社長ブログカテゴリー記事の一覧です
変化
入社式と同時に29期がスタートした。
第1期目には阪神淡路大震災があり、社会が大揺れに揺れての景気減退の時期だった。
そして、3期目にアジア通貨危機による景気が悪化して、10期目にはリーマンショックによる金融破綻で、不動産会社の大量倒産が起きた。
17期目には東日本大震災があり、サプライチェーンの寸断や計画停電により生産活動が大きく低下した。
26期目にはコロナが突然と現れて世界的に時代が変わっていった。
そして、29期目に入りロシア侵攻による円安ドル高で物価上昇が著しくなっていて、流れが急速に変化している。
こうして振り返ってみると、これから起こる変化が次元の違うレベルで始まっている。今回の変化はこれまでの中でも1番インパクトのあるものと感じている。
会社の生命線はキャッシュフローなので、単品管理を徹底して、これからの変化に対応していきたい。
つながり
東京クラシッククラブ水曜会に誘われて初参加した。
メンバーの他にゲストを招いてのコンペで、80名ほどのゲストが登録しているが、募集を始めて数分で定員に達しているようだ。
ゲストの方々から当クラブの人気が伺い知る事ができる。
メンバーのO氏が主催していて以前から遠目で拝見していたが、今回初めてO氏と同組になってプレーをした。
ハーフを終えて休憩の時間に話をしていると、もしかしたらあのO氏かと感じ始めていた。
ひょっとすると麻布台のO氏ですかと尋ねると、そうだと言うのでびっくりした。
何と、イコムのお客さまで六本木のコインパーキングや麻布台のトランクルームのオーナーだったのだ。
このつながりにお互いにびっくりして、後半のプレーでは気持ち良く好スコアが出た。
10年近いお付き合いになるが、これまでお会いしたことがなく、担当役員から話はよく聞いていたが、実際に顔合わせをしていなかったので、同じ東京クラシックメンバー同士でもわからなかったのだ。
今回の水曜会に参加した事で、改めてつながりを感じると同時にタイミングが咲いて感激している。
重続
無意識でいると同じことを繰り返しているようだ。
意識的に改善したり工夫を加えながら継続することを重続と呼んでいる。
朝起きてからのルーティンも意識しないと、同じことをやることにしてやっている状態になっている。
この重続はあらゆる場面で活用できる。
例えば、いつも同じ道を通るのを変えてみると、これまで見たことのない店に巡り合ったり、まったく違う街の景色が新鮮に感じる事がある。
日常生活における7割を入れ替えることをテーマとして動いている。
行動パターンを変化させることを意図的にする事で、同じことを継続してしまう癖から脱するようにしている。
あるいは、まったく違うジャンルの買い物をしてみたり、いつもと違う場所へ行ってみたりする。
新しい発見や気づきがあると喜びが湧いてくるし、新しい出会いも必然的に起きてくる。
同じところで、同じ事を繰り返すほど進歩がないことは明確である。
重続を意識して日常の7割を入れ替えて、新しい感覚を常に養って行きたいと感じている。
ファンド事業
「最近面白い会社を買ったんだ。」
ファンド事業を経営するL氏は、ゴルフのラウンド中に案件の話しをしてくれた。
都心で2店舗運営しているブランド買取ショップの年間売上が150億で償却前の営業利益が15億になるという。
たった2店舗でそんなに儲かっているのは何故かと聞くと、ロレックスの時計がエンジンになっているようだ。
年に8%の割合で値上がりしているロレックス、これが看板商品となり破竹の勢いの原動力になっている。
10年前に買ったロレックスの時計を今売ると倍近くなっているのだ。
売る人もいれば買う人もいるので、すごいスピードで回転しているのだ。
買った商品は2か月ほどでさばくようで、在庫回転率も極めて高い。
L氏は様々な業種の企業を買収して、5年くらいかけてバリューアップした後に売却するようで、その期間にITを導入して効率化したり、新たなブランドを構築して、更に利益率を上げて会社の価値を上げる経営者のプロを束ねている。
更に突っ込んで質問してみた。
5年してから売ると、どのくらい儲かるの?
