社長ブログカテゴリー記事の一覧です
波が来る
いよいよ来春に波が来る。まるでスマトラ沖地震での津波のように、今は海面が静かでも野鳥や動物達は丘の上に移動している状況に似ている。
勿論、経済の事を表現したのだが、これから始まる大混乱に我々は丘の上に避難するように手を打たねばならない。アメリカ発の世界金融システムの破綻で大失業という波が押し寄せて来るからだ。特に金融に携わる人達は店じまいである。
本当に凄い時代の断層に生きているのだと実感している。
ここ3ヶ月間色々と考えてある手立てを講じる事にした。今年中に準備を進めて来春には実行に移す。来年の今頃にはやっておいて良かったと振り返るだろう。
大失業時代がやって来た後の世界は今までの生き方が変わっているように思う。
「夢と勇気とサムマネー」そこそこの収入でライフスタイルを幸せにする時代がやって来ると読んで天然村を作った。これからも更なる進化をして行くが、必ず必要とされるビレッジとして
認知が広がり始めている。
思えば今から8年前にロハスな生活をしたいと思い房総半島に移住して天然村の構想を考えていたのが懐かしい。現地の人々はとてもゆったりとした時間を過ごし、時間にはルーズだけれども、とても楽しそうに生活している。私自身もホットするような、ゆらぎの世界にいるような感じだった。
これからやって来る波がどんなに大きくても、どんなに大失業が広まってもそんなライフスタイルを確立出来たら新しい時代の幕開けになるだろう。
男の料理
豪快な料理に男の料理を感じ取った。
友人が得意の料理を作ってくれると言うのでワクワクしながら隣りで見ていた。
本日のメニューは三種類。ポテトサラダ、ミネストローネスープ、特製ハンバーグだ。
デパ地下で買ってきた食材で仕込みを始めた。
レシピの主役は玉ねぎと挽肉になるが、食べて見てわかった事だが、確実に玉ねぎの方が主役が上だった。普通の玉ねぎに比べるとひと回り以上大きく食べてみると食感が素晴らしく、りんごと間違える位の甘さがあるのだ。
ポテトサラダやミネストローネにも凄くマッチしていて、この玉ねぎ一つでこんなにも料理の幅が広がるものかと驚いていた。
メインのハンバーグにも登場するが、牛肉七割と豚肉三割の合挽にこの玉ねぎを混ぜるのだが、これが強烈に美味かった。これには秘伝のデミグラスソースが最高のアクセントになっているのだが、このデミも手作りでじっくり煮込んだベーコンや野菜類をこしたものがスープになる。
これらの肉や野菜はこされる為だけに使われて直ぐに捨てられる。
非常にもったいなくてコスト高になるがその辺は拘っている。
今回料理に要した時間は仕込みも含めて約3時間になったが私は終始横で見ていた。途中で手伝いを試みたが、見事に足を引っ張ってしまい苦言を呈される有様だった。
私は確実に無器用な方なので何回も練習してから臨まないと駄目なタイプだから、相手も自分でやった方が確実だし早いので自然とお払い箱になるのだ。
最後に材料費の伝票を渡さた時にはびっくりした。
通常のレストランでお会計するよりも3倍以上する計算になる。食材が良いのでそれなりになってしまうのだが、手間のかける料理だから食材も最大限に生きてくるのだろう。
三金会
月に一度銀座のビジネスラウンジにて、ランチを食べながら、ざっくばらんに且つ真剣に語り合う三金会という異業種経営者の集いがある。
今回は年収1億円のクライアントを50名以上抱えるファイナンシャルプランナーの方に話しを伺った。
年収1億円と言うと経営者からプロスポーツ選手まで色々な人がいるが共通事項が一つあると言う話しである。
それは「相手がどうしたいのか?」これを知る事で実現してあげる事だという。
自分がこうしたい、ああしたいという方は沢山いらっしゃると思うが、意外と先に相手の評価軸を知る努力をする人は少ないように思う。
自らの要望を相手に伝えておしまいという営業マンはよく見かけるが、短期的な視野で捉えると難しいだろう。
中長期的な視点で余裕を持った御用達のスタンスが非常に大切だと思った。
それと個人的な目標というか、それに対する意欲みたいなものは自分の内側で感じる事が出来た。
会社の目標は何時も関わっているのに対して、個人的なものは久しく無かった事に気が付いた。
