社長ブログカテゴリー記事の一覧です
大好物のカレー
金沢発祥のカレーショップが最近目に付くようになり、気になっていた。
黄色の看板でゴーゴーカレーという名称で営業している。
以前、秋葉原を車で走っていた時に行列が出来ていたのを記憶していたので、
六本木にオープンしたから行ってみた。
結論から言えば若者をターゲットにしている印象を受けた。
ハヤシライスのような黒っぽい色で味が濃いめだ。
定番はカツカレーなのだが、私はチキンカツカレーの普通盛りを注文した。
各種メニューには大盛り、特盛も用意されていてボリュームは目を引く感じだ。
色んなカレーを食べに行ったが、私の好みは学校の給食に出てくる様なやつがいい。
勿論、それに少しスパイスを加えた方が良いが基本それが大好きだ。
インド料理店のグリーンカレー、丸の内のインディアンカレー、六本木中華料理店で香妃園のカレー、友人の作るキーマカレー、家政婦さんの手作りカレー、天然村近くのオーガニックカレー、これらは全て美味しく私の中でもトップクラスだが人により好みが分かれるだろう。
私は全く知られていない普通の店で給食に出てくるような奴を探し求めている。
誰か知っていたら教えて欲しい。
私的には毎日カレーを食べたい位の大好物だ。
違う種類のカレーだったら毎日イケルだろう。
空想の世界で考えてみた。
もしも、最後の晩餐に日本一美味しい寿司屋、中華料理店、鉄板焼、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ふぐ、カレーショップがあったら、私は迷わずカレーショップを選択するだろう。
天然村に行く
スコールのような雨が突然と降り出した。
外の景色を窓から見ていると懐かしい思いがした。
雨が屋根を鳴らす音や、そこから地面に落ちる雨水をじっと見つめていた。
外から聞こえてくるのは野鳥の鳴き声や、コトコト流れる小川のせせらぎである。
実に静かで人工的な気になる音は殆んどなく天然の素材に囲まれた心の楽園だ。
ドアを開けて屋根のある通路に出て見ると、草木が新鮮な空気をプレゼントしてくれているようで、自然に触れていると雨の日でも心地良い感じがする天然村の景色だった。
東京に住んでいると雨の音も、そこから滴が地面に伝わる様子も感じる事が困難になっている。
当然、新鮮な空気とは無縁な生活をしている。
毎朝のジョギングも大きな公園の周りを走りながら緑を見る機会があるのだが、人工的に作った草木は天然物とは比較にならない。
決定的な違いは何かと言うと時の流れである。
大多数の人も同じような生活リズムだと思うが、私の場合は、朝起きた瞬間から時間単位で行動し始める。
当然、ジョギングしていても一定の時間に毎日同じ人達とすれ違い、時間内に終わらせて次の行動に移る。
朝食を摂り通勤するまでの時間にやる事を済ませて家を出る。
通勤途中は全員が忙しなく会社へ向かう。
休日もテレビ、映画、ゲーム、デートの準備や待ち合わせ場所までの移動、家族や恋人との食事の時間や買い物等、時間の流れが天然村で過ごす時間と決定的に違っている。
東京の自宅で一人読書にふける時間でも周りの人工的な音に比べると、同じ読書をするにも時の流れの感覚が別の次元に感じてしまう。
そうなのだ。
田舎で東京と全く同じ事、仕事や買い物、食事をしていても「場」の次元が違うので五感の感覚が全て異なる。
天然村から東京に帰ったその日は時の流れが反転するのでストレスを感じる場合が時折ある。
東京の生活は便利で移動手段もこの上ない。
慣れてしまうとストレスさえ感じなくなる。
だが、自然と共生しながら心の満足を得るライフスタイルはこれからは必要になってくると思う。
私は月の内に何日かは心に栄養を補給する為に天然村を訪れている。
フェーズ4の投資理論
大脳生理学を専門にしている大学教授の本にフェーズ4の投資理論というものがある。
これは脳の状態を四つの段階に分けて考えている。
フェーズ1は寝ている状態。
フェーズ2は寝ぼけている、もしくは居眠りしている状態。
フェーズ3は脳が覚醒している、または平常心を保っている状態。
フェーズ4は極度の緊張した状態、もしくは興奮状態にある。
私はどんな局面でどのフェーズにいるのかを翻って観察してみた。
車の運転をしている時は確実にフェーズ2の状態が基本である。
必ず車や電車に乗ると眠くなってくる。
運転をしている時は危険なので大声で歌を歌ったり、音学のボリュームを上げたりしながらやっているが、眠気が上回ってしまう事が多い。
