社長ブログカテゴリー記事の一覧です
先にもらう
フリーランスの人々が窮地に立っている。
コロナの影響を受けていて、前年度に比べると大幅な減収に見舞われているようだ。
おしなべて、何らかの技術を持っている方々が多く、受注を受けて仕事をする形式が一般的なようである。
何人かの体験を聞いてみると、月に30万円の収入を目処にしているようで、今年はそれを大幅に下回るようだ。実家暮らしの場合は何とか凌げるが、家賃を払っている人はよほどの実力がないと困窮するだろう。
また、受注の場合だと支払いサイトが問題になる。
仕事を始めてから納入するまでの期間を加えると、支払いが1ヶ月後だったりする。中にはそれ以上かかる場合もある。
商売は仕事の金額も大切だが、それ以上に大事なのは入金になる時期である。
いかに、先にもらうか、熟慮する必要がある。
ちなみに銀行は、融資に対して金利で儲けているが、融資と同時に先に金利をもらう仕組みになっている。
いや、仕組みというより、そのように決めているだけでそこに交渉の余地はない。
従って、先にもらうことを決めてしまえばいい。
家賃だって前払いが当たり前だが、さらに早くもらうように決めてしまえばいいだけである。
最初の取り決めで、当方ではそうなっていると言いきってしまえばいいだけで、やなら契約しなければ済むこと。
この支払いサイトは資金繰りで圧倒的に有利になる肝で、どんな商売でもなるべく早く先にもらい、支払いはなるべく遅く払う、非常に簡単なことだが最も重要なことである。
最近では、ファクタリングという売掛債権を買い取る会社が増えている。
つまり、何ヶ月後かに入金になるお金をファクタリング会社が代わりに支払ってくれるのだ。
従って、支払いサイトには大きな利益が潜んでいる。
四天王
パキッ、薪が割れて響く音、火のぬくもりを感じて心地よい時間が過ぎていた。
天然村で草刈りを終えた夜の晩餐。
男4人で火を囲みながら酔いしれていた。
採用担当のTが切り出した。
21年度新卒採用の内定者が辞退したとのこと。
その人物が類稀な美女だったという。
美女といえば、社内で誰を連想するかと言う話になった。
4人がすぐに出揃ったところで、四天王の存在が明らかになった。
R子、A子、C子、Y子。
その美貌は圧倒的な人気を誇っている。
翌日になり、ふと気がついた。
肝心な人物が抜けていたのだ。
もはや、4人ではない。
鬼滅の刃、十二鬼月の上弦に例えるとどうなるだろうか。
一人想いを巡らせていた。
S子は上弦の参までには入るだろう。
上弦の壱は誰か、弐は?
R子かC子、うーむ、Y子か。
そして、上弦の陸に入ってくるB子がいる。
いや、もはや十二鬼月に例えることに彼女たちは違和感を覚えるかも知れない。
やはり、四天王の例えがいい。
決算
第26期の決算内容が確定した。
年間を通して売上は2%減少したが、利益は10%増加した内容となった。
コロナの影響において、2月、3月は目標数値を大幅に下回るなど、苦戦を強いられたが何とか、償却前の営業利益で1億2000万円を残すことが出来た。
例年は5月末の申告になるが約2週間遅れて年次報告の数値が確定した。
今月末には決算書が仕上がってくるので、改めて金融機関への報告が出来そうである。
同時に、第27期の第一四半期も終盤を迎えている。
早いもので、コロナに翻弄されている間に第二四半期のスタートも間近に迫っている。
さて、今期の目標はいかに達成できるか、それは新たな働き方で従来との違いをどれだけ出せるかによるだろう。
社員の大半がリモートワークで、営業も週に一度の出社なので、時間の効率は格段に向上している。
それが当たり前だと信じて疑わなかった電車通勤、会社に行くフリをしなくてよくなった。
