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出版業界
本の出版にあたり、幻冬舎さんから会食に招かれた。
丸ビル35階のイタリアンレストランに着いた。
約束の時間より少し早めに着いたので、予約名を店員さんに告げたところ、
幻冬舎さまで二席の予約が入っていると言われた。
私は先に席に着いて待ちながら考えていた。
きっと、幻冬舎御用達の店なのだろう。
出版を祝う席として、編集担当者と上司が一緒に同席する習わしになっているに違いないと。
本日も私と同じような立場の方が招かれているようである。
私としては、その心遣いは嬉しいし、本のタイトルから始まりコンテンツに至るまでは、
編集担当者のZ氏には度々無理な要求をしたり、実際に天然村に来て田植えを体験したりと、
出版までの苦労話しを上司を交えてシェア出来る良い機会でもある。
三人で食事をしている最中、突然Z氏の口から意外な言葉が発せられた。
今月末で退職すると言うのだ。
今回の書籍が間に合って本当に良かったと本人は言うが、いつ頃から決めていたのか伺った。
昨年の10月位には上司に相談していたらしい。
今までの彼の仕事ぶりからは、全くそのような気配も感じられなかったので正直驚いた。
天然村に来た時も皆で食事をして寝る時間になっても、パソコンと向かい合いながら仕事をしている姿を見かけた事もあった。
非常に熱心に仕事に取り組む方だった。
出版業界特有の長時間労働を目の当たりにして感心した一方で、期間や時間との関わり方が他の仕事に比べるとかなりタイトなスケジュールに大変な想いを抱いていた。
そんなZ氏は独立をして編集の仕事をするそうだ。
業界的にはヨコの繋がりで、仕事が出来る人は比較的順調にスタートできるようだ。
同席している上司の方も全く休みなく仕事をしていると言うのだ。
元旦から部下にメールを送ってくるようである。
何でそんなに仕事をするのかを聞いてみると、自然とそうなってしまうらしい。
40前半になる彼は書籍の出版に命をかけているかのようである。
今回の会食と同じような席を月に2回はやると言う。
やはり、場所はこのレストランでやるらしい。
メニューも同じらしいので、食べ慣れている感じがしている。
一人1万円位のコースだから、わりと使いやすいのだろう。
それにしても、出版業界とは締め切りに追われると言うが、仕事量そのものが、膨大になっている感は否めない。
仕事量をやり切る時期は大切だと思うが、365日休みなく仕事一徹人生というのは、あまりにもバランスを欠いていると思った。
人間力ある若者
非常に可能性を感じる若者三人が天然村を訪れた。
その中のG君とは先週友人の紹介で会ったばかりだった。
会ったその日から、ビジネスの話が弾んであっという間の時間であった。
G君は長野県飯山から車で約6時間かけて来てくれた。
彼は農業を営みながら農家民宿を経営している。
人間力があり、志しが高く、人を惹きつける力がある。
今は現実現場を体験しているが、あくまでも通過点に過ぎないのだ。
三人とも本業を持っているが、NPO法人としての共通の仲間である。
また、慶応大学SFCの仲間でもあり、G君が27歳で代表を務め、あと2人は前後一歳と後輩先輩の関係である。
今回天然村を訪れたのは、農業をテクノロジーと結合するテストランを行い、データによる検証を行う目的である。
メンバーの一人が慶応大学の特任助教で、テクノロジーの分野に関しては幅広い見識の持ち主である。
話しをしていても、質問は全て明確に答えるし、ある障壁があると話せば、それを解決する術を教えてくれる。
実に頼もしい若者チームである。
現場を視察した後に私と村長を含むミィーティングが行われた。
天然村では、都市部のレストランからのオファーがあり、天然村の農地を活用して、レストランでの食材として活用したいとの話がある。
