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社長ブログカテゴリー記事の一覧です

長男

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私の長男が高校を中退して半年近くになる。
退学する時には擦った揉んだしたが、今は彼なりに一生懸命に生きている。
夕方の5時から居酒屋のアルバイトで10時まで働き終わってからドラムの練習をしている毎日のようだ。
必然的に日中は寝ている生活になる。
見かけは金髪で不良少年そのものと言った感じであるが、引きこもりよりはマシだとプラス発想で見守ってきた。

以前からバンド活動でドラムをやっているが本気にそれで飯を食おうとしているのだ。
自宅でもドラムを演奏して近所からお叱りを受けた事もあり練習する環境に困っていた。
私とは殆ど会話もないし顔を会わせる機会も少ない状況なのだが、先日彼からメールが届いた。
内容は電子ドラムを買って欲しいとのお願いであった。
彼からのメールも初めてだし具体的なお願い事も殆ど無かったので少々驚いたが、すんなりと回答するのに躊躇があった。
以前、ご近所からクレームがあった際に彼の部屋を防音工事する話をした事があったが、見積りが350万円もかかるのでどんなものかと思案し、知人にも相談していたが彼の為にも容易に工事する事は取り止めにして代わりに電子ドラムにしようと思っていたところだった。

メールの返答は一緒に楽器店に行って見てから判断するとした。
待ち合わせ場所に時間通りに来て笑顔を見せながら現れた。
昼飯を一緒に食べながら話をした。
私が思っていた以上にしっかりした考えを持っていたので安心した。
約束として初ライブには必ず招待する事と途中で絶対諦めない事を確認して一番良い電子ドラムを購入した。

本気で打ち込める事があるのは素晴らしい事だが、その世界で成功するには人並み外れた努力と運を持ち合わせないと難しいだろう。
高校を中退した時点でハンデがあるのだから自ら将来のビジョンに向かって妥協なしで突っ走ってもらいたい。

選挙

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ある人物から電話があり会いたいと言うので待ち合わせ場所へ向かった。
経営者を長年経験している方で以前イコムにご子息をお預りした事があった。
逆境に強いと自負されておられ、現に数々の難局を乗り越えて来られた方である。

何の話と思えば、選挙に出馬して戦うので応援してくれと言うのだ。
60歳を越えて尚エネルギーが充満している様子を拝見して驚いた。
会社は幹部に任せて政治の世界に初めて挑む決意だ。

政治の世界は水面下で動く時期がないと潰されてしまうと言うので、あくまでも極秘でいてくれと言う。
時期が来るまでは口堅い信頼できる人しか声がけしていないと言うので、まんざらでもない気分だった。
何のために政治の世界に挑戦しようかと思った話や、この様な社会の仕組みにしたいとか、とにかくパッションが伝わってきて、その内容はともかく心意気に感激してしまった。
政治組織もなく選挙の戦い方も素人なのに、自信満々で俺でないと駄目なんだと言う一種独特の自身過剰な位の立場が普通の人ではないのだろう。いや、政治家たる者はその位でないと務まらないのかも知れない。

とにかく私はその心意気に打たれその日の内に快諾した。不思議なものだが選挙を応援する立場になると何か燃えてくるものが感じられる。要するに戦なのだ。戦に勝つか負けるかの二つに一つの世界なのだ。
どの様にして戦略を立てるのか近く主要メンバーを集めて会議を行うと言うので、私としても利害が全く無いので完全にボランティアだが戦を楽しんでみようと思う。