競馬とか競輪のようなギャンブルは今はやらないが、20代の頃はやっていて見返して見るとフェーズ4の興奮状態にあるので勝った試しがない。
株やFXも似たようなもので勝っている時はフェーズ3を保っていられるが、負けが混んできてリズムが狂い始めてきた時にはフェーズが3から4に変わり、もはや平常な判断が出来ない状態になっていて万事お手上げの状態に陥ってしまう。
相場を張る場合には常にフェーズ3を保つのは不可能に思われる。
故に株やFXで勝負してきた連中のほとんどがバンザイしている。
損失を飛ばして平静を装っている連中もいるが時期に店じまいになるだろう。
不動産も同じような事が言えていて、売ったり買ったりして利益を上げている企業は儲かっている時はフェーズ3を保っているが地価下落が起こり始めると、慌て始めフェーズ3から4になってお手上げになったりする。
私はそれをやらないが、不動産を借りたり買ったりする時に競争相手が登場して価格がつり上がったりする場合がある。
そんな時は何とか手に入れたい思いの心理が働きフェーズ4の状態になったりする。
フェーズ3の平常心でリスクとリターンのバランスを冷静に分析するなど、どっかにいってしまう。
恋愛とかでも同じような事が言えていて、昔はずっとフェーズ4だったりした時があって思い出すと笑ってしまう。
要するにそれが人間であって、常にフェーズ3ではつまらない人生になってしまうだろう。
ここ一番の勝負時にいかにフェーズ3を保てるかが決め手になるだろう。
車の運転も同様なんだが。
選考会
13年度の新卒採用活動も終盤になってきた。
ここ1ヶ月が両者勝負どころになるだろう。
同時に選考会も一時面談から最終面談に至るまで、学生にとっても過密スケジュールの中で行ったり来たりの大忙しの時期である。
最近はテレビ.CMにも選考会の模様が映像で映し出される等、いよいよ本戦になってきた。
当社も会社説明会を残すところ2回となり、選考会を重ねて人物を絞り込むタイミングになってきた。
当社の場合は一時選考は代表の私が担当している。
先日も一日かけて行ったが、実に色々な学生の方々と触れ合う事が出来るので大変ありがたいと感じている。
一回の選考会に四人を目安に取り組むのだが、時間が30分と限られているので何を基準に判断するのか明確にしておかなければならない。
ある一定基準があるのだが、それはその人の良し悪しの判断では無くて、今の当社にとっての基準を軸にしているので、他社では全く通じないと思う。
イコムの組織バランスを鑑みての判断に過ぎないのである。
その中で適正診断というテキストを使って適性を知る検査があるのだが、これが面白くて如実に適性が表れる。
活動性、持続性、思考性、自主性、自己信頼性、共感性、従順性等の項目が点数で換算される。
全部高ければ問題無いが、そんな人物には中々お目にかかれるものではない。
実は以前私も自分に対して密かにこの検査をやった事があるのだ。
結果を見て呆気に取られた。
想定外に点数が低いのだ。
まさか自分が不採用だったかも知れない漫画の様な世界である。
おまけに低い項目と高い項目のギャップがあり苦笑いしてしまった。
だが、思った。
平均に項目が整っているより、むしろギャップがあって各人が互いにそのギャップを埋め合うような組織が構築出来れば良いと。
従って良い悪いの採用判断では無く、イコムの組織バランスを基準にギャップを埋め合わせる人材を選考会で見極めて行きたいと思っている。
イモの威力
鳴門金時イモの移動式催事店舗がオープンした。
浦和駅東口から歩いて2分程の商店街の中にある。
限定200食の売り切れゴメンのスタイルで、私の予測では120位と思っていたが、土曜日のオープン当日には早くも閉店時間を待たずに200食完売したのだ。
11時のオープンから行列が出来始め、終始賑わいの中で皆さんに感心を持ってもらえて、大変嬉しくありがたかった。
翌日も同じような結果に改めて驚いた。
チラシ等の広告も一切やらなったので、驚くべきイモの威力である。
私はこの商品が余りにもシンプルなのと、それ程美味しくもないので半分冗談で始めたのだが、
子供からお年寄りまで、特に女性にはかなりの年齢層にお買い求めいただいた。
予想を遥かに上回る注文に現場は大混乱。
調理担当は一日中作りっぱなし、試食担当の女の子も座る暇も無く売り続けた。
疲れたが目標達成に全員が大満足、やり切った達成感で満面の笑みであった。
労働した感と言うか、現実にその場でお客様と商取引きを行う。