これを遠隔で畑作業が可能になる仕組みを開発する。
例えば、水をどの位どのタイミングで散布すると生育が良いのか、または野菜のどの部分に栄養が行き渡っていないのか、これらが遠隔で見られて操作も可能になる。
また、都市部でのレンタルファームもこのシステムを導入する。
夜は里山の中にある地元食堂で、酒を飲みながら未来の話に花が咲いた。
メンバーの一人にラオスで環境ビジネスを体験していて、来年にはラオスに日本の農業技術を
輸出して、現地法人を作る算段をしているらしい。
また、将来は人口衛星を開発して宇宙事業も手掛けたいと夢を語ってくれた。
彼らは知恵と経験、そしてテクノロジーを融合させて、全く新しい技術を社会に役立てたいと言う理念がある。
G君を中心に人間力のある若者チームならば、必ず事を成すであろう。
私は株があったら買いたい。
彼に告げると、家に来て下さればいつでも蕪は差し上げますと、一本取られてしまった(笑)
格闘家
明らかにスタミナがなくなっていた。
防戦一方の試合展開に、私の周りの同志達は起死回生の逆転劇を
最後まで期待して応援していた。
私が通っている目黒にある総合格闘技のジムがある。
そこのオーナーM氏がプロの格闘家なのだ。
約一年の怪我のブランクを経て、韓国の若手と対戦した。
大田区体育館ではM氏の試合の他、6試合が行われた。
M氏は三番目の試合だったが、ジムの同志達は開場時間と共にみんな揃っていた。
私を除いてみんな格闘技が詳しく、テレビ観戦は勿論、こうやって体育館やスタジアムに
足を運んで試合観戦に訪れている。
外見からは格闘技をやっているなんて、全く察することが出来ない連中ばかりである。
帽子をかぶっていたり、普通の格好をしている姿を見ていると、逆に弱々しくも感じてしまう。
間違って喧嘩をするような場面を勝手に想像すると笑ってしまう。
見かけは、なめられる感じなので、言いがかりをつけられたりする。
例えば、ダンプの前にやや強引に車線変更をしたら、相手が凄い形相で怒鳴り追ってきて、窓から直ぐ車を止めろと叫んだとする。
格闘家はむやみに喧嘩はしないので、恐いふりをしておどおどして車を停めて外に出る。
すると、相手は更に傲慢になって度付いて胸ぐらを掴み、ふざけるなと叫び体を揺らす。
ここまでは格闘家は我慢する。
しかし、ダンプの奴が殴りかかったら最後である。
素人のパンチなんざぁハエが止まる位に遅く見えるそうだ。
スッとよけると同時にボディに一発入れておしまいだ。
ジムに来ている連中は、おしなべて言えば、性格も優しくて人が良いのだ。
一方で、ビジネスをガッチリやっている感は乏しく、金儲けのセンスは全く見られない。
ただ、純粋に格闘技というスポーツを愛してるのだ。私を除いてみんなそう。
私は身体を柔らかくするのと、身体を絞るための目的なので、格闘技そのものに興味はない。
ただ、スパーリングで上達が多少でも感じられると嬉しくなる。
もっと上手になろうと向上心が湧いてくる。
技術やスピードを高める目的が持てたりする。
しかし、プロになると話が全然違ってくる。
減量の他に厳しいトレーニングを重ねなくてはならない。
おまけに、怪我がつきまとう商売である。
ファイトマネーだって、聞いたら驚くような安い金額だし、生計を立てるのには副業がないと
難しいだろう。
私だったら絶対に選択しない。
こんなに割に合わない商売はないと思うからだ。
毎月利益が積み上がる商売とは対極的な世界である。
M氏は同志達の声援の中、終始劣勢を強いられていたが、KO負けはしなかった。
しかし、顔面は腫れあがり、出血もあって満身創痍だった。
自身の未熟さに更なる決意を宿したようだ。
格闘家の闘魂なのだろう。
見切り千両の世界にいる私には到底理解出来ない世界が格闘界である。
立ち食い
あっ、あった!
