社長ブログカテゴリー記事の一覧です
立ち往生
こんなにも動かない事があるのか。
もう既に1時間以上まったく動かない状態が続いた。
山梨メイプルポイントゴルフ場からの帰り道、中央道八王子付近で事故があり、大渋滞に巻き込まれて立ち往生してしまった。
かなり余裕を見て早めに出たのだが、次の約束の時間まではまだ余裕があった。
しかし、立ち往生がしばらく続くような感じがしたので、万一の事を考えて早めに動いた方が良いと判断して歩くことにした。
K氏との対談があり参加者の方々もお金を払って来るので、時間に遅れる事は避けなければならない。
車から降りて中央道を歩きながら出口を探していると、道路公団の人がこちらに向かってきた。
ここは歩いたら駄目です、危険なので戻って下さいと言うので、こちらも約束があって待てないので、嫌ですと切り替えした。
押し問答が続いたあと、公団職員の方が付き添って最寄りのSAまで一緒に歩いてくれた。
酷暑の中、高速道路のアスファルトから放たれる熱に挟まれながら、汗びっしょりになって何とか高速道路を出て、最寄りの駅まで歩いた。
公団職員の方には感謝の念でいっぱいである。
見たことのない駅まで歩くこと20分、ここから乗り継いで八王子駅まで到着した。
すると、吉祥寺駅で人身事故があり遅れが出ていると言うので焦った。
また、立ち往生するのかと思ったが、約20分遅れで出発することが出来た。
対談には何とかギリギリで間に合ったが、炎天下のゴルフの疲れと立ち往生の気疲れ、そして酷暑の中を歩いて移動した事で、ヘトヘトになっていた。
そして、ドライバーが着いた時間と、こちらが到着した時間は、ほぼ変わらなかったと聞いて薄笑いするしかなかった。
本番
本番まで2時間あまりになった。
人生初となるタンゴ発表会の会場でリハーサルを終えたところである。
青山エリションハウスを貸切にして、ゲストを迎えて4組がアルゼンチンタンゴをお披露目する機会になる。
タンゴを始めて1年半になるが、人前で生演奏の中をショーのように踊るのは今回が初めてとなる。
果たして練習通りに最後まで上手く踊れるか、もちろん不安はあるがこれまで準備してきた事を出し切るまでの事である。
トップスタートとして存分に力を出し切りたいと感じている。
程よい緊張感で主人公を演じるかのような踊りを楽しみたいと思っている。
本番を迎えるにあたり、これまで様々なシーンがあった。
入試試験や資格試験、実技試験、野球の試合からゴルフ競技に至るまで、本番を迎える体験は様々だった。
今回はそれらの体験とは少し違っているようだ。
それは結果に対する評価が、自分自身の納得感によるものが大きいからだ。
つまり、第三者による評価で順位が決まることもなく、それにより気持ちが左右されることもない。
とはいえ、失敗したくないという気持ちがある。
練習では出来ていたが、本番になると出来なくなると言うのは、人前で恥をかきたくないと言う気持ちより強いかも知れない。
何れにせよ、趣味の境地でリラックスして楽しむことが肝要だと思う。
さて、本番までカウントダウンになった。
ゴルフコンペ
駅に到着すると予想に反して雨が降っていて、少し霧がかかっていた。
そして、思ったよりずいぶん気温が低くて寒く感じるくらいだった。
この天候でゴルフは気が乗らないと思いながら、大浅間ゴルフコースへ向かってみると、徐々に天気が良くなりプレーする時間帯は、素晴らしい天候になっていた。
第1回軽井沢ワクワクゴルフコンペが開催された。
A社が主催するコンペで、創業者のH氏の関係者が30名ほど集まっていた。
同じ組ではH氏の軽井沢繋がりのご夫婦と一緒にラウンドした。
別荘ライフで食事の店で知り合ったネットワークが繋がり、他にも数人参加されていた。
馴染みの鮨屋や鰻屋、イタリアンやバーでのコミニティは別荘仲間が集う場所になっていて、気が合う仲間同士がゴルフをしながら親交を深めている。
気持ち良くプレーした後、アットホームなイタリアンレストランで懇親会があった。
この店には大手金融機関の頭取や大企業の社長や役員が訪れているようだ。
この時期になると軽井沢の別荘で10月くらいまでハビテーションしている。
確かに何を食べても美味しく、新鮮な食材を生かした料理は絶品だった。
H氏が新卒第一号で入社したS社の創業メンバーと同じテーブルを囲んで、48年前の懐かしい思い出を語り合いながら盛り上がった。