全国各地で新たな市民革命的な政治活動の潮流が見受けられるが、何か時代の流れが大きく変わる予感がしている。

第18期経営計画発表会

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イコム第18期の経営計画発表会を執り行った。昨年は身内と金融機関の方の参加者に限定したが、今年は取引会社の方々にも参加いただいた。
また、今年は二部制にして食事やお酒を用意し、ゲーム等も取り入れて柔らかい雰囲気を演出した。
実はこの様な催しは今年で2回目になる。
なぜ昨年から始めたかと言うと、絶対にやったら良いと言う事を聞いてからだ。初めて耳にした時から2〜3年経ったある日、またもや耳にする機会に恵まれて実行に至ったのだ。
社員の意識の高まりは勿論の事、金融機関へ経営に取り組む姿勢を示す事は非常に大切な事だと感じた。
社員全員が参加する事で社風が伝わるし、目標を宣言したりプロセスを説明する事で、どんな事をやろうとしているのか明確になるから、特に金融機関の方には安心感を持ってもらえるようである。また、取引会社の中には勉強になるから参加をしたとか、刺激を受けてうちでも始めようと思った等の意見が聞かれた。非常に意義のある発表会になった。2回目の方が格段に良くなっているし、イコムという会社を本当に理解いただける機会として、来年以降も課題を生かしてより良い発表会にして行きたいと思う。
会の途中で社長賞を発表する機会があった。色んな表彰の中でも特に基準が無くて、私の独断偏見で決めるという賞があるのだが、発表した瞬間に当人の女性社員が涙して声を詰まらせる場面もあり、危なく私も貰いそうになってしまった。
後から聞いた話だが、彼女の受賞は全員一致で喜んでくれたらしい。

就活

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新卒者4名が今月1日より当社の一員に加わった。
思えば09年の12月からの採用活動での縁が始まりだった。よく考えて見ると実に長い時間を要して入社して来たものである。以前と比べると就職活動の実情が異なっていとは言え、あまりにも早い段階で採用活動をする意味があるのかと思ってしまう。
最近は企業側もエントリーを遅らせているようだが、実際に我々が準備し出すのも入社する2年前から就職ポータルサイトへ掲載していた。学生も3年になって間もなくしたら就職活動に入っていた。
リーマンショックから始まった就職難が今回の地震で更に厳しい局面を迎えたのは間違いないだろう。本来は今年3年生になった学生が心配する時期かと思うが、これを機会に潮目が完全に変わった感じがする。今年の4年生の状況が大変気になる。就職活動期の真っ盛りに起きた地震により企業側の対応も消極的に転じざるを得ない状況だろう。
そう言う意味では今年の新卒者は運に恵まれていると言えよう。
しかし、企業側からすると今年の4年生、3年生は勿論の事、今年卒業して就職が決まっていない人達を含めて採用活動出来る大チャンスと捉える事が出来る。
おそらく採用活動の手法も全く違ったアプローチが可能になったのではないかと思う。
当社も12年度の採用活動は様子を見ていたが、ここが機を見るに敏に動くポイントではないかと思っている。

卒業式

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私は4人子供がいる。次男がこの度、小学校を卒業したのだ。その際、卒業式に出席したのだが、今回が初めてだった。自分の時はどんな卒業式だったのかさっぱり当時を思い出せないでいた。

9時に受付が始まり式は体育館で行われるのだが、赤坂という場所もあり地下になっているのだ。体育館の床から上を見上げると窓から光が差し込まれている。1階部分にあたり、ちょうどいい具合の明るさが保たれている。待っている間にゴーという地鳴りのような音がしたので、また地震が来るのかと身構えたが違っていた。何とその音の主は地下鉄であった。赤坂ー乃木坂間の千代田線が真下に通っている。振動こそないが音はかなり響くので数十メートル程度下に位置するかのようである。全国の小学校の中でも体育館の下から地下鉄の音が聞こえる学校なんて類が無いのではなかろうか。

式が始まり卒業生が入場してきた。総勢78名である。2クラスしかないのだが遠方から来るお子さんも少なくないと言う。次男はこの中でも問題児で先生から半年間に何回連絡があったかわからない程、手を焼かせてしまった。要するに先生の言う事を聞かないで落ち着きがないのだ。人の言う事を聞かないのは誰かに似たのかも知れないが、学力では都内でも屈指であるこの学校では一種浮いている存在のようだった。そんな彼も無事卒業式を迎える事が出来て、先生方も正直ホットしたのが本音だろう。

式の最後に担任と副校長に挨拶に伺った際、親の責任が大きいからしっかり目をかけて上げて下さいと念を押された。子育ては実に簡単である。という人に是非お目にかかりたい。心と心の交流が自然に出来る父親から教えて貰ったところで簡単に真似る事は出来ないだろうが、自分なりの型で出来るようになりたいものだ。式の中で校長先生が話をされた。