立ち食いの寿司屋が上野駅にあるというのを以前友人から聞いていて気になっていた。
近くに行く度に探していたがようやく巡り会えた。
店の名前を「いなせ」という。
ここはオペレーションが最大の関心事であった。
何と3坪ほどの小さなスペースで3人の職人が握っているのだ。
駅中商業施設アトレの一角にあるのだが、中央から注文を受け付け、
その周りをぐるっと囲んで約10人が立ち喰いできるスペースが確保されている。
見た瞬間にその効率、生産性の高さに驚いた。
江戸時代に寿司文化が発祥したというが、当時は屋台で営むのが普通だったというから、
元来は手軽に食べる文化だったのだ。
早速、カウンターの前で注文をしてみた。
私は光り物が好きなので旬なイワシとニシンを食べてみた。
これがなかなかの品だった。
続いて幾つかオススメのネタを食べたが、どれもコスパが高かった。
お会計は1800円なり。
回転寿司と比較すると少々お高くつくが、立ち食いという気軽さと職人が握る寿司の質から
見ると大満足できた。
寿司はカウンターに座って食べるのが一番だと思っていた私にとっては、立ち食いというのは衝撃的な印象だった。
今度近くに来たら必ず行ってみようと思う。
時間がないときでも立ち食いならさらっと行けてしまう心理が働く。
この寿司店を経営する、いなせに興味を持った私は他の店舗を調べてみた。
いなせは、立ち食いでない普通の形態の店舗数の方が多かったので、実際に行ってみることにした。
カウンターに座って食べた印象は遥かに立ち食いに軍配が上がった。
なぜなんだろう、何が原因しているのか考えてみたが、普通の形態は職人をはじめ、スタッフの方々の対応スピードが
明らかに遅いのと、既成概念に囚われているために「握り鮮度」が圧倒的に立ち食いと違う。
立ち食い店の場合は回転が勝負なので、ネタの管理や職人の目配りに至るまでオペレーションが全く異なるからだ。
考えてみると「俺のイタリアン、フレンチ」を展開している経営者も最初は自分で各地を食べ歩いた結果、流行っている店は
共通して立ち飲店と、ミシュランの三ツ星レストランだったという。
それで二つを結合してしまおうということで出来たらしい。
今は、行列のできる店となり銀座をはじめ、赤坂見附が近日オープンするなど、一等地を次々と押さえる実力を発揮しているのだ。
そう考えるとやはり、立ち食いというのは回転が勝負となり、自ずと職場に活気が出て雰囲気も創られてくるのだろう。
立ち食い恐るべし。
今後も立ち食い寿司「いなせ」を注視してみようと思う。
チームワーキング
大雪の休日の朝に携帯が鳴った。
見ると、当社のクライアントであるクリニック院長からだった。
15年前に開業したクリニックを当社で賃貸しているのだ。
直接連絡があるのは何年かぶりだったので、何んだろうと思いながら携帯電話を手にした。
すると、クリニックが大変な事になっている、院内が水浸して医療機器の他パソコンまでも
が水害になって、電気が止まり火災報知器が数分おきに鳴り響くと言う。
明らかに院長は動揺していた。
私も事の重大さを察知し、直ぐに向かう旨を話した。
そして、常務に連絡して現地に向かうように依頼した。
外は既に雪から激しい雨に変わっていて、道路の排水口が雪で埋まってしまい、川のようになっていた。
駅まで歩く間に靴がびしょ濡れになり、足の冷たさを我慢しながら向かった。
電車は全く不通になっていたので、バスに乗ろうと長蛇の列に並んだ。
足の冷たさを更に激しく豪雨が襲い苦痛の状況で順番を待っていた。
足が冷たくて辛い、寒い、バスがなかなか来ない。
こんな想いをするのは、痔の手術後の痛み以来である。
我慢をしながら並んでいる時に私の前をスッと割り込んでくる女性がいた。
私が電話をしている時に、前の人との距離が若干空いた隙があった。
まぁ、若い女性だし可哀想だからいいか、と思って何も言わなかった。
もし、こちらを振り向いて、とんでもないブスだとしても、後悔しないよう自分に言い聞かせていた。
すると、後ろの方からおじさんが大声で間違えて割り込んでくる人達を罵倒していた。
こっちじゃねぇよ!最後尾はずっと向こうだぞ!そこのお兄さん、ちゃんとに並べよ!