時あたかも家族のような信頼関係で、仕事も遊びも限界値を超えて共に過ごしたようで、今となっては、両社とも立派な上場企業として成長している。
成績発表の時間になり、最後の優勝者の名前を聞いた時に喜びがピークになった。
第1回軽井沢ワクワクゴルフの優勝者に名前が刻まれて最高に嬉しかった。
目論見
何となく引き返してショップに入ったら、Y氏とばったり会った。
奥様と買い物をされていて、クラブで見かけなくなったと思っていたが、ご懐妊の様子にびっくりした。
ゴルフでご一緒したことがあり、若くて綺麗な方でY氏とは22歳の差がある。
Y氏はIT企業の経営者で60歳になるが、元気で孫と間違えられるのは必定、これから子育てとなるとパパ友にもびっくりされるだろう。
クラブの中にはY氏の他にもH氏、M氏が60を超えているが、奥様との歳の差が25〜30離れている。
どう見ても金が目的だと断言されそうな感じを受けるが、それはあくまでもこちら側からの解釈で事実はわからない。
友人のK氏は経済的な豊かさは少ないが、70歳で奥様とはWスコアになるが、一昨年に子供を産んでいる。
確率論では金があった方が若い奥様がいる場合が多いのは事実であり、周りには60歳を超えて余裕があり魅力的な方は惹きつけ力があるのは事実である。
今月で58歳を迎えるが、まだまだこれからだと密かに目論んでいる。
怪物
友人から久しぶりに良い映画だったので、3回も見てしまったと聞いて興味が湧いた。
是非、見た方がいいと言うので行ってみた。
スクリーンに入る前に必ずポップコーンの売場があるが、ピザとホットドッグがあって、美味しそうなので食べようか迷ったが、間食はいけないと信じ込んでるのでやめた。
カンヌ国際映画際の賞を受賞した「怪物」は解釈と事実をテーマにした内容で、見る人の観点で様々な捉え方があるのではないかと感じた。
一方の声を聞いて事実だと解釈する場合が少なくない。
特に親しい人や信頼している人物からの話は信じ込みやすくなっている。
あるいは、状況から勝手に推測して判断したり、部分的な要素から解釈している事も多々あるようだ。
怪物の映画も真実なんてない、それぞれの解釈でしかなく、事実は人によって異なるため、真実はこうだったと結論づけていない。
社会の構造も同じようで、事実はテレビや新聞などの情報により解釈しているのと同じで、真実なんかないのはよく理解出来る。
事実は人々の同意によって成り立っているので、せめて周りの人間関係だけは解釈を直ぐに出すのは気をつけていきたいと感じた。
売り手市場
戸惑いを感じた瞬間だった。
車の生産と受注にかなりのギャップが生じている。
ようやく新型アルファードのフルモデルチェンジの案内があった。
年初にトヨタの営業マンへ依頼してから半年が過ぎたころである。
ところが、ラグジュアリーのグレード車種の受注は制限されていて、正式な発注はまだ先になると言うので呆れてしまった。
人気車種で注文数がかなり多いため、そうせざるを得ないようだ。
まさに売り手市場の中でも、トヨタの一人勝ちの様相を呈している。
とはいえ、CMを流しているにもかかわらず、注文出来ないのは理解し難いことである。
おまけに、レクサスは全ての車種で抽選になっていて、まるでバブルの絶頂期に皆んながどんちゃん騒ぎをしているような感じで、何か違和感を感じている。
まさに売り手市場花盛りである。
Y氏の店で友人とディナーをしている時に、その話題になっていると、Y氏が来て今週にトヨタの会長とホンダの社長が当店で会食があると言う。
さすれば、Y氏からトヨタの会長に早く納車するよう頼んでみてくれると言う。
果たして、忖度があるのか否か、見どころである。
引き算
元社員のKから連絡があった。
お忙しい中、申し訳ありませんが久しぶりにお会いたいとの申し出だった。
Kは3年前に退職していて、父親が独立して居酒屋を経営する際にジョインしていた。
1年前に飲みに行った際は2店舗目を出店して、Kがそこの店長になっていた。
若手のスタッフと元気良く仕事をしていた印象があった。
それ以来となるが、Kは悩みを打ち明けて打開策を探っていた。
飲食店は光熱費に加えて原材料費の高騰で、原価が上がってしまい厳しい状況に追い込まれていた。
おまけに、若手スタッフも次々に辞めて行き人材不足にも拍車がかかっていた。
この先どうしたら良いか袋小路に入って出口が見つからない状態であった。
