社長ブログカテゴリー記事の一覧です
クリーニング
友人の勧めで本を読んでみた。それは「みんなが幸せになるホ・オポノポノ」という本で、全ての出来事は自分の責任である。自分が原因していて現実を現している。
出来事に意味を付けているのは自分であるという。確実に相手が悪いと思った出来事でも自分の責任として捉えるのは誠に持って難しい。
その時はそのように思っても、その場面に遭遇すると100%相手のせいに自動的になってしまい、自分は被害者になってしまう。例えばこんな事があった。
先日打ち合わせに出かけるため渋谷に向かう途中に湘南新宿ラインの電車に乗っていたら、事故のために停車してしまった。埼京線も山手線も復旧するのに時間がかかるという事態になった時に私は確実に被害者になっていた。しかし、前述の事で言う全ての出来事は自分が原因していて、責任は自分にあるという受け止め方を理屈ぬきにするところから始まる。
責任は自分にあると認めたところから自分に対してある言葉を投げかけることで自分自身をクリーニングするというのだ。その言葉はありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています。この四つの言葉を心の中でも自分に向けて発するとクリーニングが出来て、そこから新たな可能性に繋がっていく道筋が出来上がっていくと言うのだ。但し、続ける事が肝要であると書いてある。
素晴らしい本に出会ったと思う。友人に感謝したい。ありがとう。
鴨川ロハスプロジェクト
今月より当社の担当スタッフが現地入りした。千葉県の鴨川市にある私の別荘に移住してプロジェクト遂行のために奥さんと共に赴任したのだ。
彼が赴任して2週間が過ぎた頃、私は現地の方々との打ち合わせに現地へ出かけた。
彼を見たときに感じたのは肌つやが良くなり黒く日焼けした笑顔がとても印象的だった。
近くに鉱泉が沸いていてそれを自宅に持ち運んでいるので肌がツルツルしているそうだ。
沸き水も汲んできて料理や飲料水につかっていると言う。野菜は鮮度がいいものを地元の方から分けてもらったり、おまけに空気は美味しく、夜は満天の星空を観賞できる。そんなロハスな生活を送っている。
私も久しぶりに体験したが素晴らしかった。彼が本当に羨ましく思えた。
彼には地元に早く溶け込んでもらいヨコのネットワークで村の最適地を見つけ出し、このプロジェクトが成功する事で地域の活性化に繋げるまで頑張って欲しい。
今年中にロハス村の候補地を絞り込み村作りの第一歩を踏み出す。地元の方々と組みそれぞれの持ち味を出し合ってプロジェクトを進めていく。衣食住の自給自足を目指し、消費するだけの生活から、生み出したり、作り出したり、育てたりすることで生き生きと生きる喜びや楽しさを実現できる天然生活の場にします。
出会い
仕事のプロジェクトを熱くやっている方がいると言うので紹介者と一緒に会いに出かけてきた。
プロジェクトの内容は事前に紹介者より聞いていたが、私はその企画よりも人物に興味があった。
その人物は、かつて住専問題が社会問題になっていた頃の真っ只中にいた人である。関西でバブルの頃に何百億円の負債を負って不動産の世界では敗者となった経験の持ち主だ。その後、関東に移り住み5年になるが温めてきた企画をいよいよ実行に移す事になったそうである。
私は彼に会いプロジェクトの説明を受けている時に思った。60歳近くになる彼の顔を見てとても生き生きとした素晴らしい姿をしていて本当に尊敬の念を抱いた。現場に出て大きなプロジェクトにかけている情熱、魂からほとばしり出るようなやる気がみなぎっていた。
彼はこの企画のコンセプトを若年層が全く無理なく払える住宅を提供する事で地域を活性化させるという
素晴らしいミッションをお持ちなのである。