試食をして貰い、気にいって買って貰って金銭を受け取る。
これの連続を1日約200回繰り返すのだから、パソコンと電話で商売をしている連中には解らないだろう。
私も一日中現場を観察していたので、日銭商売の醍醐味を体感出来た。
店舗約2坪で日に10万円を売り上げる力があるのだ。
この鳴門金時イモの底力はあっぱれだ。
これから続く快進撃を静かに見守って行きたい。
歯のありがたみ
ランチを食べている最中に硬い物が突然混じってきたので、何かと思った。
取り出してみると歯のかけらだった。
歯医者には定期的に治療に出掛けているが何の異常も無かっただけに気にしないで放ったらかしにしていたが、痛みが伴うようになってきたので見てもらったら、歯が真っ二つに割れていることが発覚し、医者が「お気の毒ですが」と言った。
私は「お気の毒ですが」と言う言葉に引っ掛かった。
お迎えがくる訳でもなし、縁起の良い言葉でない。
奥歯なので治療のやり方が限定的なのはわかるが、お気の毒と言われると取り返しのつかない出来事のようで、お手上げの状態をさしている。
確かに歯が痛かったり、抜いた状態にあると食事をしていても楽しくないし、美味しく感じなかったりする。歯の健康も非常に大事だし、ありがたい存在であると思う。
そもそもの原因を尋ねてみると、私は就寝中に歯を強く噛み締める習慣があるようだ。
それによって割れてしまうそうだ。割れる位に強く噛み締めるのは自然になってしまうので、意識しても治すのは難しそうなのだ。寝る前に呪文を唱えて見たがよく解らない。
この調子で行くと、どんどん歯が割れていって全部無くなったらどうしようかと思った。
総入れ歯なんて嫌だ。
この癖を克服して回避しないと、また医者にお気の毒ですがと言われてしまう。
どうしたものかと思案中だが現在進行形のままである。
普通にしている事へ、ありがとう、ありがとう、の大感謝なんだ。
コインパークの集金
六本木のコインパークを開設した事で集金担当が私になった。
規模も大きいので週に最低2回は集金が必要になることもあって、自宅から近い私が当初3ヶ月間受け持つ事になった。
コインパークの集金は初めての体験で最初は結構緊張した。
機械を開けている最中にお客さんが来たら上手く出来るか不安だった。
その不安が的中してしまった。
私が機械を開けて操作している最中にお客さんが精算しに近づいて来た。
私はまだ作業に入ったばかりだったので急いで元に戻そうと思った。
しかし、ブザーが鳴って止まらないのだ。
お客さんは待っているし、扉を閉めてもブザーの音は止まないしで焦ってしまった。
おまけにお客さんからは不審者に見られる有り様だった。
言い訳しても始まらないし、機械に八つ当たりしても仕方がないので、私は祈る様な気持ちでカチャカチャやった。
必死になってようやくブザーが鳴り止み元に戻った。
久しぶりに焦った局面を体験した。
現場は何が起こるか解らないので、いい経験をさせてもらった。
しかし、お客さんから不審に見られ文句でも言われた日には居た堪れない。
あるいは夜の作業は場所がら強盗にも注意を払わなければと思う。
一回で30万円位の集金になるので、待ち伏せしてサッとやればコンビニよりも簡単かも知れない。
昔、まっ昼間に工事現場を装い白昼堂々とトラックを横付けし、コインパークの機械をドリルで掘って持ち逃げする事件があった。
要するに日本でしかあり得ない光景のようである。
外国では現金が入った機械を外に置くのは考えられないと言う。自販機すら外に置く習慣が無いのに、日本は実に平和で治安が安定しているのだろう。
コインパークを標的にしてもおかしくないのは当然だ。
他の会社はちゃんとしたユニホーム姿で2人組になって作業に当たっている姿を目にする。
わが社もそろそろ実行に移す時かもしれない。
新婦の父親
結婚披露宴の舞台で涙ぐむシーンは何度か訪れるが、今回は別の角度で感じた事があった。
それは新婦から見て父親よりも母親の方が影響があるのか、関係が強いのかよく解らないが、涙のシーンは何れも母親が関連した場面にあった。
思い出の話しだったり、感謝の手紙を読んでいると新婦は泣いていたが、それは母親に対しての感情だった。
自分の身において考えてしまうと何か寂しい気がした。
娘と父親の関係は家庭によっても違いがあるだろうが、基本的には母親には到底比べられない存在なのかも知れない。新婦側から見た披露宴の舞台は明らかに母と娘の絆が感じられたが、父親はそれが無くて終始控え役に回っていたのだ。
残念だがそれが現実だ。