L氏はニンマリとしながら、5年かけて更に利益を2.5倍から3倍に上げて、その数字の5倍から10倍で売るんだ。
一見簡単なように思えるが、絶え間ない経営努力をしているのを感じた。
アルゼンチンタンゴ
新たなチャレンジをすることになった。
まさかアルゼンチンタンゴを始める事になるとは夢にも思わなかった。
ゴルフ仲間であるS氏の紹介でスタジオに行ってレッスンを受けた。
音楽に合わせて男女がテンポを合わせて踊るタンゴは、ロジカルの左脳と感性の右脳を駆使して上達するようだ。
男性がリードをするので、技術的なタスクは圧倒的に男性が多くなっている。
レッスンを受ける先生は女性になるのだが、A先生は美人でスタイルも抜群なのでびっくりした。
アルゼンチンタンゴは密着して踊るので、ヤバいくらいにピタッとくっついた状態になる。
慣れないと恥ずかしくなるほどの感じなのだ。
日常生活では、もはやセクハラを超越している域にあるだろう。
そんな状況の中でのA先生のレッスンは、情熱的でダイナミックな要素があり、こちらは心地よい感じでニタニタするばかりである。
一方で、リードしなくてはならないので、ステップをきちんと覚えなくてはならない。
しかし、心ここに有らずの状況で何度となくステップを間違える始末、おまけに先生の足を蹴ったり踏んだりのあり様に先生も苦笑い、独特で奥深いタンゴの世界に慣れるまでは、コツコツ、続ける、諦めない、この意識が大事だと感じている。
そして、華やかで愛らしく優雅で気品のあるビーイングをコミットしている。
所作
ボールを取ろうとした瞬間である、腰に痛みが走って動きが止まってしまった。
いわゆるギックリ腰である。
初めての体験だったので、びっくりしたのと同時に、ゴルフプレーが通常通りに出来るのか不安になった。
ラウンドスタート時間まで30分あまりとなっていた。
アプローチの練習中に突然起こしたアクシデントに、またやってしまうのではないかとマインドが騒いでいた。
強行してラウンドをスタートさせたが、腰が重く感じてキレが悪かったが、余分な力が入らずに安定したスイングになっていた。
何とかラウンドを終了して、月島の馴染みの整体院に駆け込んだ。
診断の結果は、ギックリ腰だったが炎症を起こしている程度でおさまっていた。
手当てをしてもらい、腰の重みはすっかりなくなったが、所作がもたらしたものだと改めて認識した。
所作とは、身体の振る舞いが適切に動いているかどうかで、今回のケースで言えばボールを取る時、無駄造作に手だけを動かして腰をしっかり曲げた所作を欠いていたことになる。
挨拶もそうだが、ちゃんとに腰から折れて前傾するのに対して、首と胸だけで前傾した挨拶では言わずもがなである。
今回のギックリ腰は、日常生活での所作を見直す機会にもなり、無造作な動作から意識的な所作へ移行していきたいと感じている。
おせっかい
ちょっと違うと感じた。
おせっかいでググると「でしゃばって世話を焼くこと、不必要に人の事に立ち入ること」と出てくる。
友人Cの場合、おせっかいであるがそれを感じさせない、相手の気持ちを求めた対話が出来ている。
そのCが友人Mを食事に招いてセッティングをしてくれた。
ネイリストMのサロンに通っているCが、ネイルの最中に身の上話が発展して悩みを聞いたところ、結婚までに至らない要因を男性の意見も聞いてみたいと、友人Jと共に彼女の話を聞くことになったのだ。
もろもろ話をする中で、男運の悪い状況を作っているのは、まさにM本人であることを意見させていただいた。
Jはやんわりと相手の意識や気持ちを考慮しながら、言葉を選んで意見しているのとは正反対だった。
おせっかいの連中がああでもない、こうでもないと話している中で、突然閃いた事があった。
うちの社員Mとの相性が合うかも知れないと感じて、早速連絡してみると一発回答の返事がきた。
バツイチであるがジェントルマンのMにとっても、巡り合わせのタイミングかも知れないと感じている。
M &M が成立するかもと期待を寄せているのは本人同士よりも、おせっかいの連中だったりしているようだ。