私も1億円もらう事にした。
三金会はお昼の時間に集うが夜の場合もあるのでその時は、ビジネスサロンを利用する。
ビジネスラウンジの他にビジネスサロンが銀座にあるのだが、そこは夜の接待や気分転換に使われるていて、いわゆる銀座のクラブである。
但し、他のクラブと違うところはホステスが素人の現役女子大生が勤めているのだ。
タバコに火をつけるわけでもなく、自分から喋りかける事もないのでクラブ慣れしている人はつまらないと思うが、あくまでも異業種経営者の集いが目的にあるので仕方がない。
酒を飲みながら情報に触れたり刺激を受けたりしながら向上していく場所でもあるのだ。
三金会は名前からしてお金が大好きな人達が集まってくるようである。
結婚式
久しぶりの結婚式に出席してきた。
新郎37歳、新婦25歳のカップルでリッツカールトン東京で行われた。
私は新郎の友人と親しくその関係で今年になって縁があり式にも参列させていただいた。
およそ1000万円の費用をかけたらしいが式場も豪華で料理も美味かった。
結婚式というセレモニーは主役の2人がどう表現したいのかが重要で、そこには見栄や体裁が絡み合って決まるから、新郎も事業家なのでその辺を気にしない訳にはいかなかったであろう。
私の場合は29歳で式を挙げたので見栄も体裁も気にしなかった。
確か300万円もしなかったような気がする。
自分の貯金の範囲しか考えなかったのでセレモニーも一般的で特に特徴があったわけでもなかった。
しかし、30歳半ばを超えてくるとそうはいかないだろう。
やはり気になってくる。
今回一緒に出席した友人も来月二回目の結婚式をするのだが、かなり綿密に計画していたようである。
本人は一度経験しているのでどうでも良いらしいが、パートナーは初めてなのでかなり気を配ったそうである。
変な事を想像するようだが、もしも私がもう一度結婚式をするとしたらどうだろうか。
なるべく目立ちたくは無いが相手が初婚の場合だとそうはいかない。
ハワイで身内だけの挙式か、ハウスウエディングにするか、あるいは開き直り大見栄切って盛大にやるか。
そんな事を想像しているとおかしくなってくる。
何れにしても主役は女性なので男はサポート役として彼女の表現したい事を具体的にする手助けのような存在なのかも知れない。
信用
ある日突然くる神妙な電話は出た瞬間に嫌な感じが伝わる。
止めてくれと心の中で叫ぶが次の瞬間気まずい空気に包まれる。
「入ってくるはずのお金がなくて今日の3時までに都合をつけないと会社が潰れる。」
これ、実はお決まりのパターンなのだ。
今回は200万円の依頼だった。しかし、私は断った。
この位の金額で潰れるようなら本人の為にも貸さない方が良いと思った。
どうせ貸すなら潰した後の再起をかける場面にしたいものだ。
当の本人は必死に金を工面しようとしているが、果たしてそれが出来たところで事業が繋がりそこから復活するとは到底思えないし、見た事も聞いた事も無い。
一度だけ小学校からの親友が金を借りたいと言って来た時があったが、それは再起に繋がる明確なものだったので貸した事があったが、やはりきっちりと約束を守ってくれた。
あるいは、どんな場面でも絶対的な安心感のある人物には貸したりする。
それは日頃の付き合いも含めて信用がある人は不思議に神妙な電話があっても嫌な感じがしないのだ。
逆にバックアップしたい気持ちになる。
そんな風に見てみると銀行も同じなのかも知れない。神妙な電話をした時には大体の銀行は消極姿勢になるだろうが、逆にバックアップしたい気持ちにさせるには普段からの信用の積み重ねが大切になってくるのだろう。
是非、そのような立場になりたいものである。
コラボ
友人A氏の声掛けで、日曜日の昼過ぎに都内のホテル会議室に集まった。
私を含めて5名になるが、初顔合せもあり昼食をしながら自己紹介をした。
その中の一人は、その日の朝に鹿児島から駆けつけて夕方には戻るという女性もいた。
美のコングロマリットを提唱するA氏は原宿・銀座で美容室を大きく展開しているプロデューサーで、鹿児島からいらした女性はボディトリートメントサロンを経営し、ゴットハンドとしても名高いカリスマエステシャンでもある。