「人間万事塞翁が馬」

という何度か耳にしたことのある中国古典からの引用だったが、改めて身にしみた。何が起きても冷静に受け止める。出来事から有頂天になったり、悲観したりする事なく、淡々に生きれるようになりたいものだ。

神戸牛

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連休に神戸へ研修に出かけた際、街の光景を見て明らかに東京とは違っていた。
計画停電や節電で暗い雰囲気の東京に比べ、明るく活気ある神戸の街は人混みで賑わっていた。

せっかく来たので三宮にある神戸牛の店に行ったが満席で順番待ちする有様だった。
この三宮という場所は初めて行ったがハーバーランドの港の方とは違い実に賑やかな場所であった。

神戸の震災を経験しているので東北の方々の痛みは充分に承知しているに違いないが、現実に生活しているこの土地ではあの東京の様な萎縮した雰囲気は微塵も感じさせない。
やはり電力の影響は計り知れないものがある。営業が出来ないという他に心理的な要因が重なり消費を抑制している様だ。普段通りに生活する心構えも不可欠なのかも知れないと思った。

神戸牛のレストランに入って驚いた事はカウンターで対面して焼いてくれるのだが、シェフの人数が8名もいるのだ。店舗の大きさもそれ程ではないがカウンター形式なので収容人数はある程度確保出来るようだ。しかし、この店はお客が来るのだ。これだけのスタッフを揃えても何回転かするのだろう。おまけに二号店がはす向かいのビルの3階にもあるのだ。正に全国からやってくる神戸牛ファンがいるのだろう。

注文する際にサーロインにするかフィレにするか迷ったが、脂がこってりも嫌だったのでフィレにした。実際に食してみると美味かったが特に神戸牛が格段に違っているとも思えなかった。要するにブランド化しているので東京で食べようが味は変わらずともイメージが人々をそうさせているのだろう。
地域の特産物をブランド化すると経済効果と街の発展は間違いないようである。

地震

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その日は古い友人からビジネスに繋がればという事で、ある人物を私に引き合わせてくれる様になっていた。
自宅の一階ロビーで午後3時に来て頂く事になっていたので、私は20分前に帰宅して新聞を読みながら待っていた。

すると突然強い揺れを感じると同時に恐怖を感じた。すぐさまテレビをつけたがスタジオも慌てた様子で非常事態が明らかだった。

高層建築で免震構造になっている為に揺れが大きく長いのだ。外を見渡すとオフィスからヘルメットをかぶって非常階段を駆け下りるビジネスマンやレストランの料理人の姿があり、避難場所の檜町公園が多勢の人で埋まっていた。私もしばらくしてから非常階段で一階まで降りたが約束の時間の3時を少し回っていた。

来客の2人の安否を気にかけていた時に正面から姿が見えたので安堵した。事態が混乱していたので挨拶もそこそこに地震の話になり一人は歩いている最中に、もう一人は車でパーキングに止めている時に発生したという。自己紹介をするゆとりも無いままに、携帯で会社に連絡するも全く通じなくてワンセグで情報を聞いて初めて事態の深刻さを知る事に。その間何度も余震が続いて立ち往生していた。

その後、友人を自宅近くまで送る際も都心は交通渋滞で結局、六本木から品川までの往復で約7時間を要した。
運転している最中に思った事は首都圏で地震がきたら、あっけなく全てが止まってしまうという事だ。
どんなにIT技術が発展しようにも人間の力ではどうにもならない出来事だと。そして、行き過ぎた文明の戒めのメッセージの様にも受け止められた。

