倍も大きく中には数十億円で建てた物もあると言われる。要するに、彼らが土地を買い占めているうちに,土地の価格が上昇して今ではマレーシアの資本も入りだし目抜き通りに付いている土地は坪50万円もするそうだ。
正にニセコの比羅夫地区だけがバブル化している。億単位の金が入るから細々と経営しているホテル経営者達は売却して、楚々くさとニセコを離れて行くそうだ。
外資のレンタルスキーショップやスキースクール、センスが良く最新の器具を揃えている。
ニセコの商人達は従来のやり方では成り立たない。ある人は外国勢に乗っ取られる恐れを感じていると言う。いかにして共存しながらニセコを発展させて行くか最大の課題に思う。
この狭いエリアに大変興味を持った。今後も注視していきたい。

蕎麦屋

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赤坂に住む友人の家の近くに以前から気になっていた蕎麦屋があった。
友人曰く、日本一美味い蕎麦屋を食わせてくれると言う。
先日、その友人と2人で店に入った。昼時には大混雑するのを知っている馴染みは2時近くに来店するようだ。しかし、この日は12時半に混雑覚悟で入った。
入って見て驚いたが、小上がりの他にテーブル席が4つほどの狭い店内だった。
相席が当たり前になっていて、ひっきりなしにお客さんが出たり入ったりしている。こういう人達は蕎だけを目当てにくる客だが、中には熱かんを飲みながらゆっくり過ごす人達も目についた。我々もゆっくり派の口で、つまみを頼みながら熱かんを飲んでいた。
玉子焼き、あさり、焼き鳥、貝柱のわさび和え、どれも深みのある味わいで素晴らしく美味しかった。普通の蕎麦屋にないつまみを出してくれる。酒も進むはずである。2人でいい気分になりながら気がついたら酒を6合も飲んでいた。既に2時を回っていたが満席が続いている。
客単価も高いのでいい商売になっているようだ。
最後に日本一美味いという蕎を食べた。酔っていたとは言え味覚は確かなはずである。
私には普通であった。それよりも量の少なさに驚いた。一人前を普通に頼むとほんの少量しか盛られてこないのだ。量の少なさでは日本一かも知れないが…
しかし、蕎麦屋で美味いつまみと熱かんでゆっくり食すのは最高の気分であった。
なぜ蕎麦屋だとこんな気分になるのだろう。
時代劇で見る風景を思い出した。酒を飲む画面の定番は蕎麦屋だったような気がする。
日本人の落ち着く場所は蕎麦屋で一杯やる事かも知れない。

スーパーカー

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友人とのゴルフの帰りに車を見に寄った。そこは栃木県にあるスーパーカー専門の店舗だった。
インターの近くに位置して、ガラス張りのショールームからは赤や黄色のフェラーリやカウンタックが鮮やかに見える。普段良く見かけるが自分が運転したいと思った事はなかった。
友人の2人は車に詳しいのであれこれと説明してくれながら見ていた。
すると店員が近づいてきてアンケートを書かないと見せられないと言う。要するに冷やかしでは見せられないよと言っているのだ。ウエェルカムしていない様子がありありとしていたので、つい弾みでこちらも真剣に購入を考えている旨を伝えてしまったのだ。
すると相手も態度をころっと変えて真剣に展示してある車の説明をし始めた。
初めて知った事はフェラーリを新車で購入する人は自分に合わないと数千キロで買い替えるそうだ。それが展示してあったが値段は新車とほぼ変わらないと言う。
新車は発注してから納車まで半年以上かかるが展示車だとすぐ乗れるメリットがあると言う。
ほとんど新車同然なのでそうなのかも知れないが、新車に拘る人はそれでも待つだろうと思いながら聞いていた。とはいえ、国産車だとそうはいかないところは、さすがフェラーリなのだろう。見ていくうちに段々と車の魅力に吸い寄せられ欲しくなってしまうから不思議だ。我にかえって自分は車の運転が下手くそだから無理なのと、車にそんなに興味がないのでもったいないという気持ちが交互に入れ替わりながらショールームで一人格闘していた。
店員が電話に出ている隙に楚々くさとショールームから出て変な事にならずに済んだ。
普段見かけるフェラーリとかも車高が低く、鼻が長いので乗っている人は運転が上手いのだろう。でないと下を擦ったりぶつけたり、走る場所にも気を使わなくてはならないだろう。
今後はふらっと見に行くと欲しくなる魔力に陥るので気をつけたい。

試食会

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天然村郷土料理を担当する予定のS氏による試食会をやった。この日は天然村とま宿が完成
したので内見も兼ねて鴨川入りした。
まずは現地に赴き、建物外観を見た時に感動した。実に雰囲気が出ていて環境に溶け込んでいる天然民家だった。この建物は自然素材にこだわって構造体は勿論の事、断熱材を麻や藁を用いている。また、外壁と内壁には古代しっくい、土しっくい、土佐しっくいの素材を用いた素晴らしい作品に仕上がっていた。お客様には充分満足いただける施設に仕上がったと思う。
内見が終わりお昼にS氏による試食会が行われた。今回の目的はとま宿の隣に建築中のがらんどうに業務用の厨房施設が備わるのだが、そこでお客様に料理を提供する為の試食会である。
S氏の料理は初めて食すのでどんな料理が出てくるのか楽しみであった。
オーガニックをベースとした食材にこだわった様々な料理が出てきた。
メニューの構成がイタリアンだった事もあり、郷土料理とは違うイメージに映ったがとても上品な味付けで女性には好評だった。あえて言えば、味付けが薄くなっているために美味いというインパクトに欠ける点は否めなかった。参加者のみんなは美味しい、美味しいと言いながら食べていたが正直私は物足りなくて一人で黙々と食べていた。
夕方には天然村の敷地で焚き火をしながら藁でカツオを炙り食したが、これは最高に美味しかった。このような洒落てない料理の方が美味しいと感じるのは普段味わう事のない天然村ならではの料理でないかと思う。来年の3月オープンに向けて着々と進んでいる天然村である。

地域活性化

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地域活性化の学習が千葉県の松戸市にある聖徳大学で行われた。
4年前に受講した経験があるが当時は40名程の参加者が全国各地から訪れていた。
しかし、今回はその半分にも満たない参加者でやや拍子抜けした感で受講してきた。
土、日の2日間で朝から夕方までみっちりとした学習でかなりタイトである。
タイトルによって講師が変わるのだが特に印象的だった人物がいた。
高校の校長先生を歴任し教育委員会等の行政に関わる仕事に携わり定年後、現在は聖徳大学の講師を兼任している。とてもパワフルな人物だった。
この人の考え方は地域と教育は密接した関係で、現在の学校と地域の関わり方に警笛を鳴らしているのだ。例えば学校の配布資料に記載の文章や掲示版に書かれている書き手の思考が命令調になっていて、地域の方々とは一線を画しているように取られても仕方がない。または、学校の隣に幼稚園があって学校の運動会に園児が見ていた場合の対処の仕方、図書館の配置や公開時間など地域と共生するような学校になってこそ、様々な学校での問題も変化してくるだろうとのお話であった。
昔の学校はそんな風景もあったに違いないがいつの間にか閉鎖的になり、ゆえに外部からの不審者が表れる原因になっているのではないか。
学校と地域の関わりを見直す、学校が地域にどのように貢献していくかという観点で見るとやれる事がたくさんあるように思えた。今回の学習で学校の役割が地域活性化と関連が強くあると初めて感じた。
また、学習に教育者が多数参加されていたことは意外であったが未来の教育に可能性を感じた。
我が社の天然村事業も地域活性化の役割を担っていきたい。

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