と言う具合に交通整理をしていた。
言い方や態度は別にして、こんな風に言う立場の人がいないと秩序が乱れたままになる。
私のように見過ごす人が多いと秩序が乱れるのだ。
私は急に前の女性の顔が気なってきた。
もしも、想定外だったらどうしよう。
私は覗き込んだが雪で滑ってしまい転びそうになった。
足の冷たさだけでも耐えるのが大変なのに体が濡れたら一大事である。
そんな最中に院長から電話がきた。
とにかく屋根の雪をどかさないと全部駄目になる、誰か除雪してくれる業者を知らないかと言う。
私は業者は既に手配していたが、交通網が麻痺しているので、とにかく現場へ急ぐと伝えた。
3時間後に何とか現場に着いた。
そこはまるで被災地のような状況だった。
院内の天井から雨漏りが想像以上に凄かった。
既に常務と部下が雨水をモップで拭き取る作業をしていた。
とにかく屋根の雪を何とかしなくてはと考えていた、その時に業者が来てくれた。
早速、私も屋根に登り無心で除雪をした。
次第に営業部の社員も駆けつけてくれ、皆んなの協力もあり何とかおさまった。
それを見ていた院長も冷静を取り戻していた。
社員の中には寝ている最中に電話があり、急遽応援に駆けつけてくれた者もいる。
また、風邪で体調を崩している者もいた。
本当に皆んな自分ごとの様に振る舞い、頭の下がる思いだった。
そんなチームワーキングを見たら、誰も文句のつけようはなくなるだろう。
いや、信頼が深まった様に感じるかも知れない。
この雪のおかげで改めてチームワーキングの素晴らしさを知る事が出来た。
感謝の気持ちでいっぱいである。
息子の進路2
長男からたまには2人で飲みに行こうと誘われた。
高校を中退してミュージシャンとなり、バンドを組んでメジャーデビューを目指していた。
数年前から、私が読んだ本を拝借したり、いい本のリクエストを聞いてきたりと、ビジネス本を積極的に読んで学ぶ姿勢に変わってきた。
与えられる学習より、自ら率先する長男に私は感心していた。
浅草の蕎麦割烹「丹想庵」をセットした。
ここの蕎麦は一番のお気に入りである。
鍋も出汁が濃厚で美味い。酒のあても豊富だ。
カウンターで、そば焼酎の蕎麦湯割りを飲みながら、鍋をつつき近況の話しをしていた。
すると、彼の方から真剣な表情で、今後の人生についての相談があった。
音楽活動は友達のネットワークも出来て、とても楽しくやっているが、これが本当にプロを目指すとなると、楽しさから厳しさ、苦しさに変わってくる、そこに躊躇があると言う。
私は本当に自分がやりたいと想う事を見つけた方が良いと言った。
彼は今年で20歳になる。
また、経済的にもしっかりした安定した基盤を築く為にも、そろそろ見切りをつけて、次の何かを模索しているのだった。
次男のフィリピン行きの影響も多少あったのだろう。
私はお前も海外に出て色んな世界を見て体験して、本当に自分のやりたいと想う事を見つけて来いと言った。
今は彼に対しては一切の経済的援助はしていない。
一応、社会人なのでバイトをしながら音楽活動をしているからだ。
しかし、私は彼に言った。
海外に行くならやはり片道切符であると。
100万円をやるから五年間は日本に戻ってくるなと。
どこに行くかは、やはりアジアがいいだろうと言った。
逆タイムマシン経営で日本にある産業やサービス、商品を現地に合った手法で商売を展開する方法で、ベトナム、マレーシア、スリランカ、などなど。
何か現地で面白いビジネスをやりたくなったら、見極めたうえで投資してやると言った。
どこにするかは、自分でも調査して考えるように言った。
後はサバイバルで、生き残る算段を自ら考えることが大事だと言った。
出発する6月まで、あと4ヶ月あるからじっくり考えて、彼なりのプランを知らせてくれるだろう。
息子の進路
東京都教育相談センターに次男と共に行ってきた。
ここは主に不登校の学生を対象に進路相談する施設である。
ある方に紹介され、事前にメールのやり取りをして、電話でも何度か問い合わせをしていた。
担当の方の説明では、東京都ではチャレンジスクールがあると言う。
自分のスタイルに合わせて、三部制になっている。
午前の部、午後の部、夕方から夜の部、それぞれ、4時間の授業で3年で卒業する。
通常の定時制と異なるのは、一年短い期間で高校卒業資格が得られる点である。
また、試験もなく、調書での対象も外れている。
作文と面接での入試になる。
典型的な不登校児対象の制度である。
しかし、私は疑問であった。
何の意味があってチャレンジスクールがあるのか、理解出来なかった。
本来、チャレンジであれば、授業を濃密にするか、何か目標に向かって前進する姿勢が感じられる場合は価値があると思うが、ただ単に高校卒業資格だけを有する為のチャレンジスクールならば、三年間を無駄にするだけだと感じてしまう。