一緒に過ごす時間も長いし共有出来るものも幅広いのだろう。
実は今回の結婚式はわが社の女子社員だった。
新卒で入社した彼女は26歳、一方彼は一つ下の25歳だから世間相場では早いだろう。
一つ一つ段取り良くこなす彼女は細部に渡り素晴らしい挙式であった。
日本の文化を下敷きにとてもバランスが取れていた。
若いカップルを感じさせない落ち着いた雰囲気を演出していたり、とても新鮮で感動した。
主賓の挨拶をさせてもらったが、何か父親に近い感情も出て来て不思議な感じだった。
それは彼に対して父親の目線のような、しっかり頼んだぞと。
しかし、この夫婦は確実に妻がリードするので、頼まれるのは彼の方かも知れない。
新婦の父親をもう少し引き立てる役がいても良いかも知れない。
会社説明会
13年度新卒採用の会社説明会を、有楽町の国際フォーラムで行った。
買い手市場がより一層鮮明になっているので、会場は満員御礼になると思っていた。
ところが前日のエントリー人数に対して当日来た学生は6割程度だった。
当日雨だったにしても何故だろうかと疑念があった。
買い手市場にも拘らず、この結果は何なのか……
調べて解った事は世の中の採用開始の時期が例年より遅くなった事で、ちょうどこの時期に他の会社の説明会とのブッキング現象が起きているという現実だ。
学生から見れば一度はエントリーしたが、次に調べているうちに日付が重なる企業が複数あったりと、スタートを遅らせた分だけしわ寄せがきているのだ。
当然と言えばそうなのかも知れないが、両者にとってあまり益のない施作に感じる。
12年度の学生も含めて考えると、朝のラッシュ時に電車が遅れてやってきて車両には入りきれない人集りの中で我も我もと次から次に入ってきて、ついには車掌が無理やり押し込んでいるが時間がかかり、電車の出発時刻は更に遅れると言う様な事になりそうな感じだ。
企業側からすると、今後の戦略が非常に大切になってくると思う。
一旦、やり直しである。
前から思っていた事だが、当日説明を聞いている学生を観察していると男子は眠気混じりだったりするのが目立つが、女子は真逆で聞く姿勢たるや真剣そのものでこちらにもよく伝わってくる。
入社後の仕事を見てもやはり女子の方が一枚上のようだ。
草食系男子などと言われ始めてからなのか。
時代が変って女子が男子を守ってあげるかの様なCMも見かける。
なでしこジャパンの活躍だったり、女子プロ野球が出来たりとステージの幅も広がっている。
男子も侍の魂を呼び戻しお面返上と行きたいところである。
京都のお茶屋
打ち合わせの最中だった。先方の方がひらめいた様な表情で語り出した。
それに私達は非常に興味を示した。
早速現地に行ってみようと段取りをその場でして外出した。
期待通りに早い!! 行動力と発想は予想を上回っていた。
今回の京都入りは私とクリエイターの2人で新規事業の打ち合わせにやってきた。
クリエイターのA氏の紹介で地元に顔の効く人物達とのブレストをセットしてもらっていた。
A氏は若いが非常にセンスのよい仕事をする。頭も良いしスピードもある。
そんな人物の紹介なので、いい仕事ができるのではないかと非常にワクワクしていた。
向かった先は祇園のお茶屋だった。
立地は申し分なく、世界中から実力者が集まる京都の文化に触れる最高の舞台だった。
かつては新選組や坂本龍馬らの歴史的人物達が遊んだお茶屋。
ここは舞妓さんや芸妓さんが、旦那衆を楽しませる高級な遊び場として知られている。
私の友人がかつて芸者遊びをしていたらしいので、根掘り葉掘り聞いてみた。
舞妓さんは若くに芸を習い座敷に出て旦那衆の相手をするのだが、要するに自分を売り込んで旦那さんに面倒をみてもらう事がよしとする世界のようだ。
友人も以前は儀式をして舞妓さんを迎えたらしい。
結婚の様な儀式らしいのだが、そうなると着物の襟が黒くなるそうだ。
旦那に身を任せた証だと言う。
しかし、そうなると大変なお金がかかるらしい。
四季の着物やら行事やらを全て旦那の財布から賄うのだ。
おまけに生活費や家賃までとなると相当な旦那じゃないともたない。
友人は約1年でお手上げだったようだ。ごめなさい、私が甘かったと…
よくもやったものである。
しかし、こういった凄い文化が今でも続いていて財界や政界の大物が遊んでいるのだ。
私を含めて価値の感じない人には到底理解出来ない世界である。
一度位は座敷でどんちゃん騒ぎも悪くないが。
世界に通用する京都の職人芸。
世界各国の実力者が京都に憧れる。
東京にはない凄みを感じた。