しかし、おせっかいも捨てたものではないと感じている。
誰のためにやっているのか
早朝のテレビを見ていたら、伊藤詩織さんのドキュメントタリー番組がやっていた。
彼女は性暴力を受けた事で、自ら表に出て世間に公表する事で、同じ境遇の女性の皆さんに勇気を与えていた。
まさに、誰のためにやっているのか、深く考えさせられるシーンである。
これは、仕事において顕著に出るテーマでもあり、非常に重要なファクターになる。
イコムの創業まもない頃には、子供たちが幼かったこともあり、家族のために仕事をしている感じが強くあった。
事業が上手く行くようになると、お客さまに喜んでもらいたいと言う感じが、家族同等に思い始めるようになった。
自分のためにやっている人は、いくら才があっても突き抜けることはないだろう。
優秀なクリエイターやアーティストと対話をしていると、無意識に自分のためにやっている事が少なくない。
もちろん、自分を含めていいのだが、目的意識を自分以外の誰かに標準を合わせる事が、非常に重要になると感じている。
朝の番組を見て彼女が誰のためにやっているのか、それは多くの女性たちに勇気を与えて、多くの女性たちが力づけられている。
素晴らしいビーイングだと感じた。
仕事をしているのは、誰のためにやっているのか、それはより多くの人々へ贈りたいものである。
からくり
まんまとからくりにハマってしまった。
打つべき手を打たなかったこちらに否があるにせよ、こんな事がまかり通るとは法律には様々な対処法があるものだと、笑うしかなかった。
当社が所有する商業ビルのテナントが家賃の滞納を続けていて裁判になっている。
1年以上続いているので、裁判ではこちらが勝訴して滞納金額を受け取り、退去する命令の判決を待つ状況である。
ところが、先方の弁護士がからくりの一手を打ってきた。
第三者に店舗運営を委託して、その人物が占有していると主張してきたのである。
これにより、もう一つの裁判を起こさざる終えない状況になっている。
つまり、現在進行中の裁判の判決が出たとしても、別件での提訴をするので解決が先送りされることになるのだ。
民法でいう占有権である。
普通に考えれば物件を所有している当社が知らずに占有されることなどない。
しかし、無権利者であってもここは私が占有していますと宣言すれば、裁判が確定するまでは、占有権が保護されることになっているのだ。
もちろん、裁判で無権利者が確定されたら占有権は失われることになるのだが、手間と時間を要することになる。
従って、家賃未払いの輩を上手にアソシエイトしている弁護士が倫理観ゼロでからくりを遂行しているのだ。
さて、こちらにボールがきているので、どんな配球をしていくか、あるいはリリーフエースを投入するタイミングなのか、ここは監督采配の冥利に尽きる。
大阪
大阪の梅田に入った。
東京駅から新幹線を利用するよりも、羽田から伊丹空港へ飛行機で移動する方が早く到着する。
大阪入りして感じたのは、東京よりもコロナに対してデリケートな感覚を持っているようだ。
大阪弁から発する元気な印象とは違って、意外に神経質な人々が多い印象をもった。
梅田界隈はホテルの建設が目白押しで、東京よりも圧倒的にホテルの密度が高い。
一方でコロナの影響もあって打ち合わせをしたホテルでは稼働率が10%を下回っていた。
飲食店もおしなべて消極的モードが強く、北新地の夜も寂しく感じた。
昼間歩いていると弁当が300円でたくさん売られていたり、定食が500円のランチがあったりと大阪の物価の安さには驚かされる。
新梅田食堂街でタコ焼き、お好み焼きを食べたあと、初めて松屋に入った。
創業カレーが食べたかったので、味噌汁と一緒に注文したら、味噌汁はセットでついてくるというのでびっくりした。
少し酔っていたとは言え、この味噌汁のクオリティが高いので跳ね上がるほど感激した。
もっと早く知っておけば良かったと思うほど、創業カレーも含めて松屋のファンになってしまった。
大阪に来なければ、東京で松屋に入ることはなかったであろう。
それだけ大阪には食の器の大きさを感じたのかも知れない。
新しい投稿ページへ古い投稿ページへ