一方で、次男は不登校の為、普通高校は調書で落とされてしまう。
残された道はチャレンジスクールか定時制、通信教育のいづれかである。
当日、本人の口から思ってもない言葉が発せられた。
俺、ジャニーズに入ると。
一瞬あっけに取られたが、全く可能性はゼロではないかと…
しかし、なぜジャニーズなのかと問うと金持ちになりたいとの事。
私は更に驚愕してしまった。
私はその夜に次男と話しをした。
お前が金持ちに成りたいなら、チャレンジスクールのような中途半端な事はするな。
また、ジャニーズで成功するならまだしも、金持ちになりたいなら、成功の確率は著しく低くなるぞと。
お前は海外に行って生きた勉強をして来いと言った。
今年卒業と同時に旅立ち五年間は帰ってくるなと。
どっちがいいか、良く考えてみろと促した。
すると、彼は海外に行くと言った。
私は早速、道筋を彼に示した。
15歳で学生でない彼の場合は海外でのVISAを取るのが難しい。
ワーキングホリデーのVISA取得は18歳以上となる。
海外で英語が話せないと生活が困難になる。
そこで、対象地はフィリピンになった。
半年間、語学スクールに住み込みで英語漬けになり、そこからは自分で道を切り開いて、
5年経ったら帰って来いと。
お金はスクール代金を含んで100万円、あとは自分で稼ぐ算段を考えろと。
それまでは一切援助はなし、帰国は許されないという、少々乱暴なプランだが、彼にとってはベストなものだと思う。
一般的な常識だと、考えられないと思うが、国内でチンタラ過ごすより、海外に打って出る方が、人生体験で大切だと判断し、彼も納得したのだった。
五年後どんな男になって帰ってくるのか、あるいは現地で沈んでしまうのか、彼の潜在能力を見込んでの腹である。
妻は完全に理解不能であるが…
火星移住計画
私はハビテーションの最終章を火星に定めている。
今から30年後には火星と地球のハビテーションライフを楽しんでいる景色がある。
2044年には78歳になっている。
今は一般化してないが、15年後の2030年位には火星に移住する人達が目立ち始めて一般化するだろう。
地球から火星までは今の技術では4ヶ月かかるそうである。
私の場合、更にその15年後になるので、1ヶ月位で到着出来るのではと思っている。
88歳にお迎えが来るとして、10年間はハビテーションが楽しめる。
あるいは、行ったり来たりしている間の宇宙でお迎えが来るかも知れない。
必然的に仕事の役割りも発展して行くと、火星にも天然村のようなプラットホームが必要になるだろう。
中と外のコラボレーションで火星を活性化していく。
お試し火星暮し、天然村の出番である。
既に火星に移住している地元とのコミニティーに溶け込む為に先発隊を送り出すだろう。
今の天然村の村長も69歳になっている。
熟練工になっていて、後継者を引き連れて行っているかも知れない。
何とも夢のようなバカげた話しかも知れないが、私はど真剣に考えている。
50年後の2064年位には宇宙旅行は確実に一般化している時代になっている。
更に100年後の2115年になると、もはや火星が地球のようになっていて、株式市場やディズニーランドが出来ているかも知れない。
大義は地球生活のバランスにある。
人口が劇的に増え、温暖化による天変地異があちこちで起こり始めている昨今、これから10年は更に加速すると予測されている。
その為に低エネルギー社会生活を提唱しているが、日本はその点一番の先進国であると言われている。一方で、世界を見渡すと中国や新興国はこれからモーレツに温暖化の要因を作り出すのは周知の通りである。
やはり、地球がもたない計算になる。
現在、宇宙開発プロジェクトがアメリカを始めとする官と民による水面下での火星移住の具体的な実行計画が進んでいる。
彼らは本気で地球の危機を察知し、人口増加による様々な問題解決に向けて、研究開発を繰り返していると言う。
そのような現実からすると、時代の流れはITの発展と宇宙になる。
私が生きている間にはハビテーションの入り口に過ぎないかも知れないが、私の子供達が親になる世代には当たり前になっているだろう。
まずはやってみる
朝5時に起床して一日が始まる。
事業のゴールをイメージする時間からスタートする。
会社の仕組みや社員の成長を8年後の景色として、出来るだけ具体的に脳にビジュアライズ
している。
次は瞑想をする。ビバァサナァ瞑想というもので、頭のてっぺんから足の先までエネルギーを
意識しながら、体の感覚を感じている。
それが終わると六法拝という儀式なるものをやる。
これは家族をはじめ、親族や社員、取引先、友人、尊敬する人物など、六方向にそれぞれ感謝の気持ちを持ってありがとうを唱えるものである。
次に速読の練習をやる。眼球トレーニングをやった後に本を使って速読する癖を脳に植え付けている。