こんな自由で創作的な働き方が出来る時代に入り、本当に良かったと感じている。
働く場所や時間は自由にプラン出来る。
これで成果が出ないはずはないだろう。
イノベーティブな働き方により、とんでもない結果を出す社員も現れてくるだろう。
上から指示命令を受けてこなす仕事から、自ら創作的に仕事を創り出すならば、素晴らしい成果は約束されるだろう。
一方で、自らの管理を怠ると潮が引くように、あっという間に沖まで流されて、戻るのは困難を極めるだろう。
自由には責任を伴う事を知るからだ。
娘娘
どうにかして欲しい。
末っ子の次女から長文のメッセージが届いた。
彼氏を家に連れてくることに文句を言われたようだ。
彼女にとって祖母はうざい存在になっている。
こちらとしては、上手に調和してもらいたいと願っているのだが、現実は彼女の問題でもあり、それは自分自身に起因するところでもある。
どちらが正しいかでは解決の糸口は掴めないのだが、どう対処すれば良いのか思い悩んでいた。
すると、長女からメッセージが届いた。
どうやら、次女が相談したようで援護射撃のような文脈になっていた。
親の責任として毅然と対応してほしい。
長女は激しく選択を迫ってきた。
まるで昨日のことが夢のように蘇ってきた。
2人でBarカウンターで飲みながら話しをしていた。
最近はおばあちゃんの言ってくる事にいちいち反応しなくなったと言って、感情のコントロールが上手になったなと、頭を撫でてやったのだが。。
1日空けたら、ベイビーベイビーさようなら、のメッセージで締めくくり。
次女と母親の双方から話しをじっくり聞いてみた。
次女は彼氏を家に連れてくる事の何が悪いのか、それを知りたかったようだ。
つまり、納得のいく理由を欲していたのだ。
母親の観点からは、毎回夜に来たと思えば部屋の電気を消して、よろしくベイビーしている様が気に入らないようだ。
では、よろしくベイビーをどうかしないとならないのか、そんなことに基準やルールを設けて解決するとは思えず、家風からして難しいだろう。
それは、長女が如実に物語っている。
大胆にも私の寝室のすぐ脇でよろしくベイビーしていたことがあった。
もはや、価値観の違いを埋めることではなく、お互いに尊重し合いながら調和した愛を育んでいくことしかないだろう。
移動
しまった。。
引き返す気力が湧いてこない。
歩き疲れた末に地下鉄に乗ろうとしたら、10分以上の遅れが出ている。
待ち合わせの時間までギリギリに迫っていた。
人を待たせたくない性分なので、時間の10分前までには到着するようにしている。
しかし、地下鉄は深いため引き返すのに時間がかかってしまう。
既に1時間以上歩いていて、ヘトヘトだったので一度戻りかけたが、足が前に進まなかった。
地下鉄でも南北線や大江戸線は要注意だと感じた。
新しく出来た線は更に地下深いので、移動するだけでも相当な時間を要する。
おまけに三密になっていて、災害にも脆いため今後は乗らないと心に決めた。
カウンター越しに話しをしていると馴染みの女性が最近電動自転車を購入したようで、大変便利で助かっていると言っていた。
代々木上原にある「八」の常連で、彼女自身もその地に生まれ育ったれっきとした地元民であった。
渋谷や新宿に移動するのも、バスや地下鉄より早く目的地に到着する他、人と接触しないので感染リスクも軽減出来て、絶対におすすめだと周りの人達にシェアしていた。
価格も10-15万円くらいなので、原付よりは色んな意味で手間が掛らないのでいいかも知れない。
その話を思い出しながら、地下鉄のホームでダイヤの乱れにヤキモキしていた。
目的地まで到着したが、結局は歩いた方が早かった。
幸いにも相手も遅刻をしていて、こちらの方が一足先に着いたことに安堵した。
移動は歩きがベストだと感じた。
そこには何が見えないか?