現場は既に住宅が着工していて彼は毎日現場に出かけるそうだ。設計の段階から細部にこだわり妥協を許さない仕事の姿勢は正に一線級。何か大きな事をやり遂げようとすれば自ずと徹底してこだわりが出てくるし、それが素晴らしい商品に仕上がる要素になるからだ。敗者復活戦になるが彼を見ていると自分の為に仕事をやっているようには見えない。お客様は勿論の事、商品作りに拘わった人たち、地域やそこに住む人々に貢献するために大きな志で仕事に取り組んでいる。
本当に素晴らしい人に出会った。紹介者にも感謝したい。
私どものロハス事業にも大変参考になり、ありがたい出会いだった。
墓参り
毎年お盆休みと正月の2回は墓参りに出かけている。かれこれ15年になるだろう。
車で行くと渋滞が予想されるため電車での移動にしている。35℃を超える猛暑の中、汗びっしょりになりながらのお参りになった。最初に訪れたのは北千住にある私の母方の両親が眠っているお墓だ。
駅を降りてしばらく歩くと、あまり人気のない新築のマンションが目に入った。募集の垂れ幕があって所々に空室が目立っていた。今年の正月に来たときは完成したばかりだったから、既に8ヶ月になろうとしている。新築マンションも供給過剰なのか?エリア的にニーズがあまりないのか?考えながら歩いていた。ちょうどお墓の前に差し掛かったところ大きな空き地があり、マンション建設予定地の看板があった。これも今年の正月に見た光景と同じであった。マンションの建設が一向に進んでいないのだ。
マンション業者も土地を取得したもののあまりの売れ行きの悪さに計画が頓挫したのだろう。
お墓の近くで買った花を添えてお参りした。続いては千葉県市川にある私の父方の両親が眠っている墓に向かった。電車に乗り継いで歩いていると猛暑がピークになって生ビールが飲みたくなってきた。
とりあえず我慢してお参りが終わってからにしようと心に決め歩いた。
現地に着くとしばらくの間、誰も着ていないような様子だった。花を添えて水をかけてあげたら見違えるようになった。綺麗になると嬉しくなる。お参りを済ませ、生ビールを頂くべく中華料理店に飛び込み一気に飲み干した。とても暑い大変な墓参りだった。
変化
久しぶりに百貨店の中にある中華料理店で食事をした。ここは自宅の近くにあるので歩いていけるのだが最近足が遠のいていた。四川系で味は濃いが、なかなか美味い部類に入る。
店中に入ると日曜日のゴールデンタイムにも拘わらず閑散としていた。ざっと見渡す限り3分の1位しか入っていない感じだった。
昨年まではこの時間になると満席で予約が必要なくらい混雑していたのだが、これも景気が反映しているものかと思った。メニューを見ると以前と変わらないもので目新しい料理はなかった。この店で私の一番のお気に入りの甲イカのミルク炒めを注文したが、イカと銀杏、ブロッコリーのコラボが素晴らしくて美味しくいただいた。食事をしている最中にお皿を持ってきてくれたり、さげてくれる昔からいるホールの責任者で60歳位の男性は相変わらず回りに気を配りながら働いていた。
他のスタッフはレジを除いて全員中国人であった。私はお会計を済ませようとレジで清算をする際に百貨店のポイントカードを一緒に差し出したがレジの担当者は「何ですかこれ?」この反応であった。店として使えないのは仕方がないとしても自分が所属している百貨店のポイントカードの存在を知らない事態に問題があるのではないかと思った。この女性は先ほどのホール責任者と共に頑張ってきた人なのだ。
お勘定の中には合計の料金に奉仕料が10%かかっている。サービス料のことで以前から解っていたがスタッフを慣れない中国人にした事で返って奉仕料が気に掛かるのだ。要するに変えなくてはいけない、変化するポイントがずれているのである。私は閑散としている店内を見たときに景気の影響かと思ったがとんでもない見当違いをしている自分に気がついた。景気の影響を受ける店は自らの変化や創意工夫を怠っているのだと。この店の経営者もスタッフのコストを下げただけでお客様に対してのサービスの変化は全くやっていないのだ。メニューを変えるともなく、料金体系に工夫は見れず、リピートしてもらえるような知恵のある企画もないのだ。せっかく味に定評があるのに実にもったいない。経営の指針がこれでは近い将来この店は必ず淘汰されるだろう。他人の事はよく見えるが自分の事になると見えなくなるものである。私も自分の事として常に変化を意識してお客様に視点が向いているか、創意工夫は内ではなく外に向いているかを自問自答する。今回はいい見本を見せてくれた。是非、教訓として活かして生きたいと思う。