続いて、ストレッチ、腕立て伏せ、腹筋を鍛えてから、ジョギングに出る。
ジョギングしながら、『ありがとう』を1000回言って走る。
自宅に戻りトイレ掃除をしてから、水を浴びる水行をやっている。
以上が私のルーティーンで約2時間、毎日やり始めてから10年以上になる。
メニューは入れ替えがあるにせよ、新しいものを取り入れながらやっている。
最近は寒さが厳しくなり、ジョギングから帰っても汗が出ることはない。
おまけに、水浴びは日々冷たさが増している。
毎年2月になると水の冷たさがピークになり、水を浴びている最中に髪の毛が凍りつく現象が起きる。しかし、身体の方は不思議とポカポカとしてくると同時に、今日も一日元気でやるぞ!と気合いが入る。
これらを始めたきっかけは何だったのか、人から聞いて良いと言うから、まずは自分でもやってみる、ただそれだけだった。
考えてから行動するタイプの人には難解だと思うが、まずは信頼する人が良いと言うものを素直に自分に取り入れてみる。
しかし、良いと思っても行動する人は少ない。
考えながら、出来ない理由を見つけて、やらない理由を導き出して正当化していく。
まずはやってみる。
私はこれを一番価値においている。
そして、それを続けて諦めない。
仕事でも同じて、やらない理由を考えて見つけるのは誰でも出来る。
一方で、やったら良いと解っているけど、やらないタイプの人もいる。
これは、失敗を恐れてリスクを考えるので、実行に移せないのだ。
セミナーに出席して感動して帰って3日後には忘れてしまう、これでは何の為に貴重な時間を使ってセミナーに参加したのか、意味がパージである。
3日以内に何かやってみる、実行してどうなるかやってみる。
このやってみる姿勢が大事になる。
当社でも15年度の新卒採用活動が本格化しているが、求める人物はやってみることが出来る、行動してから考えるタイプを求める。
考えてから行動するタイプは必要ない。
失敗してもいい、まずはやってみる、こんな学生と将来は共に試行錯誤しながら前進して行きたい。
転換期
友人からイーロンマスクなる人物を知らないかと聞かれたがわからなかった。
よくよく聞いてみたり、自分でも調べてみるとすごい人物だった。
カード決済システムから自動車メーカー、はたまた宇宙開発に至るまでITとテクノロジーの融合に
よるビジネス展開を実際にやっているから凄い。
15年後には火星に20万人を移住させ小都市を作るプロジェクトを民間会社がやっているのだ。
その男がテスラという自動車メーカーを作り今春から日本でお披露目になるのだ。
現状はアメリカで既に発売されている注目の電気自動車である。
しかも、ディカプリオ、キャメロンディアスといった著名人が乗っている。
私は車には興味がないが、この人物と彼が手がけるビジネスに惹かれ、日本に一つしかない青山のショールームを訪ねた。
そこで見たものは車の革命だった。
まさにITとテクノロジーが融合した傑作の車があった。
実際に試乗してみたが驚きの連続である。
パソコンに内蔵されているリチウム電池が搭載されているシンプルな構造にもかかわらず、初速がポルシェより早く、
500KMmまでノンストップで走れる燃費の良さである。東京ー京都間まで充電不要ということになる。
おまけに遠隔操作でバージョンアップが可能なので車の年式の概念がないのだ。
青山周辺を市場した時にブレーキを踏んだことはなかった。
アクセルを離すと速度が落ちるのである。
それも画面上で強弱の操作が出来たのは感動だった。
ショールームに戻ると予約をしていた。
納車はクリスマスの時期になるという。
一番手は2年前から予約していて、ようやく今春に納車になるというから、私の場合はまだ良い方である。
しかし、現時点では価格がわからない。
近頃、このようなイノベーションの加速度が急速に早まっている感じがしている。
全く新しい創造というよりも、このように既存のもを組み合わせて、イノベーションを起こす例は今後最もチャンスがあり、今はその転換期にあるのではないだろうか。
実は当社でも、既存のビジネスである、コインパークとコワーキングを融合したスペース、T-timeを赤坂駅すぐそばでオープンした。
都市で働くビジネスマンの為のビジネスラウンジで、国産材で包まれた空間は檜の香りが充満している。
森林浴をしながら、新しい発想を生み出したり、親しい仲間とのミィーティングの場としても
役に立つだろう。
当社としては前例にないビジネスの為、どうなるか未知数ではあるが、不動産の新しい価値を造りあげていく、ミッションを掲げる会社としては、今が転換期になると思っている。
是非、赤坂サカス近くに来る際はお立ち寄り下さい。
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