シンプルにひと言、今のやり方を捨てる事だと言った。
足し算ではなく引き算で、捨てたところに余白があり、そこへこれまでと違ったやり方を入れるのだ。
赤字続きの2店舗目を手仕舞いして、次の一手を講じるのである。
それも早ければ早いほど良いと伝えた。
Kは父親がその決断を渋っていると言うので、
難しいかも知れないと言っていたが、分岐点は間違いなく足し算ではなく引き算である。
それは決定的で、頑張って今のやり方を模索しながらジリ貧を続けていると、詰んで投了を迎えることになるだろう。
Kがどんな選択をするのか、次回会う時を楽しみにしている。
銀行
毎年恒例の銀行回りの時期になった。
決算の報告のため各支店長を訪ねているが、銀行によって様々な話の展開になる。
融資は勿論のこと、事業の組み立て方の提案から、SDGsやシンジゲート組成、相続対策向け物件委託など、見事に個性が分かれていることを実感した。
当社事業計画の設備投資で、7年間に24億円の資金調達の必要性を説明した。
含み資産の売却で自己資金を12億円調達しながら、残りの12億円を銀行融資で賄うスキームとして検討している。
基本スタンスとして、銀行はキャッシュフロー(償却前の営業利益)の範囲内で融資の支払い限度を定めている。
当社の場合には、年間2億5000万円のキャッシュフローがあるので、月の支払い金額を2000万円以内にする必要がある。
12億円を7年返済すると月の支払い金額は元本1428万円と金利100万円で1528万円くらいになる。
概ねイケるスキームである。
来年からはキャッシュフローも3億から増え続けて、7年後には10億円近くまで伸びる事を考慮しても、無理のない調達計画である。
含み資産の売却は少々もったいない気もするが、半分は自己資金を準備しないと、銀行もさすがに首を立てに振らないだろう。
平行宇宙
いったいどこに行っていたのだろうか。
それはまるで平行宇宙の別次元へ移動していたかのようだった。
まったく何を話していたのかわからなくて、後から皆んなの会話を呆然と聞いていたが、さっぱり内容がわからなかった。
アイアイアソシエイツの哲学セッションで、6名が参加するクラスも終盤に差し掛かっている。
セッションをリードしているK氏の話がまったく入ってこない。
それどころか、ここに居ない状態で肉体だけ置き去りにして、意識は向こう側へ行っていたようだ。
まるで映画のシーンの本棚から本が落ちて、裏側の平行宇宙からサインを出しているような感じである。
それを説明しようにも理解されるはずもなく、米国大統領のバイデンが俳優だと説明しても理解されないのに等しいくらいだ。
どっかに行ってしまっている状態は、今回が初めてではない。
過去のセッションでも幾度も体験していて、リーダーに薄笑いされる時もしばしばあった。
気になっている事があり、そっちの方に意識が向いている状態とも異なり、本当にもぬけの殻になってしまうのだ。
もしかしたら、平行宇宙からサインが出されているのかも知れない。
餃子
餃子を注文すると、これから焼きますので少々お待ちくださいと言われた。
どこかの老舗の鰻屋で、注文してから5分で出てくるところとはまったく違っていた。
当たり前の事だが、普通に丁寧なオペレーションをする店はそう多くないようだ。
ここ餃子の王将は東京での第一号店舗で、有楽町のガード下にある人気店である。
日曜日のお昼前にもかかわらず満席で、店に入るまで20分近くかかった。
出てきた餃子は最後の6個目まで温かく、とても270円とは思えないほどの美味さだった。
それほど大きくはないが、餃子としての存在感が大きくて、納得できる餃子に出会えて大感激する一方で、餃子も喜んで口の中でぴょんぴょん跳ねているような食感があるのだ。
看板メニューとはいえ、ここまで愛おしい餃子が食べられる店は同じ王将の中でもないだろう。
また、珍しくワインのバリエーションも豊富で、蒸し鶏とクラゲの前菜を食べながら白ワインもいいし、タマゴとトマトの炒め物でソーヴィニオンも楽しめる。
カウンターがなく、テーブル席だけでゆっくり飲みながら食べれる店になっている。
回転させながら客単価を抑えた店とは鮮明な違いがある。
餃子の味もそのゆとりがもたらしているようにも思えた。
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