雑誌にも取り上げられていて独特のトリートメントは私も体験したが、実にしなやかで気持ちが良い。
そして、カップルでいらした2人は年末に挙式をされるそうで男性の方は何度かゴルフで一緒になり、仕事を通じてお会いした事もあった。
44歳になる彼は初婚になるそうだが、イメージはチャラ男で毎晩飲み歩いて女の子を口説いていると言う話も聞いていたので、相手の女性と会うのも楽しみにしていたのだが、第一印象は凄く良かった。
オットリタイプで気が利く美人で、話をしていて実にしっかりとしているので驚いてしまった。
本人も言っていたが運命的な出会いなそうだ。
彼女は歯科医でもあり、銀座で歯のホワイトニングをしている専門のサロンに勤めている。
2人の女性のキャリアと3人の男のコラボで、美のコングロマリットプロジェクトを進めるという話に発展した。
男の役割分担は企画、経営、投資に分かれて私は投資を受け持って欲しいとの事であった。
元来、すぐに人を信用しない私はビジネスを組む事はあっても、コラボする事はなかったので今回のミィーティングでも最初は懐疑的な態度で聞いていたが、皆さんの人間力が素晴らしく自分だけと言う考えよりも皆の力を合わせてやって行きたいという思いがあって、終始非常に良い雰囲気の中で第一回目のプロジェクトミィーティングが出来た。
どうやらA氏は人の縁を結ぶ役目が天職の様である。
社員旅行
羽田空港に8時に集合し、韓国へ二泊三日の社員旅行に行って来た。
天然村の村長横山も久しぶりに皆と合流する機会になり、ハイテンションのスタートの旅立ちとなった。
現地には昼過ぎに到着して、買い物組とランチ組に分かれて楽しむ事になった。
機内でビールやマッコリを調子良く飲んだせいも有り美味しい食事にありつきたく、ガイドの朴さんにドジョウスープの美味しい店をリクエストして案内してもらった。
日本の柳川鍋とは違いドジョウがそのままスープに入っていて辛みのきいた味付けになっている。
非常にシンプルでご飯に混ぜても美味い。
ここで韓国焼酎「チャミスル」が登場する。
現地の方はビールと割って飲む爆弾と言われる飲み方をする。
これを真似てカキのチジミを食べながらクイクイ飲んだ。
飲み口が柔らかいのでついついペースが早めになってしまうのが落とし穴なのだ。
若手グループもまんまと罠にはまってしまう。
大変盛り上がった席となり朴さんも苦笑いであった。
二日目には各所文化財の見学ツアーに出かけるがどこも大賑わいで披露困ぱいだった。
おまけにバスで時間管理されながら名所巡りをしたりするのが苦痛な方なので、何とか耐え抜いた感があった。
そんな中、ガイド役の朴さんが楽しそうに仕事をしているので聞いてみた。
この仕事が楽しいと心から思っているそうだ。
母国の歴史や重要文化財を紹介して広く国を知ってもらいたい。
そんな思いで仕事に取り組んでおられる姿は大変美しく映る。
お子様が2人いらっしゃるが子育ては主人の方が負荷が大きいようで、仕事に生きる彼女にとってバランスしている環境を自ら創り出しているようだ。
今回の旅行は二日目を除くと自由行動なので、買い物をしたり屋台に行ったりしながら市内を観光したり各人がそれなりに楽しめたようである。
今回も昨年に引き続いて旅行の幹事長を務めた岡も、昨年の経験を活かしながら上手くリードしてくれた。
色んな観点から物が見れる彼女にとって、新たな発見もあったようで良かった。
それぞれの楽しみを満喫出来た、とても有意義な旅行であった。
鳥すき
神田にある老舗料理屋に入ると畳の大部屋に案内された。
仕切りも無い空間で8組位のお客さんが食事をされていた。
それは浅草にある駒形どぜうと似た感じで小さなテーブルで食す江戸時代を彷彿させるような風景であった。
ここは鳥すきやきの店だ。
私は今回が初めて鳥すきやきを食べたがそんな料理がある事さえも知らなかった。
友人が相当のグルメで彼曰く、かなりイケル店なので一緒にやってきた。
仲居さんが炭の鉢を運んできて、すき焼用の鍋で牛肉のすき焼を料理するのと同じ手順で仕上げていく。
鳥肉の皮から内臓まで具材を秘伝のタレでぐつぐつと炭火で煮立てるのだ。
これがたまらなく美味しい。牛のようなしつこさが無いので何人前でも食べれる感じだった。
