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社長ブログ2014.12.14

主導権

一通のメールが届いた。

テスラモーターの納車担当者からだった。

今年の1月8日に注文を出した時は、クリスマスプレゼントとしてお届けするようですね、冗談半分で担当者は言っていた。
なので、のんびり待っていた。

ところが、メールの内容が年越しするという事だった。

結局、注文してから1年が過ぎるようだ。
おまけに、アップデートしたモデルDが発表された。
注文したモデルSの納車前にニューモデルが発表されるという、何とも皮肉な出来事である。

時代の流れが早いうえに、テクノロジーの目覚しい発展により、自動運転システム及びクリーンエネルギーが主流になり、1年ひと昔前になっている感じだ。

そこで、私は立場を逆に考えてみた。

私がテスラ社の立場になってみた。

価格と納期に関しては完全に主導権を握っている。

品質とオペレーションに自信を持っているため、待ってくれるお客様が必然性になる。
いわゆる営業マンが不在なので、値引き交渉もなければ、納車期日に関してもとやかく言うお客もいない、連絡はメールでのやり取りが主流で、かけるコストの対象が合理的である。

やはり、品質の良い商品とオペレーションシステムが決定的な競争力に違いをつくるようだ。

不動産で考えてみるとどうだろうか。

先日、物件を購入しようと思い現地を訪れた。
不動産会社から紹介を受けた際には、翌日に案内が数件あり非常に引き合いの強い物件と言うアナウンスをいただいた。

現地を視察した感じだと立地、価格は申し分ない。
しかし、引き合いが強い案件だと言うのが気がかりだった。

引き合いが多いと言う事は、よく知られている物件で競争力がある為に、こちら主導で交渉がしにくい案件という事になる。

すなわち、物件仕入れに関して最も重要視しているのが、あまり知られていない物件情報だ。

もし、同じ物件だとしても価格については下限の情報が自分だけに限られた提示だったり、他人から見たら条件の悪い物件で引き合いの少ない物件情報に価値を置いている。

テスラ社とは単純に比較にならないが、主導権を握って仕事を完了させる点については、不動産ビジネスも同じと言えるだろう。

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