テーマを持って臨む
雨模様が続いて天候が危ぶまれたが予定していたゴルフコンペは猛暑での開催となつた。
千葉県の東金近くのゴルフ場は日曜日というのに閑散としていた。関係者によると土日であっても7~9月中旬までは暑さの為にプレーをする人が少なくなるので料金も割安に設定しているそうだ。
猛暑の中スタートホールでのテーィーショットはでいきなりOBだった。それが引きずり結局ハーフ51で前半終了した。後半に入る前にあるテーマを決めて臨んで見た。それは、「今この瞬間に生きる」と「何が起きても許容する」この二つをテーマとして臨むと、前半のプレーは勿論の事ショットやパットの一打一打が今に集中する為、その前の思い通りに行かなかったショットやパットの残像を意識する事なくプレーが可能になる。そして、仮に思い通りとは逆の結果に対しても感情的にならずに許容して行く癖を意識付けするのだ。その結果、後半44のスコアで回る事が出来た。明らかにテーマを持つことで結果に違いを作ったと言える。仕事でも同じだと思うが自分自身のテーマを明確に持ち、色んな場面を観察する事で新たなテーマを発見し、それを持って臨む事で自分自身が発展していくのだろう。
次回は二つのテーマで80台に乗せたいところだ。
男が男に惚れる
男気に感動して男が男に惚れるという体験はそんなに出来る事ではないと思う。
それは、正に本宮ひろ志のマンガに登場する主人公のような人物であった。
彼(A氏)とは、ある会の旅行に出かけた際に同部屋となり縁あった人物で私と年齢で一つ下にあたる。
その会とは毎年一回国内旅行に出かける企画があり、今回は長野県の木曽へハイキングをするプランであった。出席者の中には数名、政財界でトップクラスの方々が含まれるメンバー構成になっていた。
2日間行動を共にして思った事はA氏は誰に対しても同じ態度で接するのだ。
相手が大企業の社長でも中央政治家でも学者の先生でも終始一貫同じ態度で自分のスタンスを貫く破天荒な男なのだ。関西弁独特の口調で歯に衣着せぬ物言いで相手に突っ込んで話したり、肩を叩いたりしてまるで後輩に接するような在り方なのだ。だからと言ってむやみやたらに失礼な態度に写らないところが凄いところだ。要するに彼の生き様に皆共感するのである。更に、気配りが行き届き、深い配慮があり、愛情が感じられるからこその事である。
私もそれを感じた一人であった。私ともう一人友人が参加したのだが、それぞれ夫婦同士であったが相部屋ではなく男子と女子で分かれる部屋割りになっていた。そこでA氏がせっかくの機会なのに主催者側の配慮がないと言い出し身銭を切って宿と交渉してくれ別に部屋を隠密に取ってくれたのだ。
私が逆の立場だったら同じようなことが出来ただろうか?絶対に出来ない行為であったと思う。
相手の立場を組み、おまけに身銭を切って当日では交渉不可能であろう部屋を取ってくれ、おまけにその事を主催者側に漏れずにさりげなくやってのけたのだ。初めて体験した出来事で感動した。
こんな男もいるんだなと思わせる人物に出会えた貴重な旅行であった。
剣の達人
湯河原にある友人の別荘に招かれた。その日は夜釣りをやっていると言うので私は夜の11時に現地に到着した。少し休憩してから釣り場へと向かうので、まずは近所の料理屋に案内され、先ほど釣り上げたというアジとアオリイカを刺身でいただいた。
同じアジを食したと思ったが片方は新鮮さがあるアジ独特の食感とは違っていた。主人に聞いてみると取れた場所で違いが出てくると言う。アオリイカは剣先部分がコリコリとした食感で釣りたてならではの美味しさがあり、特に吸盤の部分は絶品だった。