肉だけでなく、しらたきも細くしっかりしていて、長ネギと一緒にタレをつけて食べると本当に美味い。
誰でもハマる美味さである。
但し、あぐらで座っているので思ったより早い段階で満腹感がやってきた。
店のメニューには無い親子丼が本日のメインなのだが、あまりにも美味しいので肉やしらたきを追加したのもあり満腹状態で親子丼を食べる事になった。
それは友人がその場で作るのだ。
すきやき鍋にある具材の上から卵とじをして、隠し味に日本酒を使い絶妙にご飯と合う感じに作るのだ。満腹状況でなかったらもっとたくさん食べたかった一品である。
驚いた事は彼の食に対するこだわりだった。
いかにしたらもっと美味しく食べれるかを彼なりに試し続けたからだと思うが、一緒にいる私としては大変ありがたい。
美味しい料理が更に美味しくなるのだから嬉しい限りだ。
次回は追加をしないで親子丼をしっかり味わうつもりだ。
食に対する価値レベルが更に上がった体験をさせて貰った。
オープニングイベント
10月1日土曜日と翌日の2日間で天然村オープニングイベントを開催した。
3年前から手掛け始めてようやく現実開店日を迎える事が出来た。
これも地元の方々の協力あっての事で深謝している。
また、スタッフである村長の横山も2年前から鴨川に移り住んでこのプロジェクトに専念して頑張ってくれたおかげである。
埼玉や神奈川から駆けつけてくれた人達、鴨川市長、市議会議長、お役所の局長クラスの方々も祝いに訪れて頂き大変賑わったイベントになった。
当社の若手スタッフも応援に来てくれた事もあって皆さんご満足いただけたようで安心した。
食事で評判が良かったのが、農薬を一切使用していない手作りの田んぼで先日刈り取ったばかりの新米おにぎりが絶賛だった。
地元の農家の方々からもよく出来たと褒めて貰った。
完全無農薬なのと全ての工程が機械でなく手作業なのがお米の品質に現れたのかも知れない。
他にも地元のおばちゃんが田舎料理の達人で凄く美味しい料理を作るのだ。
今回は豚汁と天然村で取れた野菜の料理が絶品だった。
また、ステビアのハーブを使ったジュース、シソジュース等は珍しく、美味しいので皆さん驚きの声があちこちから聞こえてきた。
本当に田舎料理の達人おばちゃんには大感謝なのだ。
メインイベントは餅つきだったが、これも大好評でとにかくつきたての餅は美味い。
本当にホクホクしていてアンコと合わせて食べるのが人気だった。
普段は餅を全く食べない私もこのつきたての餅はたらふく食べた。
これも熟練のおばちゃんが下ごしらえをしてくれたり、餅つきのコツを教えてくれたりしたおかげである。
このように地元の色んな達人の協力無くして事はなし得ない。
これからも地域の人達と共に天然村を盛り上げて夢を追います。
相場
売りと買いのバランスが良いと相場の世界では面白みが無いだろう。
しかし、9月9日のブログを書いた日から今日までの約3週間で金の相場が大暴落した。
何と1kg500万円した金が400万円近くまで下落した。
この短期間にこれだけの大暴落は滅多にお目にかかれない出来事だろう。
買いの準備を進めていた私としては絶好の買い場が到来した思いでいる。
もう少し模様眺めしてからにするつもりだが、今回の局面で大負けした人は大変な思いをしているだろう。
金がこれだけの値動きをするのも珍しいし、株や為替で相場を張っている人達にとってこれ程エキサイティングするバランスも珍しいのではないか。
私は相場で儲けようと考えるタイプではない。
短期で勝負して儲けるのが好きではないので持続可能な安定的の方が好きである。
これは商売のスタイルにも出ている様に思う。
不動産は比較的に短期間で売り買いのバランスが崩れる事はバブルの時代を除けばあまり無いのだが、長期的に保有する事で安定的な賃料収入が見込める。
それに対して売り買いを短期間で行う事で利益を上げる事業もある。
私の場合は当然前者になるのだが、不動産の場合は土地の価格よりも賃料に目を向けるとバランスが崩れているのが解る。
相場の感覚で捉えると賃料のビジネスがチャンスがある様に思えてくる。
この様な相場が動く時代は一喜一憂するのではなく、中長期的に捉えたスタンスならば不動産だけではなくて現物の株や金、プラチナ等は相場としたら悪くないのかも知れない。