今こそ、低エネルギー消費生活の見直しが必要だと強く感じた。

花粉症

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花粉症になってかれこれ10年になる。
毎年この季節になると、くしゃみが出始めていよいよ始まったなといった感じである。
私は薬を好まないので、花粉症が治まる5月位までは大変なのだ。しかし、以前当社の事業で薬石温泉「嵐の湯」をやり始めた頃には効果が絶大でその年は花粉症に悩まされる事はなかった。週に3日
は入っていたように思う。今はやめてしまったので最寄りの嵐湯六本木本店に通っている。
しかし、週に一度行ければ良い方なので効果は限定的なのかも知れない。
行かないよりははるかに良いのだが、週2回行けたら理想である。
当社の社員の中でも花粉症に悩まされている人達がいる。彼らも薬を処方しているらしいが、眠気を模様したりと、万全な対策に苦慮しているようだ。巷には鼻の粘膜を焼いたり、注射をしたりとかやっているようだが、どんなものかと躊躇してしまう。
一番困るのは電車の中でくしゃみが止まらなくなる事だ。先日も日比谷線に乗っていた時に比較的混雑状態の中、6連発のくしゃみでとても恥ずかしい思いをした。また夜中に鼻水の冷たさで目が覚めたり、ティッシュが幾つあっても足りないくらいの量になったりする。但し、嵐湯に行った時は何日か楽なので自然療法に拘る方はお勧めだ。私もできる限り自然療法で克服したいと考えているので、週2回は通いたいと思う。とても5月までは長すぎる。

マルチハビテーション

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天然村の建物が全て完成した。
宿泊棟のとま宿に続いて体験施設棟のがらんどうが、ついに竣工したのだ。がらんどうの機能は、各種ワークショップを体験したり里山レストランで食事が出来たり、宿泊も出来る施設として村の中心になる場所になる。目の前には大きな畑があって取り立ての野菜をシェフが調理してくれオープンテラスで里山の空気と共に召し上がる。野外映画鑑賞等のイベントをやったり、小川に沿って露天風呂が出来るので、季節には蛍を見ながらゆっくり湯に浸かる事も出来る。
あとは、ガーデニングが仕上がればお客様をお招きできる様になる。
土地が広いので、田んぼや椎茸栽培、野菜作りやハーブ園、果樹園など、これから徐々に手作りでやって行こうと思っている。
ところで、私がこの事業を通じて自らも農的な低エネルギー消費生活を実践する事を不審に思っている人がいるらしい。なぜかと言うと田舎暮らしとは間逆な都心を拠点にしたライフスタイルを楽しんでいる私
を見ている人達はどうも理解できないようだ。しかし、私は月の半分は天然村で生活しあとの半分は都心で生活する二極のライフスタイルを送るつもりでいる。どっぷりと農的な生活をしようなんて、これっぽっちも考えていない。このようなライフスタイルをマルチハビテーションと呼ぶそうだ。
欧米でも現実化しているので、是非ともご理解頂きたいと思う。

不動産と縁

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京浜東北線蕨駅からすぐ側の土地を最近購入した。中々出て来ない希少な物件である。
不動産というのは本当に縁もので、買いたいと思っても必ずしも手に入るとは限らない。
この土地も紹介を受けた時はあまりピンと来なくて買う気も無かった。価格も高いし陽当たりも悪そうなので見送るつもりだったのだが、紹介を受けた不動産会社の担当者から電話を貰って説明を聞くうちに現地を確認する気持ちになった。早速行って見ると凄く良い土地なので驚いた。
何と言っても立地が素晴らしい。駅から歩いて数十秒の近さは希少性が高い。後は価格を交渉出来れば即買いだと判断した。予め担当者に値踏みをして感触を得ていたので現地を見て2日後には合意に至った。先方も資金が急ぎで必要だった事もあってとんとん拍子で契約になった。
この場合、紹介を受けた時の印象と現地を確認した後では大違いだったという所がポイントだった。担当者からの電話が直ぐに無かったら現地にも見に行かなかったし、先に手を上げた方が出ていたかも知れない。今は本当に買えて良かったと思っている。要するに何かが作用して縁が出来るので、それは計算して行動を取ったとしても何かの作用次第で縁がなくなってしまう。
今度はいかにこの土地を活かせるかを検討している。
商業地域なので1階を飲食店舗にして2階以上を女性専用シェアハウスの企画で進めている。
キッチンやリビングといった共用部分に特徴を出し、顧客は誰でどこにいるか、これらからの欲求を想定してプランを事業部で練っている最中だ。仕上がりが今から楽しみである。

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