魅了されていた。
臨場感溢れる映像に引き込まれるように、ドキドキ、ワクワクしながら無意識にに力を込めて見ていた。
鬼滅の刃(きめつめのやいば)こんなにも夢中になるアニメだとは思いもしなかった。
東京幻想、この作品集も素晴らしい本だった。
最近この2つを見て感じた。
「そこには何が見えないか?」
そこから入らずに到達しないのではなかろうか。
鬼滅の刃は天才的なシナリオで、日本が誇るアニメとしてはトップレイヤーに位置するのではないかと感じさせてくれる。
もはや、見えるものを描写するレベルになく、見えない何かをイマジネーションしている。
ワンピースのような次回どうなるのか、あるいは最終的な結末はどうなっているのか、そこへ踏み込もうとしても、常人ではけっして到達しないようになっているのだろう。
東京幻想もそれに類する作品だと感じる。
東京に何が起きたのか?
まさに、そこには何が見えないかを主体に構成されている素晴らしい作品だった。
芸術に限らず、ビジネスでも顧客の求めるものは絶えず変化し、決して顕在化しているものではない。
そこには何が見えないか、そこへ注意を払い独自のイマジネーションの世界をアウトプットしてみる。
最近、そこへアクセスしようと小説を書き始めた。
まったく違う世界へアプローチする事で、脱皮した後の自らの姿さえもイマジネーションしている。
ふわふわした感じが心地よい。
朝組
もうこんなに人来てるんだ!
早朝5:50に到着したが、既に練習場ではたくさんの人が集まっていた。
4:50に自宅を出発したので、起床時間をいつもと異なる設定にする必要が生じる。
毎朝のルーティンが2時間30分かかるので、起床時間を早めて2:20にセットした。
少々早くなるが、アーリータイムのプレーをするなら苦にならないのだ。
東京クラシッククラブのメンバーも朝組が多いようだ。
我々の組は6:30スタートだが、トップスタートは5:55であった。
日中は気温が30度近くなるので、早めにスタートすれば暑さが回避できる思惑もあった。
また、10:30までにはホールアウトできるので、時間を有効に使えることもあって、朝組が多い要因と言えるだろう。
前半を終えたのが8:35だったが、朝のプレーは実に爽快で気持ちがよく、これからの時期はやみつきになりそうである。
同伴者の方々も口を揃えて、最高に気持ちいい環境でプレーが出来たと絶賛してくれた。
もはや、コロナはいつのことやら、緊急事態宣言の最中にもかかわらず、東京クラシッククラブで過去最高の入場者数を記録するなど、すっかり局面は変わって、多くの人の意識は何事もなかったように振る舞っている。
昨日の雨の鬱憤を晴らすかのように、朝組の連中はホールアウト後も練習に励んでいた。
我々はのんびりテラスで早めのランチをした。
個人的には練習をしたかったが、ゲストの方をそのまま残して勝手な行動をするわけにもいかず、イメージを変換して気持ち良い風を感じながら、動物占いの話で盛り上がった。
ゆっくりランチを終えて帰宅すると13:30だった。
やはり、朝組はちょっぴり得をした気分になる。
天然村
久しぶりに天然村に入った。
この時期が植物の成長期のピークに入っているため、草刈りにやってきた。
8月中旬ごろまでは、2週間経つと刈った草も元の姿に戻っているため、2から3週間ごとのターンで繰り返す必要がある。
実は、ここに地域最大の課題が顕在化しているのだ。
地区の会長と話をする機会があった。
高齢化による草刈り作業が難航していて、作業量が年齢と共に減る傾向にあり、我々も5年まではもつかもしれないが、その先はまったく見通しが立たず困っている。
では、草刈りをしないとどうなるのか、それは環境整備を放棄した場所にはイノシシや鹿などの害獣が侵食してきて、農作物への被害が拡大することに繋がるのだ。
最近はアライグマの外来種が発見されるなど、まるで詰将棋のような状況になっている。
農薬を撒き散らすことで、作業は軽減されるが土壌に残留する事で農作物や環境に影響することを憂慮している。
それにより、農作物の保全だけではなく、生態系にも多大なる貢献をしているのだ。
天然村エリアは手付かずの自然がそのまま残されているので、数千万種類の生物が生息している。