テーブルを囲む面々は初対面の2名を含む6名であった。その中に剣の達人と言われる人物がいた。
剣道7段で元日本チャンピオンであった。歳は私と変わらないが風貌からはそれを感じ取る事ができないのだ。私は興味本位に割り箸で立会いを申し入れた。
彼らはどんな空手の達人であろうとボクシングのチャンピオンであろうと棒を持たせたら絶対に負けないらしい。格闘技の中でも剣道の達人には誰も敵わないそうだ。
そんな事もあったのでどれほどのものか自分で体験して見たかったのだ。実際にやって見ると打ち込んだと思っているが先に突かれているというのだ。
実際に突かれると痛いので突かないという約束で立ち会ってもらったが、あまりのスピードに感覚がわからなかった。レベル差が違いすぎて彼の凄さが解らないで終わるお粗末さであった。
ただ、立ち会ったときの彼の目つきが普段とはまるで違う迫力があった。割り箸であろうと立会いの構えをとると武人に変身する凄みは体験した者でないと解らないだろう。
初めて味わった感動
それは東急東横線の都立大学駅から数分の場所にあった。
食通の友人から一度は連れて行ってあげたい店と言われていた。
店に着くと、やきとりの看板が目立つ一杯飲み屋だった。10席ほどのカウンターだけの店内に60歳半ば位のご夫婦が厨房で忙しそうにやっていた。私は美味しい焼き鳥を食べさせてくれるものだと思っていた。飲物を注文した後にお通しが出てきて驚いた。それは会席料理に出てくるものであった。はもを刻んで胡麻和えにしたものや、はも焼き、天然の穴子、渡り蟹を辛味噌で漬けたもの、クエとコラーゲンを冷やして出してくれ、蝦夷あわびに味噌をのせて焼いてくれたり、霜降りの肉に昆布と塩をのせ軽く炙ってくれたり、最後はシコシコ面の手打ちうどんであった。誰が見ても一杯飲み屋の焼き鳥屋としか思えない店から会席料理でも出てこないメニューが次々と出てくるギャップに感動してしまった。
おまけに焼酎は全国の蔵元から直接入手されるようで、巷に出回っていない銘柄まであるのだ。
大将は食材には妥協しない姿勢で和料理のプロフェッショナルリズムである。
目つきは鋭く真剣そのもので食材が解らないで聞いてみると産地からどこの部分を使っているかまで丁寧に説明してくれる。食通を唸らせる店だ。来ているお客も常連さんで、勿論予約無しでは入れそうにない。かしこまらずに大将と食のうんちくを語り合いながら酒がすすむ店も全国広と言えど、この焼き鳥屋の他にそうはないであろう。
占い
占いを予約して1ヶ月、ようやく順番がやってきた。占い師は以前このブログでも登場した知る人ぞ知る人物である。新宿2丁目ゲイバーのママである。
5年ぶりの占いに少し緊張しながら3つのテーマを見てもらった。
名前と生年月日を書き込み、仕事、家族、健康について順番に説明してもらい、あっという間の30分だった。説明を聞いているうちに知るはずも無い私の背景から時期や出来事を詳細に語られていくのには驚愕してしまった。私は今回仕事については2011年度の新卒採用をどうするか迷っていた。先行きが不透明なこの時期に攻めに出るべきか、あるいは手堅く固定費である人件費を抑えるべきかを正直最終的に決断を出来ずにいたからである。7月の初旬には決断をしなくてはならないこの重要な案件を占い師に委ねるのはどうかと思うが、私はそれに従うつもりで臨んでいた。
結果としては11年度から14年度までの採用は非常に良好とのことだった。健康の面では来年の10月に強い地震が来るそうで私は車がパンクをして怪我をするようだ。更に61歳から63歳までの間に肺に癌のポリープが出来て78歳にはそれが原因で大病するそうだ。
家族に関しては詳細は省かせてもらうが概ね順調である。(笑)このような説明を聞き終わった瞬間、最悪の事が無いことに安心してしまったのだ。正直期待することはないようだが、進む方向がいい時期なのかを知りたかったのだ。それが正解なのかは何の根拠も無いが最終的な判断に自分の迷いがある場合はこれはこれで良いと自分は思うのだ。