夜明けに目が覚めると、外から大合唱が聞こえてくる。
それは、地球を感じるような、こんなにもたくさんの生物と共存していることを思い出すことができる。
自然の中で無数の鳥や虫などの鳴き声が心地よく身体に染み入るような感覚になる。エネルギーをチャージしてパワーが内側から湧いてくるように元気になる。
改めて、天然村の凄さを感じた。
草刈りで汗をかいたあとに心地よい風が気持ちよく、すっきりする気分になる。
まるで世間が騒然としているコロナの世界とは別次元にいるかのようである。
しかも、鴨川市はいまだに感染者ゼロである。
こんな心地よい場所で仕事をしたら効率も格段に上がるだろう。
若い社員たちが天然村で仕事をする姿が思い浮かぶ。
こんな素敵な場所でロハスな生活が出来る時代になっている。
鮨 早川
実の弟が鮨店を経営している。
職人歴も長くこだわりを持った鮨を握っている。
恵比寿の雑居ビルの5階に看板もない店を構えて7年が過ぎた。
富裕層や芸能人がお忍びでくる店として定着している。
鮨屋の大将といえば、難しそうで取っ付き難い印象を持つ人も少なくないだろう。
弟の場合は、おもてなしを心得ていることもあり、お客様からの人気が高い。
よく一緒にお客様とゴルフをする機会があるのだが、おしなべて彼の評価は高く、そもそも様々なお客様からゴルフに誘ってもらう事がそれを如実に物語っている。
そんな弟の店もコロナの影響で苦境に立っている。
最近は、営業時間も短縮され16:00-20:00になって、テイクアウトを始めている。
苦肉の策とは言え、改めて彼のプロフェッショナリズムを感じることができた。
テイクアウトの品を取りに行った際に、あちこちから注文が来ていてカウンターいっぱいに御重が並んでいた。
ちらし、握りがあり、5500円、6600円となっている。
コスパは良くないが、ネタのバリエーションが豊富で、重箱もこだわりのある上質なものを使っていた。
馴染みのお客様から次々に入る注文をさばきながら、彼と話をしていると、こんなにも魚に愛情を注いでいるのかと驚愕した。
魚の身体を丁寧に拭いてあげる時に思うそうである。
早くさばいてあげて、決していたむことのないようにと愛情を注いでいるのだ。
鮨職人としてのこだわりは外国人の評判も広がって、様々な国から来店が増えていた。
この苦境を乗り越え、世界が憧れる鮨文化を発信していってもらいたい。
マスク
ここまで人がいなくなったか。
週末の表参道を歩いているとゴーストタウンのように静まりかえっている。
横断歩道ですれ違う女性がこちらを睨んでいた。
シールドにマスクをつけて完全防御をしていた。
こちらはマスクもしていないため、非常識極まりない人物だと思ったようだ。
冗談で咳をすると、鬼の形相になったので小走りに過ぎ去った。
個人的にはマスクはほとんど効果がないと思い込んでいる。
むしろ、マスクをする事で心理的なネガティブ波動を発しているようで躊躇がある。
従って、電車に乗っても飲んでいてもゴルフをしていても、普通にノーマスクで過ごしている。
代々木上原の「八」に到着した。
ダイニングカフェで料理に定評のある店である。
家庭的な手作り料理はバリエーション豊富で、お酒の種類も豊富なので、独身者が仕事帰りに立ち寄る店として馴染みの方々がたくさんいる。
ここの馴染みの方々はほとんどマスクをつけている。
飲んだり、食べたりするのにマスクを必要とする意味がわからないのだが、心理的にマスクをつけて話しをする方が安心するようだ。
マスクをしていないことを指摘されるわけではないが、何となく雰囲気でそれを感じるようになってきた。
さすがにマスクをつけないとならない場面はある。
コロナ対策融資で、日本政策金融公庫へ契約の調印をする日があった。
支店長も同席するとあって、席に着く直前にマスクをつけた。周りを見渡すと全員マスクをしていた。
ここでマスクをしないからと言って、融資を断ることはないだろうが、非常識な人物として印象を与えることにプラス要素は一つもなく、自分の思い込みを押し通すにも限度があるだろう。
世界的にマスクが不足しているなか、本当に思い込み違いしているのはどちらなのか。
一般常識からすれば言わずもがなである。